櫨ノ谷窯、里山カフェプロジェクト、終了のご報告
私たちの里山カフェ・リノベーションプロジェクトは、昨月末にすべての工事が終わりました。元牛小屋の古い建物が「cafe Reed」に生まれ変わりました。皆様のご支援、本当にありがとうございました。
以前ご報告の通り、カフェのプレオープンも無事終了しました。新設のギャラリー「KAI」でコラボレーション企画をした紙漉思考室の前田さんや、デザイナーの中川さん、無農薬に取り組む農家さんたちなどモノ作りにかかわる人たちとの多くの出会いもあり、収穫の多いイベントになりました。
農家さんたちとはイベント後に設けた会合で、情報交換と販売ルート作りのためにグループを作って取り組むことになりました。
カフェを拠点に、田舎でモノ作りにかかわる人と、訪れた人とが交流する場を作りたいという私たちの思いが、早くも一つの形になりつつあるかもしれないとワクワクしています。
入口にはサインを取り付けました。
照明や厨房器具、そして先代の吉野魁が使っていた作業台を活用したカウンターも作りました。
皆様からご支援いただきました資金は、全額カフェの工事費に使用させていただきました。工事費は総額で3,703,213円。そのうち内装・給排水・空調・換気・照明・電気・サイン・家具・什器備品に2,510,347円、植栽・外構に1,192,866円となりました。
皆様にお約束したリターンについては、ほとんどお送りできましたが、青唐津鉢のみ、前回の窯の結果が悪く、遅れております。今月中旬に窯焚きを予定しておりますので、月末か来月早々にはお送りできると思います。お待たせして大変申し訳ございませんが、もう少しお待ちください。
また、ご支援いただいた方のお名前を刻んだ記念板も少し遅くなっていますが、今月中には完成し、店内に飾ることができそうです。
カフェのスタッフは窯のお弟子さんでと考えています。モノ作りを志して単身飛び込んで来てくれるお弟子さんにとっては現金収入を得る機会になるとともに、お客さんにとっても、スタッフとの会話は窯元カフェならでは貴重な体験になるのではないかと思います。本格開業は、人員確保や就業時間の調整などまだ宿題もあり、まだはっきりと申し上げる段階にはありませんが、おおよそ来春GWあたりを考えており、決まり次第、新着情報でご案内させていただきたいと思います。
また、近隣の方のご協力で、スタッフの寮として古民家を借り上げることもほぼ決まりました。この古民家は大きな建物なので、寮だけでなく少しリフォームして、窯や畑での労働体験を求めてくる人たちを泊めることのできる部屋も作りたいと思っています。
Ready forさんのお力を借りて行ったこのプロジェクトはここで一区切りとなりますが、私たちが櫨ノ谷窯を起点に夢見る地域再生プロジェクトはまだ始まったばかりです。このサイトを通じて出会うことのできた皆様には、今後も私たちの活動をぜひ見守っていただきたいと思っています。最後になりますが、ご支援本当にありがとうございました。