生きるを伝える写真展in大分、終了しました。
11月19日から24日までの6日間、
大分市コンパルホールの市民ギャラリーにて
「生きるを伝える写真展in大分」が
開催されました。
全国からのあたたかいご支援により
福井県から大分県へビッグパネルを
呼ぶ、というこの大きなプロジェクトを
達成することができました。
本当にありがとうございました。
会場に来られなくても
ご支援という形で
写真展を支えて下さり
ご支援くださった皆様も
今回のプロジェクトのチームの
お1人だと感じています。
大分県では初めての開催でしたので
すべて手探りでの進行でしたが
他県で開催された方や
高橋絵麻さんよりアドバイスを頂き
たくさんのご縁とスタッフの皆様のご協力により
無事写真展を開催でき
今は終わってしまった
達成感と寂しさとが入り混じっております。
今年3月にこの写真展の発起人である
高橋絵麻さんにご連絡をさせて頂いてから
約8ケ月の準備期間。
会場、日程、展示の内容
イベントの内容、後援の依頼、etc...
決めること、
依頼先を探すこと
依頼すること
やることが山盛り。
自慢ではないですが
わたしは記憶力が良いほうではなく
言い訳がましいですが
治療後に記憶力がさらに落ちました。
そこでノートにやることを
書き出し、リストにして
アイデアが浮かんだら
すぐにメモをとるようにしていました。
スマホにもやることリストを作成し
まめにチェックしていました
そのおかげで
なんとか順番にやることを
こなしてゆけたと思います。
会場探しはめぼしい所を
検索して実際に足を運んで雰囲気を見て
問い合わせてきました。
駅前の大きなホールは会場探しを
はじめた4月の時点でもう予約が埋まっていました。
他の会場は民間で会場費が高かったり。
今回使用させてもらった会場は
場所も駅近でロケーションgood
会場費も予算の範囲で
いけそうだったし
イベントも同じ建物内で
やりたかったので
会議室がたくさんある
コンパルホールは理想的でした。
がん治療中の方やサバイバーさん、
脱毛症や髪の悩みを持たれている方は
なるべく人に会いたくない方もおられるだろうと
2階というロケーションは
良いのではないかとも思いました。
(集客という意味ではちょっと
不利ではあるのですが)
また建物全体が
カルチャースクールや
体育館やジムなどを
利用する方などがおられ
目の前が喫茶店で
そこを利用した帰りに寄ってくださる
方々もおられました(これは開催してから気がつきました)
来場者は数取器では
240ぴったりでしたが
来場者に対応中で
カウントしきれてなかった人数も
いれると本当はもう少し多いです。
当初の目標400に遠く達しなかったものの
新聞やTVを見てきました!
とおっしゃる方や
家族から勧められて
友達から勧められて、
他県からおこしくださった方
治療中の方、サバイバーの方、
治療中の方のご家族の方、
脱毛症、抜毛症、髪に悩んでおられる方
通りがかりで来られた方も。
ビッグパネルから発する
パワーを受け取られ
またそれぞれの想いを投影されて
ご覧になっていた印象です。
私もweb上では拝見していましたが
設営のときに梱包資材から
ビッグパネルが出てきて生で見たときは
やはりおお~!っと圧倒されました。
涙して帰られた方
元気をもらいました!と帰られた方。
小さいお子さん連れのお母さん、
制服姿の学生さん、
お友達と来られその場で
サバイバーであることをカミングアウトされた方。
地元の友達が
私と同じ血液のガンだという海外の方。
私も開催中、イベントの時間以外は
おもに受付におり
たくさんの来場者さんとお話させて
頂きました。
感じたことは
やはりまわりにがんに罹患されて
いる方が多いという印象。
脱毛症の方も
抜毛症の方も大分におられ、
今回勇気を出して会場まで
お越しくださったと思います。
そしていずれの病気でも
当事者を支えるご家族の不安、
情報の少なさをあげておられました。
今はインターネットで
色々調べられるとはいえ
情報を得るという意味で
今回感じたのは新聞、
チラシなどの紙媒体での告知は
今回のようなイベントの際には
やはり強いな!と感じました。
写真展の同時開催イベントは
ヨガ体験講座とフォト&メイク
100畳の和室で癒しのヨガ体験講座。
かおり先生ご指導のもと
みなさんゆったりとヨガに取り組まれました。
気持ちよかった!とのご感想を
いただきました。
私も受付で音だけききながら
ゆっくり呼吸しておりました。
す~は~
ランチはすりーむさんの
美肌サラダときくらげの入った!
