「命の授業」で子供たちに命の喜ぶ生き方を伝えたい

事故直後の腰塚さんは、

一命はとりとめたものの、寝たきりで天井を見つめたまま

自分の未来に絶望し、死ぬことばかりを考えていたそうです。

そこへ、担当の看護師さんに言われたひと言に

「お前に俺の苦しみがわかってたまるかよ！？」と

怒りを覚えたそうです。

そして、続けて言われた言葉。

「腰塚さんの気持ちは本当にわかってあげられないけど、

　　私にできることはなんでもしますから。

　我慢しないでなんでも言ってくださいね。」

その言葉に堰を切ったかのように涙があふれたそうです。

本当は生きていたかった。でも生き方がわからなかった。

みんなに「頑張って。」と言われても

これ以上頑張れないくらい頑張っていた。

その看護師さんの言葉で、

「助けて。」って言っていいんだ。

ってことに気付いたそうです。

この部分を読んでまた涙があふれました。

そうだ。

自分一人で頑張らなくてもいいんだ。

「助けて。」って言っていいんだ。

腰塚さんのような状態ではなくても・・

日常の生活がなに不自由なくできる私たちも同じです。

辛い時や苦しい時は、

「助けて。」って言っていい。

「助けられた方」も「助けた方」も両方気持ちいい。

勇気を出して、「助けて。」って言っていいのです。

そんな簡単なことも忘れてしまっていました。

腰塚さんのメッセージは、

いろいろなことを気付かせてくれます。