まずは足元から・・・

 

声なき声・・・

自然の声に耳を傾けたことはありますか？

野鳥のさえずりや小川のせせらぎだけではなく、大地も花々も虫たちも声なき声を出しています。
しかもそれはわたしたちに対するメッセージのように・・・

 

 

2011　3.11
すべてを失った方々が着の身着のままで、故郷を離れ全国各地へ避難しました。
やがて、原発事故による被爆を恐れて北海道（札幌）へ避難する方々へと変化していきました。

震災当初から避難してくる方々への支援活動をしている最中、ひとつのニュースが流れました。

 

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　札幌市白石区のマンション室内で２０日、女性２人の遺体が発見された。

 

　北海道警札幌白石署は、この部屋に住む姉妹とみて身元の特定を進めているが、妹には知的障害があり、２２日の解剖結果などによると、姉が昨年１２月下旬に脳内血腫で病死し、残された妹は自力で生活が出来ず、今月中旬までに餓死同然で凍死したとみられている。

 

　発見時、姉とみられる遺体はフリースの上にジャンパーを着るなど、室内と思えないほど厚着をしていた。妹とみられる遺体は膝まで布団を掛けてベッドに横たわっていた。極度にやせ細り、胃の中は空っぽだった。
料金滞納のためガスは１１月末に止められており、室内は冷え込んでいたとみられる。

 

　札幌白石署によると、昨年１２月１５日に家賃滞納分の振り込みがあり、それから数日内に姉が急死したとみられる。同２０日に「１１１」など複数の発信記録が姉の携帯電話にあった。残された妹が１１０番など何らかのＳＯＳを出そうとしたのかもしれない

 

（*2012年1月に配信されたニュースの抜粋です。）

 

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3.11や原発事故による被災（者）は、TV,新聞などのニュースによって探さなくても、目に、耳にすることができます。
世界中には紛争、貧困、飢餓・・・　親を亡くし、子を亡くし、傷つき、今日も多くの難民たちが家もなく、一日に一食食べることもままならない状況であることも、メディアによって見たことがあると思います。

 

メディアでは取り上げないけど、同じようなことが日本の、わたしたちの身の周りにもおこっていました。
この姉妹は高齢者でもなく、40代でわたしとほぼ同年代でした。
普段、私たちが耳にすることのない助けを求める声なき声が、遠い世界ではなく身の周りにもあったのです。

 

その後、児童福祉の状況などを知ることで、日本は豊かで、平和で、安全といいながらも、世の中に順応できず愛を享受することもできずに過ごしている方々が思いのほかたくさんいることを知りました。
これらの出来事は、ガーデンを作るきっかけのひとつとなりました。

 

彼らに必要なのは生活支援だけなのでしょうか？

 

もちろん、それも大切です。
物資や金銭の支援は誰でもできることではありません。

 

しかし、声を聴くことは誰にでもできるのです。
それぞれの胸のつかえをおろそうとしているひとたちのそばに寄り添うことはできるのです。

 

ハーブを植えていて思うことは、花に誘われてハチたちが訪れるように癒しを求めるひとたちも花のもとへ訪れます。
まるでお互いに声なき声を共有するかのように・・・。

 

ガーデンは誰でも好きなときに訪れることができます。
どうぞ、花々とハチたちに語りかけてみてください。
そして、声なき声に耳をすませてみてください。

 

花に癒されたハート（心）が声なき声を聴くことができるかもしれません。
そして、訪れているひとたちにも微笑んであいさつしてみてください。
その微笑だけで、救われるひとたちもいます。
そして、安心して救いの声を発するかもしれません。
そうすることで、癒しが伝播されていきます。

 

 

このガーデンのコンセプトにぴったりな歌がありました。

ぜひ、お聴きください。

 

Make a little space...　　Make a better place
小さくてもいい　愛のある場所を作ろうよ

Heal the world...　　Make it a better place
この世界を癒そう　もっといい世界にしよう

 

Heal The World（日本語字幕付き）

（とても良い日本語訳です）

 

もうひとつ、映像が語りかけてくるとても良いバージョンになっています。

Heal The World

 

みなさまにとって、今日が善き日になりますように。