被爆体験と平和への願いを次代へ-継承プロジェクト、スタート!

支援総額

737,000

目標金額 700,000円

支援者
75人
募集終了日
2020年2月20日

    https://readyfor.jp/projects/hibakusha-peace-projects?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロジェクト本文

終了報告を読む

ネクストゴールにもご協力下さい!

-第一次目標を達成しました―

 

この度は皆様方のご支援により70万円の目標額を達成することができました(総事業費の約半分にあたります)。

本当にありがとうございました。ノーモア・ヒバクシャ会館のホームページを作成し絵本を発刊する計画が現実のものになってきました。

 

よろしければ「ネクストゴール」にもご支援ください。

 

  目標金額 30万円

  使  途 絵本の原画展を行う

 

絵本『北の里から平和の祈り』(完成は今年夏の予定)をできるだけ多くの子どもたちに届けたいと思います。そのためにも、藤本四郎さんの絵本原画展を全国各地で開催します。原画展開催のためにご支援いただければ幸いです。なお開催の情報はツイッターとホームページ(今春アップ予定)でお知らせします。

 

北の地から被爆体験と平和への願いを-

語り伝えたい、受け継ぎたい-継承プロジェクトをスタートさせます

ホームページを立ち上げ絵本を製作します

 

北海道には271名の広島・長崎で被爆した方々がいます(2019年3月末現在)。1960年に北海道被団協(現被爆者協会)をつくり、被爆者の援護策を求めるとともに、何よりもあの惨禍を繰り返してはならないと、自らの被爆体験を語り伝えてきました。そして支援・連帯する市民の力で札幌市に北海道ノーモア・ヒバクシャ会館が建てられ30年近くがたちます。そこは、広島・長崎に次ぐ日本で3番目の原爆資料展示館でもあります。

 

       (写真はヒバクシャ会館と展示品の一例)

 

被爆者の活動は、戦後の平和を支える上で限りなく大きな役割を果たしてきました。しかし、高齢化が進み語ったり活動したりできる人はごくわずかになってきました。

 

私たちは今のうちに被爆体験と彼らの平和への思いをきちんと記録し、それを継承する方法を考える必要があると考え、継承プロジェクトを発足させました。

 

そこではまず、若者から年配者まで、幅広い世代の人たちが学べるノーモア・ヒバクシャ会館のホームページをつくります。そしてまた、ノーモア・ヒバクシャ会館の絵本を作り、子どもたちに平和の大切さを伝えます。

 

この事業には細かい経費を除いて、最低でもおよそ150万円の費用がかかりますそのうちの約半分をクラウドファンディングで準備させていただきたいと考えています。皆様のご協力を心からお願い致します。

 

なお、支援者のお名前を「被爆者協会支援者芳名録」に記載し永久保存したいと思います(リターンの項をご覧下さい)。

 

<費用の内訳>

    ホームページ 日本語版サイトデザイン 400,000円

               英語版サイトデザイン    300,000円

              撮影・編集等       120,000円

              絵本出版内金       700,000円 

 

 

プロジェクトではこんなことを

 

ヒバクシャ会館のホームページを作ります-

〇被爆者の証言を動画と文章で掲載します。

〇ノーモア・ヒバクシャ会館所蔵の展示品と原爆の絵を紹介します。

〇新着情報や「知っ得・なっ得-核兵器・核被害」(仮称)のコーナーを設けます。

〇とくに若者や女性の視点を生かします。

〇日本語版のみならず、英語版も作成します。

 

(写真上は展示室全景、下はJICAの企画で来館した南アフリカの青年たち)

 

ヒバクシャ会館の絵本を発刊します-

ノーモア・ヒバクシャ会館の絵本を発刊し(『北の里から平和の祈り-ノーモア・ヒバクシャ会館物語-』)、子供たちに平和の大切さを伝えます。

 

詩人・児童文学作家こやま峰子さんと画家渡辺あきおさんによる渾身の作が進行中です。2018年夏にこやまさんが会館を訪ね、首の折れた長崎の被爆マリア像に着想を得られました。高校生・大学生による英訳の構想も進んでいます。

(左は首の折れたマリア像。右はこやま峰子さん作・渡辺あきおさん画『心に残る愛唱歌』東京書籍、2004年。画像は著作権者の許諾済み)

 

こやま峰子さん

詩人・児童文学作家。赤い靴児童文化賞、日本児童文芸家協会賞、フランス・エビアン市文化賞、巌谷小波文芸賞、児童文化功労賞をはじめ、数々の賞を受賞。詩集に、『さんかくじょうぎ』(銀の鈴社)、『ぴかぴかコンパス』(大日本図書)、『しっぽのクレヨン』ほか三部作詩集(ともに朔北社)、『こもりうたのさんぽみち』(女子パウロ会)ほか。絵本に、『地雷のあしあと』(小学館)、『いのちのいろえんぴつ』(教育画劇)、『にじいろのしまうま』(金の星社)、『エマおばあちゃんとモミの木』(平凡社)、『希望の義足』(日本放送出版協会)、『たからものがいっぱい』『いのりの石』(ともにフレーベル館)ほか。他に、エッセイ『ノクターンの旅人たち』(大日本図書)など著書多数。ユニセフ、赤十字国際委員会、難民を助ける会などの活動資金となるキャンペーン・ブックも手掛けており、自身の戦争体験と平和へのメッセージを語る講演活動も行っている。

