【先天性門脈体循環シャント】はなちゃんの命を救いたい

この度は、たくさんのプロジェクトの中から、こちらのページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

長文になりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

▼自己紹介

はじめまして。はなちゃんの飼い主の福岡県在住の山本と申します。

現在、はなちゃん(1歳)らいくん(2歳)ゆき(8歳)と暮らしております。

※普段の呼び方で記載

3匹の猫はいずれも外の世界で放置され、1人で生きていけない状態で保護した子たちです。

※上から(はなちゃん)(らいくん)(ゆき)

 

▼はなちゃんとの出会い

はなちゃんは2023年10月15日に、熊本県に住む姉が保護しました。

車の交通量が多いお店の裏で、痩せた子猫が土を食べていたので心配で近づくと、靴を食べ物だと思って噛じりついてきたそうです。

見兼ねて家の中へ。

義母から、これ以上は飼えないから公園かどこかに捨てて来なさい。と反対された為、里親が見つかるまで実家で預かって欲しいと翌日私の元へ連れてきました。

※保護した日のはなちゃん

※保護翌日の猫風邪はなちゃん

 

鼻水とヨダレも出ていたので翌日A病院へ。猫風邪と足も怪我していたことが分かり、縫合処置とお薬を処方してもらいました。

※保護3日目病院頑張ったはなちゃん

 

はじめての病院でも威嚇することなく、とてもお利口さんでした。

人懐っこく甘えん坊な性格で、毎晩、体にピタッとくっついて安心して眠る姿がとても愛おしく、ずっと守っていきたい気持ちになりました。

一昨年に保護したらいくんを最後に動物は飼わないと心に決めていましたが、里親探しをやめて家族として迎え入れることにしました。

※保護4日目まだガリガリ

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

安心して過ごせる家猫になって1年もたたないうちに、外科的手術でしか助からない先天性門脈体循環シャント(肝内性)と診断されました。

内的治療のみでは1年もつかどうかの余命が短い発症率2%の難病です。

お恥ずかしい話なのですが、自身の経済力は一般的な収入よりも低く、貯金の準備もないため、日々の検査・投薬・療養サポートなどで精一杯な状況です。

※はなちゃんを心配するらいくん

 

高額な手術費、手術のリスクに対する不安で悩み苦しみました。

このまま家で余生を過ごさせることも何度も考えました。

はなちゃんにとって何が正しい選択なのか分からなくなり、時間の許す限り、論文を読んだりありとあらゆる情報を調べかき集める日々を過ごしてきました。

 

同じ病気の飼い主さん、門脈シャントに詳しい獣医師さん、様々な方にコンタクトをとるなどして、なんとか他に助けられる道はないのかと必死に探しました。

ですが、このままの内的治療だけでは生きられず、病気を根治するには手術するしかありませんでした。

※痙攣発作時の動画の静止画

 

発作や肝性脳症による神経症状がおこると、一時的に失明し意識障害がおきます。（※8/7時点で7回の発作）

日に日に症状は悪化しています。

 

食後は特に解毒できない毒素が脳までまわり、意識が朦朧とし震えがでて、真っ直ぐ歩くこともできず、なにもないのに転倒したり、毛づくろいでさえ自分の体を支える力がありません。

 

辛い時間を震えながら目を閉じじっと耐え、ふらふらになっても嘔吐を繰り返しても生きるためにご飯を食べてくれる。

苦しい時間を乗り越え、回復してくれる。その繰り返しの日々です。

※足に力が入らず歩行困難な時

 

まだこの世に生まれて1年、元気に過ごせたのはたった半年。

人間で例えるなら17歳ほどです。

健康を取り戻して元気に遊ぶ姿が見たい。

たくさん食べて気持ちよく寝て、もう十分楽しんだと思うまで生きて欲しい。

そんな思いでプロジェクトを立ち上げました。

※1歳になったはなちゃん

 

若さと体力もある、食欲もある今だからこそ、完治が望める手術をする決断をいたしました。

無責任で不甲斐ない飼い主だと重々承知しております。

ですが、どうかはなちゃんの明るい未来の為に、暖かいご支援の程よろしくお願いいたします。

※シャント猫の特徴、目が銅色

 