ヘルシーなチョコケーキorヨーグルトケーキ付の
よくばり女子会セット。お弁当を囲んで
おしゃべりに花が咲きました
ランチのあとは
メイク&フォト。
メイクのkazuさん、カメラマンのkazuさん、
お手伝い下さったSea-la店長さんの
手によってみなさん素敵に変身。
そして撮影後はみなさん輝くにこにこ笑顔でした。
髪のお悩みおしゃべりサロン。
自己紹介からのおしゃべり
お茶とお菓子をつまみながら
和やかに。
スタッフさんのご協力で
ウィッグやグッズを持ち込み
試着したり、後半はカットウィッグとクランプを
かけてじゃんけん大会。3名様みごとゲットされました!
がんおしゃべりサロンでも
お茶とお菓子をつまみながら
なごやかにお話。
日頃の疑問質問などを
情報交換。
同じ経験をされている方が
おられると心強いし
副作用の話等は
自分だけじゃなかったんだと
私自身もほっとしました
後半は少しですが私が持ち込んだ
ウィッグを試着して頂いたりもしました。
参加してよかった!とのお声もいただき
このイベントで
充実した時間が過ごせたのであれば
私もとてもうれしいです。
そしてそして
大分での写真展を支えて下さった
スタッフの皆様
搬入と搬出作業、受付やイベント時のお手伝いに
ご協力いただきました。
私のご縁があった方やSNSでのつながり、
スタッフさんからのご紹介で来て下さった方
スタッフさんのお子さん、
写真展のモデルさん、
関西から、福岡からかけつけて下さった方
がんサバイバーさん、脱毛症、抜毛症
当事者のご家族。
期間中、来場者が来られていない
時間などにスタッフさんたちとの
交流もとても濃い時間でした。
この写真展が無かったら
知り合うことも無かったご縁、
とても大切な仲間であり
素晴らしい絆だと思います。
年令や住む場所お仕事も様々
でも皆写真展を盛り上げるという
ひとつの目的の為
大分に集結しお力を貸してくださいました。
多大なご協力ありがとうございました。
会場でもアイデアをこらしてくださり
展示は日々ヴァージョンアップしていました。
写真にはおられませんが
イベントのお手伝いを
して下さった方
設営と撤収をを引き受けてくださった
設営のプロの方にも
感謝であります。
イベントスタッフの皆様。
ヨガの講師さん、
カメラマンさんとメイクさん
北海道で去年写真展を開催された
YOSHIKOさんにはたくさん質問させて
頂きアドバイスもいただきました。
高橋絵麻さんは
この8ケ月間ずっと
ご連絡させていただき
たくさんのアドバイスと気づきを
頂きました。
ヨガのお仕事や講演で
お忙しい中、大分での開催にあたって
ご協力くださいました。
写真パネルが全国に旅できるように
簡単に組めてどのような会場にも対応可能な
しくみづくりはすごい!と設営してみて思いました。
会場の数だけ
来られた方々のストーリーがある。
この写真展は一般的な写真展と違い
見に来られたかたも参加している
それぞれの想いを写す鏡のような写真展だなと
感じました。
そして高橋絵麻さんは
「本質の輝きで生きていこう」という
メッセージをこの写真展に込められています。
見た目がどうであれ
中の人の輝きはかわらない。
私ものこる人生をそんな風に
想いながら生きたいです。
2019年11月30日
亀井祥子
【収支報告】
皆さまから頂いた貴重なご支援、は
すべて写真展の為に使用させていただきました。
クラウドファンディング手数料、40,435円
写真パネル往復送料、69,080円
会場費、40,000円
チラシ印刷費、11,761円
チラシ配布費(折込)、11,220円
展示品送料、6,090円
写真撮影とメイク、スタッフさんへの
お礼費用、29,200円
リターン送料、4,000円
会場設営撤収費、2,4000円
イベントお弁当とお茶代、12,300円
プロジェクターとスクリーンレンタル費、16,380円
雑費(ガムテープや装飾品、梱包資材等文具、
イベント時のお茶やお菓子、ポスターのコピー代)21,781円
支援総額312,000円
費用総額286,247円
※残り25,753円
とヨガとメイク&フォトの
イベントからの寄付1万円を足した
計35,753円を写真展へ寄付します