私が、セラミド配合の化粧品広告で感心したのは

富士フィルムでした。

 

歌手の松田聖子さんを起用した

オレンジのジェル状のセラミド製品は

 

 

「あっ、やられた!」

 

という感じでした。

 

あれだけ、真面目にセラミドを開発した

花王ソフィーナではありましたが、

 

可愛い洒落た富士フィルムの

広告には及びませんでした。

 

セラミドという成分を前面に

出したのもよかったのでしょう。

 

この時代からセラミドが徐々に

化粧品に関心のある層に認知されるようになったと思います。

 

この製品ではじめてカメラ製品から

化粧品に発露を見つけ

化粧品に参入した富士フィルムは大成功しました。

 

この、話しは花王の親しい仲間と話題に上ります。

 

「富士フィルムはうまいよね!」と。

 

どんなに素晴らしい製品でも

アプローチの仕方で大きく違うものです。

 

このころから、大手の化粧品原料メーカーや

薬品メーカーがこぞって化粧品販売に参入してきました。

 

 

今回発売する「単」ヒトエは、

その重要なセラミドをたっぷり配合した

乳液タイプの美容液です。

 

何度もご紹介しているセラミドですが、

肌のバリア機能が弱まっている皮膚には

「セラミド」

という物質が不足していることがわかっています。

 

花王がセラミドの重要性を発見した時に、

研究所ではアトピーにも効果があることを発見していました。

 

また、敏感肌用の化粧品でも

セラミドを謳っています。

 

セラミドはまさに健康な肌作りには欠かせない安全な成分なのです。

 

私は、

 

皮膚という器官は、他の臓器と同様に

それぞれの精妙な役割を持っていると信じています。

 

さまざまな生き物が、

化粧品などをふんだんに使って

生きているわけではなく、

自然に良い状態にする力を持っていると

考えています。

 

洗顔の後、顔のツッパリを感じても

時間がたてば、弱酸性の状態に戻ってきます。

 

その、回復するまでの無防備な状態を

保護するのが化粧品の役割だと思っていますし、

人間の知恵の産物だと思っています。

 

たくさんの化粧品をふんだんに使うことが

決していいとは思いません。

 

実はかなり無駄なことをしているのではと思っています。

 

メイクの汚れも肌に深く浸透することはないのに、

ゴシゴシこすり、油分や水分を洗顔によって

過剰に落としてはいないでしょうか?

 

私は、メイクの汚れを強力に落とす

クレンジングは使いません。

 

泡の出る多少メイクも落とせる洗顔料

で洗い流しています。

そして、

セラミド配合の乳液状美容液だけつけています。

これで十分だと思います。

 

乾燥が気になるのであれば、

何度も重ねて使えばよいのです。

 

セラミドにより、

肌のキメがそろい、

同時に表面の角層が

きれいに整いますので

外部の刺激も受けずにすみます。

 

洗いすぎや、誤った過剰な

お手入れによって角層が乱れると、

肌の内側から水分が逃げやすくなり乾燥し、

外部からの刺激を受けて

敏感肌にもなる危険性があります。

 

だからと言って、

化粧品を使う必要がないとは思いません。

 

肌の働きを信じて、

汚れを落とす、

保湿する、

紫外線から肌を守る、

 

これだけは是非手を抜かないようにお願いしたいと思います。

 

今まで私が書いてこなかった、

お勧めしたくない情報にも少し触れたいと思います。

 

それは

 

アンチエイジングの代表格である

美白化粧品のことです。

 

肌の老化の原因である紫外線は、

肌の老化を促進すると同時に

肌をくすませ、時には

シミやそばかすを濃くしますので、

女性にとっては最も嫌われるものです。

 

日本では

春先から人間の肌は紫外線の影響を防ぐために

少しずつ黒くなり、秋の終わりから冬にかけて

少しずつ白くなっていることにお気づきでしょうか。

 

その黒い細胞であるメラニンの

「肌を黒くする」システムこそ、

天然のアンチエイジングシステムなのです。

 

実際にメラニンの働きが少ない

欧米人の白い肌は有色人種と比較すると

老化が早いと言われています。

 

アンチコスメの代表である「美白化粧品」は、

そのメラニンの生成を抑制するものとして

販売されておりますが、

 

最近の化粧品トラブルにあるように成分によっては、

メラニンの生成を完全にシャットアウトして

逆に白斑病を発生し、

 

取り返しのつかない状態になることもあります。

天然の仕組みを壊すようなことがないようにしたいものです。

 

紫外線を防ぐのであれば、

帽子をかぶる、

紫外線ケア剤の入った朝用の

ミルクやクリームをつける、

ファンデーションや粉白粉を塗ることのほうが

安全で効果があるのです。

 

もう一つ、

 

それは肌に優しい、自然などとうたわれている、

オーガニック製品のことです。

 

もともとオーガニックとは

「有機農法」を指す言葉ですが、

農薬や、肥料を使わず栽培された

毒性の少ない野菜のことでした。

 

食品としてはとても魅力的な情報だと思いますが、

化粧品はあくまでも人工的に作られた化学品です。

 

オーガニックとか、植物由来だとか、

自然という言葉はイメージだということを忘れないようにしたいものです。

 

 

~柳原智子の『化粧伝(けわいでん)』⑩へつづく~

 

 

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