▼病気までの経緯

今まで暮らしてきた猫たちと比べると、成長が遅く体も小柄なほうで、歩行もゆっくりめ、ジャンプの失敗もたまにありました。

 

人をジーッと見つめる癖や、何を考えているのか分からないような不思議な行動もありましたが、どれも個性だと思っていました。※病気による成長不良や運動失調と後で知る

※体が大きくならないはなちゃん

 

2024年4月のはじめ頃、発情期と異常行動が同時にありました。窓の外には毎日のようにオスの野良猫がきていました。異様な鳴き声で家の中をうろうろ、外に出ようと窓の前に待機し、落ち着きもなく暴れたり。

 

同じところをぐるぐる徘徊してはふらふらしながら壁に頭をぶつけたり(ヘッドプレス)過剰な行動もありました。※肝性脳症の神経症状と後で知る

かかりつけのA病院に連れて行き相談したところ、避妊手術の為の血液検査を行うことに。

 

検査の結果、貧血があったので先に貧血の治療をし避妊手術を5/18に行いました。

 

▼病気の疑い

6月3日

はじめての発作が起きました。口から泡を吹きながら痙攣、聞いたこともないような低いうめき声を発しながら失禁しました。

 

発作後は一時的に失明し、呼びかけにも無反応で、暗いところに隠れ何時間もビクンビクンと震えながら耐えていました。※A病院に連絡したところ、様子を見て水を飲ませるように指示があり翌日A病院へ。

 

6月4日

血液検査の結果、エイズ白血病は陰性でしたが、貧血に加え、(通常アンモニア基準値0〜170)のところ、アンモニア数値567・胆嚢肝機能数値109と異常な数値を示しました。

先生からシャントかもしれないと…。

更に1週間後に食前数値を再検査することになりました。

 

6月11日再検査

食前アンモニア数値371。

この日正式に『門脈シャントの疑いあり』と病気の説明を受けました。

 

6月13日

総胆汁酸も15.4と143.1と異常数値を示しました。

更に詳しく病気の特定をする為に、CT検査ができるB病院を紹介されました。

 

▼診断結果

6月21日B病院でのCT検査

先生『はなちゃんは、肝臓の中にシャントがある先天性肝内性門脈後大静脈シャント。肝外シャントであればうちで手術はできるが、肝内シャントは珍しく難易度が高いのでうちでは手術ができない。手術可能かどうか、はなちゃんの画像データを別の獣医師さんに見てもらいその結果をまた教えます」と。

6月23日 別獣医師さん診断コメント

『先天性左区画肝内門脈後大静脈シャント』

「はなちゃんのシャントは手術可能であるが、合併症のリスクが高く注意が必要」

 

●先天性体循環門脈シャントとは

生まれつきの血管形成異常があり、本来肝臓で解毒されるはずのアンモニア等の毒素が、門脈と全身の後大静脈を繋ぐ余分な血管(シャント)によって、解毒を受けないまま全身を巡ってしまうことにより、様々な合併症を引き起こす病気です。

血中から毒素が脳に達して、肝性脳症の神経症状(ヨダレ・嘔吐・ふらつき・食欲不振・異常行動・意識障害・一時的失明・発作・昏睡等)が起こります。

※検査でお腹を剃毛しました

 

▼手術に至るまで

猫の門脈シャントは稀なうえ、はなちゃんは、肝臓外ではなく肝臓内にある更に稀な肝内性になります。

肝臓外よりも難易度が高く、国内でもこの手術をできる先生が大変少ないのが現状で、プロ中のプロといわれる先生にしかお任せできない手術になります。

※遠征前日の七夕はなちゃん

7月8日

遠方になりますが、その先生がおられるC病院にて、手術が可能か3D検査と血液検査を行いました。

答えにくいであろう質問にも全て誠実に答えていただきました。

『これから悪くなる一方でそう長くは生きることができない。薬漬けの日々から解放して、根治を目指す手術をする』という力強い言葉に勇気をもらい、先生が肝内手術を担当した子たちは今も元気に生きているということも知りました。

