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それは急の話でした。
福島県南相馬市でボランティア活動に従事されている方が、雅楽演奏者を
探しているという。是非南相馬に来てくれないか?という内容。
演奏日は3月11日。そう、震災から丁度一年目のその日です。
神奈川県の仏教会が慰霊法要を行うのに伴い、雅楽の演奏をお願いしたい
というのが具体的な内容でした。

 


私がこの話を聞いたのがその一か月前の2月22日。その二週間後に
第二次の演奏を企画していただけに、中二週間で東北に行くのは体力的にも
経済的にも大変であった為に、一旦はお断りした話でした。
しかしながら、担当者の熱心なお誘いにより皆で相談して行く事に決めました。
この南相馬行きが、それ以降の我々の被災地訪問の根幹と為す事になるとは
夢にも思わなかったです。

 


慰霊法要での雅楽演奏。法要で演奏出来る音楽は雅楽ぐらいなものでしょう。
雅楽演奏の他、奉納舞楽として「陵王」も演奏。
その後、道の駅「南相馬」に移動し、そこでも演奏をしました。
聞いている方はボランティアの方がほとんどでしたが、少しでも癒されて
頂けるならば、我々としてもこんな嬉しい話はありません。

 


この遠征は、前日に富山県高岡市で演奏後の夜行でした。
楽器やら装束を満載した車二台に分乗し、しかも交代で運転だったので
流石に疲れました。この演奏後、高岡での演奏の謝礼金を原資として
福島・高湯温泉に宿泊。素晴らしい温泉とお食事でした。
ただ、風評被害のせいか客が我々だけという何とも寂しいものでした。
福島に来て温泉入るだけでも立派な支援なんだ、と改めて思いました。
以来、高湯温泉が我々の定宿となっています(もちろん自腹ですよ)。 

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