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8月以降の譲渡会について

 

卒業できない子が多くなってきたここ最近

12匹のうち、残ってしまった2匹の子

なんとか家族を探してあげたくて

譲渡会を開催することにしました。

 

・会場探し

・日程調整

・チラシ作成

・SNS投稿

・譲渡会で使用する備品や道具の購入

・準備や当日、片付等に必要となる人員探し

 

と、「〇月〇日に保護猫譲渡会を開催します」と一言でいっても

最低限これだけのことをこなさなければなりません。

 

日々の保護っ子たちのお世話と

ごく普通の、共働き世帯の子育て中どこにでもいる一般人である

私の毎日は、既に逼迫状態。

 

しかし、このままでは保護っ子たちの譲渡が進まず、譲渡の循環に繋がらず、

この活動の継続性にも暗雲がたちこめてしまう。

このままではいけない。

 

そして、保護猫応援ファームの活動について

シェルター建設について、少しでも広報しなければいけない。

 

そこで、今年は8月から「譲渡会」に奮闘しています。

 

岡山県内の会場選び

民間、公共施設、レンタルスペース、協力されている企業様を片っ端から個別にリサーチ

公共施設は一覧表等々を入手

GoogleMapで所在地確認

（保護っ子たちを連れて行くことが現実的な場所かどうか）

 

そして、特に公共施設は、個別に電話して確認していくしかありません。

まずは、この会場で、「保護猫譲渡会」を実施してもよい施設かどうか、の確認からスタートです。

 

「わたくし、岡山県内で保護猫活動を実施しております、保護猫応援ファームの渡辺と申します。猫の譲渡会を開催させて頂きたいのですが、〇〇〇様の会場をお借りすることは可能でしょうか？」

 

「費用はいくらになりますでしょうか？」

 

「開催できる日はいつが空いておりますでしょうか？」

 

「当日は何時から入室可能でしょうか？退室は何時までに完了すればよろしいでしょうか？」

 

「会場のお掃除はどのようにすればよいでしょうか？」

 

「猫のゲージを置かせて頂く床にはブルーシートなどが必要でしょうか？」

 

「会場ではチラシを掲載させて頂くことが可能でしょうか？」

 

・・・等々の、電話確認。

 

そして、会場が決まったら、下見とご挨拶に伺います。

そして、ようやく正式予約→チラシ配布、広報→当日。

 

リサーチしたところ、「保護猫譲渡会」を実施できる会場というのは、こちら岡山県では非常に少ないです。

 

また、会場云々だけではありません。

 

譲渡会当日までに、参加する子たちの体調管理と

爪切りと、できればシャンプーもしたい…

 

持ち物は、レジャーシートと、念のための小さなトイレと砂、ペットシーツと

雑巾と、掃除機と、ご飯と、水入れと、・・・　・・・　・・・

 

譲渡会開催が決まってからは

更に時間に追われ

寝る暇もますますなくなり

ボロボロになりながら

 

譲渡会の広報をしていましたが

 

なんせ、予約がない　T＿T

 

当初、予約制をうたっていたのは

 

来場して頂く方がいない状況で

人が来るかもわからない状況で

この子たち（猫たち）を連れて行くっていうことが正解かどうか、私が悩んでいたからです。

 

それって、正解？

 

多くの子たちが、ここから連れ出されることに大きな恐怖を感じ

強いストレスを感じ

譲渡会を開催している最中、終始怯えて過ごす。

 

でも、シェルターがない今の私たちでは

このままいると、家族を探してあげることができない。

 

 

「小さなかわいい子猫」「模様がかわいい子猫」「運命を感じる動物」を求める日本では

「かわいい」から外れてしまった子たちや、「成長」してしまった子たちは、譲渡対象から外れてしまい、簡単には家族を見つけられない現状。

 

だとすると、人が少しでもきてくれる譲渡会を目指し

少しでも人の目に触れる機会がある譲渡会を目指し

限られた時間内で必ず終わらせる譲渡会であることを猫たちに約束して

「保護っ子譲渡会」を実施しなければならない…　と

 

厳しい現実にぶちあたった8月からの保護猫ファームです。

 

しかし

 

・・・今週も予約がなかった。

また日程調整し、会場を探し、次週へ。

 

・・・また予約が入らなかった。仕方ないので次週へ。

 

・・・また予約が入らなかった。来週末へ。

 

・・・だめじゃん。ぜんぜんだめ。

 

 

そして、たどり着いた「チャリティ販売&ワークショップ&譲渡会」。

これは苦戦の末の挑戦でした。

 

（次回へ続く）