冬の弘前を春色に。冬に咲くさくらライトアップを美しく進化させたい。

プロジェクト実行者の米山です。
お世話になっております。

今回はリターン品の一つ、「こぎん模様入りTシャツ」について、作者のこぎん刺し作家「cogin+T」(こぎんと)の砧川キヌ子さんからご説明いただきます！
非常にかっこいいTシャツになっていますので、私としてもお選びいただけると大変うれしく思います。

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長らく東京に住んでおりましたが、ロックバンド「人間椅子」のライブを、かつてのMag-Netで観るべく弘前の街にやってきて以来、友達もできて何度も遊びに通うようになりました。
そうこうしているうちに「東京に戻らなくてもよいのではないか」と気がついて、せっせと貯金して引っ越してきてから2 年と半分弱が過ぎました。

おかげさまで周りの皆様からは「2 年半しか住んでいないとは思えない」と言っていただけており、また自分としても「確かにもっと前から弘前に住んでたような気がする」と思う昨今です。

私がこぎん刺しに初めて出会ったのは、つい5 年ほど前のことで、モドコの幾何学的な美しさもさることながら、「民間でそれぞれに刺して発展していった」という背景も気に入り、さっそく自分でも刺し始めました。

ふと、「実際に刺したこぎんの糸目が忠実に再現されたT シャツがあったらかっこいいんじゃないか」と思い、引っ越してすぐ無職だったワタクシはまず、手始めに自分で刺したこぎん刺しをシルクスクリーン印刷でT シャツにプリントすることにしたのでした。それがきっかけで今ではオンラインショップやクラフトイベントでこぎん刺しの服を販売できるようになりましたので、本当に面白いご縁だったなあと思います。

T シャツの布地はこぎん刺しを刺すには適しておらず、実際に刺そうとしても相当難しいです(やってみましたが無理でした)。
たとえなんとか刺せたとしても、洗濯のたびに「糸がヨレないか」とかなり気を使いながら手入れすることになりそうです。

しかしプリントのT シャツであれば何度だって洗濯して日常的に着ることができます。「作業着の刺繍」として発展したこぎん刺しですから、現代の作業着と言っても差し支えないT シャツでこぎんを楽しむのもまた一興なのではないかと思っております。

今回の作品は昨年作成したプリントマスク用の桜の図案をメインとして、「カチャラズ」をたくさん散りばめたデザインを新たに作成しました。
このカチャラズという小さな模様を斜めに配置してゆくことで、「雪の中に咲く桜」を表現しております。
こぎん刺しのスタンダードな配色「紺地に白」のT シャツは、老若男女どなたでも楽しんでいただけます。

今回のT シャツはこのクラウドファンディングでしか手に入らない限定デザインとなっていますので、ぜひこの機会にご検討ください！

いつかまた自由に旅行が楽しめるようになった際にはぜひ、冬に咲く桜、そして春に咲き誇る桜をたくさん観にいらしていただければと思います。
弘前でお待ちしております！