 

渡辺あきおさん

イラストレーター・画家・挿絵画家。日本児童出版美術家連盟会員。虫プロダクションでアニメーションの製作に携わり、フォルム洋画研究所で絵画について学ぶ。TBS『まんが日本昔ばなし』で美術背景を担当。その後、絵本、挿絵、装丁などで活躍。絵本『ジャンボゴリラとこどもたち』(こやま峰子作、カワイ出版)で1993年度赤い靴文化賞特別賞。その他『すきすきおかあさん』(PHP出版社)、『ゴリラのパンやさん』(金の星社)、『心に残る日本の愛唱歌』(東京書籍)、『つららのぼうや』(新日本出版社)など多数。2000年に画集『猫のおしゃべりと海の向こうで見た風景』(アートプリントジャパン)、2002年に第2画集『猫と出会った風景』(情報通信社)を刊行。動物愛護協会、ユニセフなどのカードにイラストを提供する。紙芝居、ポストカードブックなども手がける。

 

※都合により、絵本の画家が渡辺あきおさんから藤本四郎さんに変更になりました。新着情報をご覧下さい。(2020.1)  

            

 

あと何年語れるだろうか-

 

1945年、15年にもわたるアジア・太平洋戦争は終わりました。2020年は戦争が終わって75年目の節目の年です。

 

日本人310万人、アジアの人々3000万人が犠牲になったあの戦争を私たちは決して忘れることはできません。とりわけ一瞬のうちに町が焼き尽くされ、20万人を超える人々が亡くなり、生き残った人々にも様々な放射線障害をもたらしてきた広島・長崎への原爆投下……。

 

戦後の日本はこの戦争への深い反省から出発しました。

 

被爆者は、子や孫たちの代にふたたびあのような地獄を引き起こしてはならない、と自らの辛い体験を多くの人々に語り、戦争と核兵器のない世界を求めてきました。しかし、高齢化が進みあと何年語れるだろうか、と被爆者は言います。

 

(写真は95才の小野崎浅治さん)

 

 

平和学習の大事な拠点・ヒバクシャ会館

 

北海道にはかつて1000人を超える被爆者がいました。そして毎年8月6日に札幌に集まり、亡くなった家族や仲間の追悼会を行ってきました。ある時、道東・網走の近くに戦後開拓で入った被爆者が、「札幌にきたらみんなと話ができて、くつろげる場所がほしい」と語りました。この話が支援者に受けとめられ、大きな運動に広がりました。

 

「平和のレンガをあなたもひとつ」と呼びかけられた500円レンガ募金。海外の人たちも含め30000人もの人たちの熱い思いが1991年12月、ついに北海道ノーモア・ヒバクシャ会館を作り上げたのです。いま会館は、1階が被爆者協会の事務所、2階が原爆資料展示室、3階が研修室と図書室になっています。

 

ノーモア・ヒバクシャ会館は平和学習の大事な拠点です。私たちは、ホームページを通して、そして絵本を通して、被爆体験と平和への思いを、大人から子どもたちまで、日本だけではなく世界へと広めていきます。

 

(高校生に被爆体験を語る)

 

(会館で行われたジョー・オダネル展「焼き場の少年」をみて語り合う小学生)

 

 

継承プロジェクトは私たちが担います

 

継承プロジェクトは、札幌市被爆者の会会長廣田よしのりさんを顧問に、被爆二世、被爆二世プラスの会会員、青年・学生、そして被爆者協会事務局員と、年齢も仕事も異なる10名の幅広い人々が担当します。それぞれが様々な思いをもって被爆者とともに歩んできました。

 

大変だけれどやりがいのある仕事に、私たちは力を合わせて取り組んでいきます。

 

 

プロジェクトは代表者北明邦雄のほか次の2名が実行責任者となります。

 

   大谷 博(おおたにひろし)被爆二世

    母は広島で被爆しました。母のもとに何度も通いその体験を聞き取りました。これを語り伝えるのが私 

       の役目だと思っています。

 

   斎藤 哲(さいとうてつ) 被爆二世プラスの会会員

      少年の頃から被爆者運動・会館建設運動にかかわってきました。被爆・被曝・ヒバク、現代の核問題

      に幅広く取り組んでいます。

 

 

 

プロジェクトの概要

 

<リリース完了予定日>  2020年2月29日

<ウェブサイト・アプリの内容>

広島・長崎につぐ第三の原爆資料展示館が札幌市に。

ヒバクシャの体験と平和への思いを記録し次代に継承するためノーモア・ヒバクシャ会館のホームページを立ち上げます。

展示品、証言動画、様々な情報をアップします。英語版も作ります。

あわせて絵本を製作し子どもたちに平和の大切さを伝えます。

   製作物:絵本

   出版完了予定日:2020年5月3日

   著者:こやま峰子作/渡辺あきお画 藤本四郎画(2020.1更新)

