「今日は食べるものがあってうれしい」

昨日の『ハッシュタグ企画』では多くのみなさまのご協力を頂き、ありがとうございました。あたたかい支援の輪が広がっていくのをツイッター上でも見ることができ、私たちもあたたかい気持ちになりました。

さて、本日は現地のスタッフから届いたエピソードを共有します。

 

金曜日はアフガニスタンでは週末、冠婚葬祭が多く予定される日でもあります。

彼は、ご友人のお嬢さんの結婚祝いに出席していました。このような厳しい状況下であっても大事な娘の門出の時、盛大にとはいかないけれど、親戚と近しい友人を招いて祝ってあげたい、ご友人はそのように考えたそうです。

 

そこから、二人の女の子が歩いているのが見えたと言います。彼女たちは周りの家々を訪ね、パンや小麦を分けてもらっていたのです。

 

二人に気付いた彼の友人は女の子たちを家に招き入れ、昼食をふるまったとのことでした。そして、彼女たちが持っていたポットにも、料理を入れて送り出したと言います。

女の子たちは礼を言い、「今日は食べるものがあってうれしい」と言って帰って行ったそうです。

国全体が厳しい状況の中、彼の友人もこの先どれだけの食糧を確保できているかわかりません。それでもアフガニスタンの人びとは、このように助け合いながらなんとか暮らしています。

 

今日は食べるものがあった、明日はどうかわからない。

 

そんな欠乏の恐怖に襲われる人が、一人でも減るように。

ただでさえ先行きの見えない不安な状況にある人びとが、この冬を無事に越せるように。

 

当プロジェクトもあと2日となりました。

引き続き、JENのアフガニスタン緊急食糧支援に、みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。