プロジェクト概要

毎年58,000人がエイズで亡くなる、ケニア。
エイズ孤児を支える私たち家族の挑戦が始まります。

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。アフリカ児童教育基金の会(ACEF)医療スタッフ塩尻大輔と申します。私は9歳の時に途上国への支援活動をしていた父親に連れられ、家族とともにケニアに渡り、現地の子どもたちと一緒に地元の学校に通いました。そしてナイロビ大学医学部へ進学・卒業し、ケニアで医師となりました。今は日本で感染症を専門的に学んでおります。

 

今回は、ケニアに渡って26年間休まず支援活動を続けている母と、エイズで親を失くしたエイズ孤児たちに支援をいただきたく、プロジェクトを立ち上げました。母は現在、ケニアの首都ナイロビから170km離れたマキマという半乾燥地帯で30人のエイズ孤児の子どもたちとともに暮らしながら、生活のサポートをしています。

 

エイズ孤児施設には電気や水道などのインフラが整っておらず、時期によっては子どもたちは水汲みや薪拾いが必要となり、満足に勉強に取り組める環境が整っていません。今回のプロジェクトではインフラの整備に必要な費用の一部である、270万を募りたいと考えております。

 

母が暮らすマキマにはネット環境がないため、SNSなどを通じて皆様にお願いをするクラウドファンディングは母にとっては条件が悪く、私・大輔が代表で担当させていただきます。是非皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

 

塩尻大輔です。写真は無医村地域 マサイ村の巡回診療の様子。

 

 

26年間ケニアの子どもたちを支え続けてきた母・美智子。

 

私が両親・兄弟とともにケニアに渡ったのは1990年の9歳の時でした。私は5人兄弟の2番目で、兄弟やケニアの子どもたちと学校に行くのは楽しく、英語やスワヒリ語もどんどん吸収しました。生活は苦しいながらも、見知らぬ地・ケニアで家族みんなで仲良く暮らしていました。

 

しかし移住からしばらくたったある日、1歳年下の妹、直美が急死しました。蚊が媒介する熱帯熱マラリアが原因でした。薬局に行っても薬はなく、医師の十分なケアも得られず、成す術はありませんでした。そして、妹は10年という非常に短い人生を終えたのです。

 

亡くなった直美(左から二番目)は、弟の面倒を良くみるお姉さんでした。

 

 

目の前で失われる命。悲しみに暮れる両親。直美の死は家族に衝撃を与えました。近くに病院があれば、適切な予防をしていれば、直美は助かったかもしれません。両親は、我が子を失う親の気持ちが良く分かり、医療過疎に困っていた地域のために妹の保険金を資金にクリニックを建てました。身内に医療関係者はいませんでしたので、ゼロからの試みでした。

 

今現在、母はケニアのマキマという地域で30人のエイズ孤児と暮らしています。直美の死をきっかけに地域にクリニックを建設し、現在までに様々な支援活動を行っています。ヘルスセンター&エイズケアセンター、診療所、助産院の運営のほか、教育事業や、環境保全などにも取り組んでいます。

 

母・塩尻美智子です。亡くなった娘の分まで明るい未来を生きてほしい。そう願っています。


 

それから私たち家族は、アフリカ児童基金の会(ACEF)として
26年間、ケニアのエンブ地域の子どもたちをみつめてきました。

 

何もない、言葉も分からないケニアという国で、仲間や家族とともに両親は活動を広げました。しかし、最愛の家族・直美の死を経験してしまいました。悲しい気持ちでいっぱいでしたが、家族を失う悲しみを経て、子どもの死の重さは世界中どこでも変わらないのだということ、ケニアの抱える医療問題など、色々なことに気が付かされたと両親は言います。

 

十分な医療が整っていないため、ケニアでは出産の際に亡くなる子どもも多く、生まれてからもさまざまな健康問題を抱えて生きる人がとても多くいます。26年間、両親は地域住民に必要な支援として、医療支援、教育支援、環境保全の分野でエンブ地域で活動してきました。

 

活動内容の詳細はNPO法人アフリカ児童教育基金の会ACEFホームページをご覧ください。また、私たちの活動はテレビ東京「世界ナゼそこに?日本人」でも取り上げられています。

 

これまで日本からの応援に 救われた命がたくさんあります。

 

 

親を亡くし、祖母に死んでほしいと言われた少年。
HIVが発覚し、薬を与えてもらえなかったムシリ君。

 

私たちの活動の中で、孤児院を始めたのは5年前。まだまだ新しい取り組みです。対象はエイズによって親を失ったエイズ孤児の子どもたちです。30人いる孤児のうち、5人は自身もHIVに感染しており、朝夕の抗HIV薬を一生飲み続けなければいけません。初めて孤児たちを村で見かけた時は、みんなご飯は十分に食べておらず、やせ細っていました。

 

