先日、プロジェクトチームの1メンバーが上田出身のお偉い先生と赤坂見付の出雲料理の店「がっしょ出雲」で懇親した時に、古代出雲人骨プログラムのお話をしたところ、出雲と長野県上田とはどういう関係があるの? 出雲と北陸は日本海で交流があっただろうけど上田はどうかな? というご質問があった。

 待ってました。諏訪神社と出雲との関係は、諏訪神社の祭神が建御名方神(大国主神の御子)であり、その関係は広く知られているが、上田は? ご心配なく、その答えは、岡本雅亮著「出雲を現郷とする人たち」(藤原書店)にあります。p231~p255に記載されています。

 信濃にも出雲系神社は多く、北陸系土器の出土と合わせて考察すれば、越で出雲の神様を祭っていた人々の千曲川・依田川を経由した信濃・上田方面への移住が窺われ、そのルーツをたどれば、出雲ということで繫がります。

 出雲古代人骨のDNA解析により、出雲の縄文人・弥生人のルーツが解明できれば、長野の縄文人・弥生人(東北縄文人と出雲縄文人とはどうやら少しDNAの違いがある可能性があるようです)との関係も自ずと明らかになり、長野の縄文人のルーツの解明にも繫がるものと思われます。

 というわけで、今回のプロジェクトは、単なる出雲人のルーツ解明に留まるものではなく、日本の縄文・弥生人のルーツの解明に繫がる壮大なるロマンの物語なのです。

 

 

 

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