さて…それからはシロップ屋さんに頭が切り替わった私。フルーツといえばとにかくシロップを作ってみる日々。次にくるシーズンは柚子、11月といえば柚子のシーズンです!

 

もちろん柚子でもシロップを様々な方法で試作してきました。そしてシロップ以外にも作ってきました。その中でも病みつきになるほど美味しくできたと自負しているものがあります。それはお酒です。柚子のリキュール。香り、風味共によく、ほろ苦さと柚子の香りと相まって大人の味で止まらなくなる、でもなぜか悪酔いしない。自分で言うのもなんだけど、これ、ほんとにおいしかったんです!これで地域おこしできないだろうか!

 

 

私の担当する合河地区は「棚田ゆず」が名産の地。山間の寒暖差がよい柚子を作るのに適しているのです。それにお酒を作るなんて誰も思いつかないだろうと思いました。

 

しかしお酒は酒税の関係上、製造免許がないと製造できません。そして作ったものを保管するにも酒類小売免許がいります。なかなかハードルが高い中、比較的取れやすい酒類小売免許をとり、製造はお願いしよう!と製造先を探し、様々な酒造所へ打診をしてみました。

 

しかし、作り方がちょっとでも手間がかかるととてもコスト面、手間、様々な面で大量生産する現場では難しくなっていくことを知ります。なかなか首を縦に振ってはもらえない中、一つの企業さんに出会います。ご当地ソーダを数多く作ってらっしゃいます友桝飲料さんでした。

 

 

実はリキュール製造免許も持っているため製造が可能とのこと。それから最初はリキュールでお話しさせていただくこととなったのです。

 

しかし、思ったより酒類小売免許の書類が手強かった!お酒を仕入れる先や数字的なこと、内容は創業計画書みたいなものです。用意するものも多く大変でした。手こずっている私を見て、ビジネスパートナーである則武さんに言われます。「お酒に固執する必要なくない?ほら、そもそも友桝さんってご当地サイダーやん」と。

 

 

発想が目から鱗の瞬間!「そうだ!ソーダ作ればいいんだ!」と。

柚子のリキュールはいったん封印。しばらくは私だけの楽しみにしてひとまずはなにか協力隊卒業後に結び付けないと。もう時間はあまりありません。

それからというものの、次のシーズンを待ち、手に入りたてのいちじくを使い再度2018年バージョンに改良しました。工房で算出した調合を元に友桝さんにシロップを提供し、最初の試作品を作ってもらいました。市役所の同じ課の皆様にも飲んでいただき、酸味、スパークリングという名前の通りのしゅわしゅわ感がもっと欲しいね、という意見を多数もらい、2度目の試作へ…今度は文句なしの合格点でました。やはり一発ではいきません。そうして2度の試作品が終わり、次はようやくラベルデザイン。いよいよ近づいてまいりました。


ここに来るまでたくさん遠回りしましたし、ふだんのんびり屋さんなので器用に仕事をこなしていくことができず、なんでも時間がかかってきた私。起業することさえ初めて、商品開発なんてもちろん初めて!でもわからないことは専門家に聞けばいい、きっかけをもらったらひたすら勉強すればいい、そして地道に積み重ねていけばいいじゃないか。そう思いたくさんの方に助け起こしてもらいながら今まで進んできました。

 

 

もちろんこのクラウドファンディングの挑戦は終わりではなく始まりです。これからもこの美しい里山で暮らしていくため、子供達とワンコと豊前で生きていくためこれからも頑張っていきたいと思います。皆様に心からの感謝と、今後も温かく見守っていただきたいという思いとともに。

長文お読みいただきありがとうございました。

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