両親を亡くしたエイズ孤児は、ほとんどの場合、親戚にひきとられます。

 

 

その中でも、HIVを持っているムシリ君は骨と皮の状態で、目だけギョロギョロしており、グッタリした状態で孤児院に連れてこられました。シングルマザーのお母さんは20歳でムシリ君を出産後、エイズで亡くなりました。エイズ孤児となったムシリ君は、祖母に引き取られましたが、HIV感染が発覚すると、祖母は自分で育てることは難しいと感じました。そして、いつしかムシリ君がエイズで亡くなればいいと思うようになり、医師の指示に従わず、抗HIV薬を飲ませなくなっていたのです。

 

朝六時、暗闇のなか、HIVの薬を飲む子どもたち。

 

 

引き取った当初は内心、元気になるのか心配になるほど生気はなく、学校に行く力もほとんどなかったと聞きます。しかし、徐々に元気になり母に字を書いてみせたり、笑顔をみせてくれるようになりました。このとき、母は「亡くなった娘の分までこの子たちに明るい未来を生きてほしい」と思ったそうです。そして母は30人の孤児たちの母親となることを決めました。

 

 

「水」も「電気」もないインフラゼロのエイズ孤児院。
孤児院運営のための第一歩にご協力ください!

 

今回の私たちの活動は、ACEFの運営するエイズ孤児院に「水」と「電気」を届けるプロジェクトです。クラウドファンディングで募った皆様からのご支援で、子どもたちが勉強に集中でき、自身の明るい未来をイメージを照らしていけるような環境を整えたいと考えています。

 

生活に必要な「きれいな水」。

 

現在、孤児院では「雨水」と「川の水」を利用して生活しています。雨水はタンクにたまったものを濾過して、飲水や料理に使用しています。しかし、6〜10月の大乾季には、雨水の利用ができなくなります。川の水は、上流にある町で生活廃水や排泄物、家畜に利用した汚水が流されています。飲水に不適切という水質調査の結果が出ていますが、他に水源がないため煮沸して飲んでいます。子どもたちは我慢できずに煮沸しない水を飲み、下痢をすることは日常的です。

 

井戸を作ることができれば、川まで水汲みに行く必要がなくなります。

 

「薪」も料理や灯りとして貴重な燃料です。

明るいところで勉強ができるようになる「電気の供給」。

 

次に電気についてですが、現在は日が出ていないときはスタッフがランタンを照らすことで、子どもたちの抗HIV薬の内服や、身支度を手伝っています。また、ケニアは朝晩冷えますが、水をあたためる電気がないため子どもたちは冷たいシャワーを浴びています。二年前、村にやっと電線が通りましたが、この電気を孤児院で利用するための設備が資金難で設置できていません。

 

夜明け前と日の入り後は、わずかな光を求めてみんなで集まります。​

 

すべてのエイズ孤児たちが、
満足に教育を受けることができる未来を実現するために。

 

『僕には親がいないから。僕は「エイズ」だから。』ケニアの子どもたちにとってそれは、自分の人生を決めつけてしまう一つの要因になっています。しかしそれは、夢をあきらめる理由にはなりませんし、私たちはそんなエイズ孤児の子どもたちが夢を持てるよう全力でサポートしていきたいと考えています。

 

そのために、この施設の子どもたちには、もっと勉強に集中できる環境を提供していきたいと考えています。日本人にとっては当たり前に享受できる「水」と「電気」もケニアにとっては、生活を一変させるとても重要なインフラ設備なのです。しかし、孤児院自体は、いまだ設備は十分ではありません。電気がないことで時間の制限を受け、水汲みに川へ行くことで時間と体力を奪われています。

 

私は、小さい頃から母をずっとそばで見ていました。母は人のために尽くすことを惜しまず、人の喜びを一緒になって喜んで、周りの人たちの幸せを願い活動を続けてきました。この孤児院は母にとって我が子を育てる気持ちで一人一人と向き合っています。そんな子どもたちが将来に向けて存分に勉強ができる環境を作ってあげたいと思っています。どうか、みなさまのご理解とご協力をいただき、ご支援いただけますと幸いです。

 

子どもたちの明るい未来を実現するために。

 

ご支援いただいた支援金の使い道について

  • 井戸掘削費用 200m×1mあたり8000円=160万円
  • 電動ポンプ設置費用 60万円
  • 電気工事代 電柱から引き込むパワーハウスと配電工事費 40万円
  • 孤児の寄宿舎や勉強部屋への配線工事費 10万円 
  • Readyfor手数料等

​彼らが電気や水の心配をせず過ごせるよう、ご支援をお願いいたします。

 

なお、寄付に関する問い合わせがございましたら下記連絡先までお願いいたします。

特定非営利活動法人 アフリカ児童教育基金の会ACEF 日本事務局
代表 小椋とも代

mail:info@acef-jpn.com   電話:0743-25-6935


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