ジャマイカ教育変革。訪問型の塾で子ども達に逆転のチャンスを！

 

皆さん、こんにちは。古田優太郎です！

 

支援・拡散してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。皆さんのおかげで、２００万円を突破し、ネクストゴールまであと２５万円に迫っています！

引き続き、ご協力をお願いいたします！

 

今回の応援メッセージは、ジャマイカへの情熱と愛に満ちたボランティア、永村夏美さんです！

活動もとても面白くて、ジャマイカ現地の材料を使って作ったヘア・アクセサリーなどを販売されてたりもします。とても可愛くて素敵なものが揃っているので、是非覗いてみて下さいね。

 

 

⇒ CHAKA CHAKA

 

そんなジャマイカLOVEな夏美さんに頂いた応援メッセージ、是非ご覧ください！

 

 

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こんにちは！青年海外協力隊員、ジャマイカ派遣の永村夏美です。

 

ージャマイカに棲む魔物ー

私がジャマイカに初めて来たのは17歳の時です。

ボブ・マーリーが「支配に屈せず自分たちの権利のために闘おう」と歌う時、そのメッセージは聴く人の魂に訴えかけます。このレゲエミュージックというものが一体どこからどのように生まれたのかを目撃せずにはいられない。

そんな思いがきっかけとなりジャマイカに来て以来、まるで長年成就しない片想いのようにジャマイカはわたしの心にずっと居座り続けました。

 

片想いが少し実りかけたのは2019年の春。青年海外協力隊の環境教育隊員としてジャマイカに派遣されました。現在ちょうど1年になりますが、ジャマイカの子どもたちの愛くるしい笑顔に囲まれ、この国を想う気持ちがますます深まっているところです。

 

 

 

 

元・青年海外協力隊の人が数学教師としてジャマイカに残っているというのは、私が日本にいる時から噂に聞いていました。

きっと私みたいにジャマイカ・マニアになってこの国に残っているのだと思っていましたが、会ってみるとご本人は「いやぁ、僕はここならやれば役に立てると思っただけなんです」と淡白に答えます。

しかし彼の長期的プラン、熱意を見ると、「そうは言いながらも、やはりこの人もジャマイカの魔物に憑かれたのだな」と感じます。ジャマイカにはそういう不思議な魅力があります。

 

 

ー教育が鍵ー

ジャマイカは極端なところがあります。豊かな自然、素晴らしい音楽、どんな時でも分け合うことを忘れない心温かい人々。

一方で、貧富の差が激しく、犯罪をなくすには貧困問題に取り組むことが必須であることは明らかです。ジャマイカにおける困難＝貧困がもたらす様々な社会的な問題をどうやったら解決できるだろうか…。考え、辿り着く答えはいつも「教育」で、レゲエのシンガーも昔から“Education a de key (Education is the key)”と歌い続けています。

コロンブス漂着以来、ジャマイカは植民地化され、アフリカから連れて来られた奴隷に現在のジャマイカ人のルーツがあるわけですが、独立した今も経済的に大変で、本当の意味で大国からの支配を逃れたと言えるだろうかと疑問に感じることがあります。

 

「教育が鍵」なのです。自分が何者であるのか、どういう人生を歩もうとするのか、どのような社会を目指すのか。犯罪に手を染めてしまう若者は、そのようなことを考える機会が極端に少なかったのではないでしょうか。

 

 

 

 

古田さんは数学の先生ですが、彼の計画性、継続性、粘り強さ、寛容性など、彼の人となりそのものが教育なのだと思います。数学を通して古田さんに関わるジャマイカの子どもたちが彼から受けるプラスの影響の大きさは計り知れません。

 

 

ー一緒に考えてくれる先生ー

読み書きが出来ない子どもに「どうしてこんな事も出来ないの！」と叱ってしまう大人が多い中、出来ないことを責めるのではなくてどうやったら出来るのかを一緒に考えてくれる古田さんの存在は、自分に自信を持てない子どもたちに必要とされていると思います。

教える側も子どもたちから多くのことを学びとって、お互い学び合うことで生きる力を育み合うというのは、まさに私も協力隊活動を通して体験しているところです。頭はクールで心はホットな古田さんにここジャマイカで頑張って欲しい！

 

日本の皆さんが古田さんの夢を応援することで、ジャマイカの子どもたちの道しるべがひとつ増えることを心から願っています。

 

永村　夏美