   発行部数:2500部

   使用許可が必要な内容:なし

   作成状況:第三稿完成

   出版物の内容:北海道ノーモア・ヒバクシャ会館物語

   出版社:北海道内の出版社を予定

 

 

 

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/hibakusha-peace-projects?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロフィール

若いころに聞いたある被爆者の話が忘れられず、退職後被爆者の仕事を手伝うようになりました。どう継承するか、チャレンジしたいと思います。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/hibakusha-peace-projects?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

リターン

1,000


私も支援

私も支援

①お礼のメールをお送りします。
②こやま峰子さん・渡辺あきおさんの絵葉書1枚を郵送します。
③「被爆者協会支援者芳名録」にお名前を記載し保存します。

※絵葉書はこやま峰子さんと渡辺あきおさんの作品『あだなはかっぱ かっぱっば』の一場面です。

※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。



支援者
14人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

3,000


広がれ世界へ

広がれ世界へ

①お礼のメールをお送りします。
②佐藤千穂さんの絵葉書5枚セットを郵送します。
③「被爆者協会支援者芳名録」にお名前を記載し保存します。

※佐藤千穂さんは小樽市に生まれた画家・造型家。ガラスや板、和紙、布等の上に、油彩や水彩、アクリル、その他さまざまな顔料で自由に表現した。流木を用いた造型も試みた。その透明感と開放感のあふれた作品には全国各地に多くのファンがいた。洞爺湖町の舞踏家川端ひろ子さん(被爆者、故人)としばしば「絵と踊り」のコラボレーションも行った。毎年開かれる被爆者の追悼会には絵葉書を無料で提供してくれた。2019年1月、病気のため52歳で逝去。

※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。 

支援者
13人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

5,000


被爆者とともに

被爆者とともに

①お礼のメールをお送りします。
②越智晴子さんの証言DVDを郵送します。
③「被爆者協会支援者芳名録」にお名前を記載し保存します。

※越智晴子さんは前北海道被爆者協会会長。22歳の時西宮の自宅から兄夫婦のいる広島に行き、爆心から1.7km離れた千田町で被爆、大けがを負い原爆症にさいなまれてきた。やがて夫の故郷北海道に移り住み、30代後半から自分の被爆体験を語り、戦争と核兵器のない世界を訴えた。2015年逝去。亡くなる直前まで記憶鮮明に語り続けた。このDVDは2013年大学生のインタビューに答える形で作られた。札幌市(企画・制作)の承諾のもとに作成。22分。

※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

10,000


子どもたちの未来へ

子どもたちの未来へ

①お礼のメールをお送りします。
②こやま峰子さん作・渡辺あきおさん画の新刊絵本(『北の里から平和の祈り』2020年5月3日発刊予定)を郵送します。(画像はイメージ)
③「被爆者協会支援者芳名録」にお名前を記載し保存します。

※ストーリー:7歳のまり子は長崎で被爆し、父と母を失い祖母と二人きりになった。まもなく祖母が子どもの頃に過ごした北海道へ。まり子の手には被爆した小さなマリア像が大事に握られていた……。

※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

支援者
27人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

30,000


がっちり支援Ⅰ タイプ

がっちり支援Ⅰ タイプ

①お礼のメールをお送りします。
②こやま峰子さん作・渡辺あきおさん画の新刊絵本(『北の里から平和の祈り』)+佐藤千穂さんの絵葉書5枚セットを郵送します。
③「被爆者協会支援者芳名録」にお名前を記載し保存します。

(画像はイメージ、毎年8月6日に行われる原爆死没者追悼会)

※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

50,000


がっちり支援Ⅱ タイプ

がっちり支援Ⅱ タイプ

①お礼のメールをお送りします。
②こやま峰子さん作・渡辺あきおさん画の新刊絵本(『北の里から平和の祈り』)+越智晴子さんの証言DVDを郵送します。
③「被爆者協会支援者芳名録」にお名前を記載し保存します。

(画像はイメージ、2015年、ニューヨークで被爆体験を語る眞田保被爆者協会会長)

※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

100,000


がっちり支援Ⅲ タイプ

がっちり支援Ⅲ タイプ

①お礼のメールをお送りします。
②こやま峰子さん作・渡辺あきおさん画の新刊絵本(『北の里から平和の祈り』)+佐藤千穂さんの絵葉書5枚セット+越智晴子さんの証言DVDを郵送します。
③「被爆者協会支援者芳名録」にお名前を記載し保存します。

(画像はイメージ、2017年の被爆者協会総会)

※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

プロフィール

若いころに聞いたある被爆者の話が忘れられず、退職後被爆者の仕事を手伝うようになりました。どう継承するか、チャレンジしたいと思います。

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る