こんにちは!

全日本ろう者空手道連盟代表の高橋朋子です。

 

クラウドファンディングを開始して1週間経ちました。

おかげさまで、48人の方から、378,000円と47%のご支援を集めることが出来ました。

たくさんの温かい応援と励ましのコメントを頂き、感謝の気持ちで一杯です。

まだまだ残りの53%、気を緩めず、頑張りますので、最後まで見守って頂けるとうれしいです!

 

さて、概要ページの本文中にもありましたが、

「合理的配慮」という言葉を聞き慣れない方もいらっしゃるかと思い、

補足の説明をさせて頂きたいと思います。

 

「合理的配慮」とは
障害のある方々が障害のない方々と同じように人権を保障されるとともに、教育や仕事、その他社会生活において平等に参加できるよう、個々の障害の特性や困りごとに合わせておこなわれる配慮のことです。

2016年4月に施行された「障害者差別解消法 (正式名称:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)」により、この合理的配慮を可能な限り提供することが、行政・学校・企業を始め、団体やボランティアなどの事業者に求められるようになりました。

例えば…

車椅子の方が、あるレストランに入ろうしたところ、
入口までの段差があるため、エレベーターがないか確認したところ、ありませんでした。
そこで、店員を呼んで、助けを求めます。

車椅子のお客様:レストランでランチを取りたいのですが、段差があるので入れません。

仮にあなたが店員だったとします。

(1)申し訳ございません、この時間帯は混み合っていますので、車椅子の方は時間をずらしてまたご来店願えませんか?

(2)申し訳ございません、こちらにはストレッチャーや簡易スロープがないので、どうしたら良いでしょうか?

(3)申し訳ございません、車椅子のお客様のスペースがないので、お引き取り願えませんか。

あなたはどの対処をすれば、車椅子のお客様のためになると思いますか?

正解は、(2)です。

車椅子を使っていることで、他のお客様とは明らかに違う対応をすることは、「差別」に当たる可能性があります。

まずは、こちらに設備がないことをお伝えした上で、ご本人にどうしたらご要望に応えられるか?を尋ねることがポイントです。

お互いが納得するまで、話し合うことで、過度な負担がないように、ご本人にとって納得出来る最低限の配慮を提供することが、「合理的配慮」なのです。

現在、私(高橋朋子)が関わらせて頂いてる空手道大会にろうの選手が出場する場合は、事前に主催者との打ち合わせや連絡のやり取りが行われます。

 

形名の申告において

・手話通訳者を配置することで手話での申告を認める

・手話の代わりに形名が書かれたプレートを見せる形で認める

と、方法は大会によってよりけりですがそれぞれのような形で

出場することが認められました。

 

組手において

・手話通訳者が声による合図を、サインで知らせる

このような方法があることを提案することで、一部の大会のみですが

出場が出来るようになりました。

また、係員が「あと15秒」と書かれた用紙を見せるといった配慮も見られるようになりました。


このように、ろうの選手が空手の競技大会に参加出来るように、ろう者本人の意見を尊重し、主催者は過度な負担がなく、出来る範囲で配慮を提供することで、「合理的配慮」が生まれます。

ライトの設備や手話通訳者の用意が難しくても、他に方法がないか、工夫して、お互いが納得するまで話し合うことが重要なのです。

当事者抜きで、当事者のことを考えて決めることはあまり良い方法とは言えません。

 

しかし、当事者がまだ子供だったり、意見を言う能力が足りなかったりすると、残念ながら「合理的配慮」まで辿り着くことが困難となってしまいます。

 

そのために、

今回のプロジェクトを通してたくさんの方々に知ってもらうことが、私たちの切実な願いでもあります。


《参考》

「合理的配慮」については、
内閣府HPに、リーフレットPDFがありますので、お時間のあるときにご覧頂ければ幸いです。


長々となりましたが、少しでも多くの方に知ってもらえたら幸いです。
引き続き、応援よろしくお願いします。

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