ご支援をいただいたみなさまへ(ご報告とこれからのご案内)
「井戸の復活でコミュニティを作り、防災まちづくりをデザインする」ご支援をいただいたみなさまへ(ご報告とこれからのご案内
2020年秋に私たち「HIGASHI DE AERU 呼び水プロジェクト」が実施したクラウドファンディング「井戸の復活でコミュニティを作り、防災まちづくりをデ ザインする」に大きなご支援をいただきありがとう ございました。あらためて御礼を申し上げます。
大変遅くなりましたが、井戸本体へのご記名のリターンコース以外のみなさまには、4月末までにご支援時にご選択いただ いたリターンをお送りいたしました。お手数ですがお手元に到着されているか、またご支援内容と相違ないかご確認ください。(ご記名リターンコースのみなさまには、個別に内容および時期についてご案内をいたしております)
ご支援いただいた井戸は、2021年5月6日現在井戸の本体工事が完了し、ご協力いただいている陸中建設さんをはじめ、地域のみなさまとともに、井戸端空間の仕上げ工事に鋭意取り組んでおります。 井戸と井戸端空間の使いはじめとなる「井戸開き」に向け、プロジェクトが責任を持って仕上げていきますが一部に遅 れが出ていることをお詫びいたします。
今後順次 お使いいただける施設や機能を追加していきます。 みなさまからご支援いただいた資金の詳細使途に ついては、今回の資金を基にした第 1 期の井戸端空間完成後に報告させていただきます。
また、復活した井戸は「あかしの井戸」と名付けました。“あかし” という文字には三つの意味が含まれています 。
ひとつめは「 明かしの井戸」。防災 ・ 希望の「明かり」「ともしび」になることへの願いです。
ふたつめは「証(あかし)の井戸」。この井戸が みなさまからのご支援と協力によって再生した「証」を示します。
三つめは宮古地 域で受け継がれてきた風習「松明かし(まつあかし)」の “明 かし”です。毎年8月のお盆に、 祖先や死者の魂を迎え、弔い、 見送るために、家の軒先で松の薪を燃やす 「 松明かし」と同様、この井戸を通じて災害で命を落とされた方々の記憶 や、繋いできた営みが後世ま で伝わるようにとの願いを込めました。
つい昨日も宮城県沖を震源とする大きな地震がありました。ここ何ヶ月間の間でも、岩手県沿岸や各地で毎月のように規模の大きな地震が相次いで起きています。あらためて普段からの備えの重要 性を強く感じるとともに「あかしの井戸」と井戸端の利用、出会いを通じて、ご支援いただいたみなさまとともに防災への理解を深め、楽しみながら安心できる小さな場所へと育てていきたいと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
井戸および井戸端空間の使いはじめとなる「井戸開き」については、各地からご支援をいただいたみなさまと直にお会いする機会にしたいと考えておりますが、現下の新型コロナウウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言の発出を受け、各地に在中する私たちプロジェクトのメンバーも「あかしの井戸」に集まることができない状況が続いており、日程と内容を検討中です。
近日中に日程についてみなさまにご案内をさせていただきますが、今しばらくお待ちいただければ幸いです。
【これからのご案内について】
プロジェクトの最新情報は「READYFOR」の呼び水プロジェクトのページからのご案内(メール含む)のほか、現地および「シネマ・デ・アエル」や歴史と文化を活用したリノベーションプロジェクト「ヒガシ・デ・アエル」 などからご案内いたします。また「あかしの井戸」の HP、SNS も近日中に公開の予定です。
「HIGASHI DE AERU 呼び水プロジェクト」 代表 有坂民夫、菊池信太郎