出雲弁は、出雲地方の独特の方言である(出雲地方は、神様の国で鎖国でもしていたかのよう)。出雲弁は独特の言葉と発音・イントネーションを有している。しかし、人間の感情を非常に豊かに表現するすばらしい方言である。

 この出雲弁、縄文時代の縄文語を濃厚に承継していると思われるが、「消滅危機方言」の一つであるらしい(チョンボシ、オベタワ!)。

 2014年8月に、国立国語研究所が、多数の研究者によるプロジェクトチームを作り、「消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究」として「出雲方言の調査」が行われ、分厚い「出雲方言調査報告書」(2016.3)

が出されている(研究代表木部暢子副所長)。

   http://pj.ninjal.ac.jp/endangered/Researchi%20Report%20on%20izumo.pdf

 

  どういうわけか、調査地点は、出雲市・安来市・雲南市・奥出雲町に留まり、松江市が調査地点に含まれていないことに違和感を感じえないが、何か特別の事情があったものと推察される(ドゲナッチョウカイネ?)。

 出雲弁が「消滅危機方言」と言われると、当の出雲弁が今でもすぐに口から出てくる古代出雲人骨プロジェクトメンバーとしては、自分が天然記念物にでもなった気分であるが、出雲弁が古代日本語の祖語の特徴を本土では最も承継していることが詳細なデータから浮き彫りになっている(ソゲダワネ)。

 今回の、古代出雲人骨解析プロジェクトがささやかな貢献をしようとしている斎藤成也教授を代表とするヤポネシアゲノム大研究プロジェクトは、「日本語と関連言語の比較解析によるヤポネシア人の歴史の解明」も研究テーマの一つになっており、国立国語研究所の木部暢子副所長も研究分担者であることから、ヤポネシアゲノム大研究の中で、出雲弁の成り立ちも明らかになっていくことを期待したい(タノンケンネ!)

 

  

 

 

 

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