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5月某日。

 

保護猫シェルターを建設する予定の土地に行った帰り

何か違和感を感じて車を停めた。

 

ん？！

何かいるよね？！

 

え？！

 

うさぎじゃない？？？

 

野うさぎだー！！！

 

どうして動かないの？

道路で何をしている？

轢かれた？

でも生きているよね？

 

慌てて、恐る恐る近づく。

 

確実に生きているけど、轢かれた様子はなく、調子が悪いことは確かで、全く動けずにいる。

 

このままだと、やはり車に轢かれてしまう。

どうしてこんなに見通しの良い道路にいるのか。

 

悩んだ末に保護。

 

しかし、野生動物は安易に保護してはいけません。

その事実も知っていて、然るべき場所に相談し、判断をしていただくしかありません。

もしかしたら、元の場所に返しましょう、と言われるかもしれない。

そうならそれで仕方がないかもしれない。

 

とりあえず、持っていた衣装ケースを空にして

タオルで包んで乗せて、ご飯とお水を入れてみる。

 

この子は、自ら餌に気づき、一口だけ餌を食べました。

 

しかし、連絡しようとしているわずかなこの間に、静かに、亡くなりました。

生きていた、最後の時間となりました。

 

お腹がパンパンに腫れていました。

 

野うさぎさん、娘にその存在を教えてあげることができて、とても嬉しかったです。

 

私たちはペットショップにいるうさぎしか、見たことがないから。

 

こうして、自然の中で生きている生き物に命に感謝をした日。