1回目でシャントを締めるだけでもだいぶ体が楽になるはず、と。

6/4に門脈シャントを知った絶望の日々から、はじめて希望の光が見えました。

 

▼手術内容

手術はピンポイントで行う結紮術になります。

2～3回に分けて行う必要があり(1回でシャントを締めきると別の部分に弊害が起こるリスクがあり、門脈圧を測りながら慎重に行う。ほぼ2回目で締めることができる。肝臓が育った3ヵ月後に2回目の手術を行う)とのことでした。

 

また、1番心配な術後に起こる可能性のある結紮後発作症候群の発作についても、手術前日から発作止めの投薬、術後3日間を24時間体制でしっかり管理するとのことでした。（残念ながら発作止めの効果は気休め程度とのこと）

 

●手術日程

・8月19日入院

・8月20日手術

・8月23日退院予定

※万が一、輸血が必要になった場合に備えて、前日に家猫も2匹一緒に連れていきます。（病院内にも輸血できる猫ちゃんがいるそうですが、家猫からお願いしたいと思います）

 

▼目標金額

 

●目標金額　1,240,000円

(内訳）

○手術入院費1回目700,000円

○術後発作時入院費200,000円

（1日4～5万×4日間）

○術後3ヵ月の検査処置費150,000円

○手数料14%175,000円

○税10%17,500円

 

●6月4日以降にかかった医療費

計217,625円

※当たり前ですがこちらは含めません

※A病院57,700円

※B病院86,856円

※C病院73,060円

 

▼今後の活動について

はなちゃんに関する報告、手術・検査・通院・かかった費用など、分かり次第こちらで報告させていただきます。SNS(現在Xのみ)でも報告いたします。

 

▼リターンについて

リターンについては詳細のほうで記載させていただきました。

はなちゃんの今後の治療費を頑張りたいので、感謝の気持ちを込めてハンドメイドいたします。

リターン予定日については、はなちゃんの術後が安定してから行っていく予定です。お時間いただく場合はご報告いたします。

 

▼最後に

外の過酷な環境で、たった1人で土を食べても生き延びた子です。

はなちゃんの生命力を信じています。

はなちゃんの病気を根治させるため、暖かいご支援、お力添えのほど、よろしくお願いいたします。

乱文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

＜プロジェクトについて＞

（１）資金の使途

はなちゃんの先天性門脈シャント(肝内性)の手術入院費とそれに付随する3ヵ月間の検査処置等の治療費にあてます。

 

（２）目標金額と資金の内訳
目標金額：1,240,000円
（資金の内訳）
・今後の治療費：1,050,000円（C病院）
・クラウドファンディング手数料（税込）：190,960円

 

（３）集める資金を使用しての治療期間

2024年8月19日～2024年11月20日

※治療内容や治療費、治療期間は動物病院の確認が取れています。

 

＜ご支援にあたっての注意事項＞

▶︎ 1. ペット保険について

①ペット保険による補償の有無：無

▶︎ 2. 万が一の場合の代替の資金使途について

万が一を考えたくはありませんが、はなちゃんが亡くなってしまった場合、いただいた支援金については、返金はせずこれまでの治療費に当てさせていただきます。

▶︎ 3. 問い合わせ先について

本クラウドファンディングに関するお問合せは以下までご連絡ください。

連絡先：hanaraiyuki@gmail.com

▶︎ 4. 掲載している資料について

ページ上に掲載している診断書や診療明細書などの資料は全て動物病院から掲載の許諾を得ております。

▶︎ 5. 治療方針などが変更になった場合について

プロジェクト実施完了までの間に、治療方針や治療の要否に変更が生じた場合、支援者の皆様、READYFOR事務局に速やかにお伝えします。

▶︎ 6. READYFOR事務局からのご連絡

ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関しては、以下のガイドラインもご確認ください。

【ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関する当社の考え】

https://legal.readyfor.jp/guidelines/launching_project/pet_care/