奄美群島に生息する絶滅危惧種アマミヤマシギの保全活動にご支援を！

沖縄のやんばるでは異常な寒気に見舞われるなどタイミングが悪かったのですが、それにめげていても仕方ないので、気持ちを切り替えて2月1日から4日まで喜界島の調査に行ってきました。

ここは冬季にアマミヤマシギがいるかもしれないとされている場所で、捕獲できればGPSを装着するつもりでしたが、結論から言うと装着には至りませんでした。

周囲48.6km、最高標高211ｍ、今もなお隆起を続けるこの島のほとんどはサトウキビ畑などの耕作地で占められています。

2手に分かれて3夜かけ、隅々までとはいかなかったのですが島全体をできる限り調査しました。主要地点は押さえられたと思います。しかし、ヤマシギやムナグロはたくさんいるものの、肝心のアマミヤマシギを見つけることはできませんでした。

いないということを証明することは難しいので、見つけることができなかったという結果ですが、いたとしても数は少ないものと思われます。

今後も情報を収集しながら、喜界島の様子を観察していきたいと思います。

夜間にライトを照らしながらアマミヤマシギを探す

あちこちの耕作地で見られたヤマシギ

同じく耕作地で見られたヤマシギ

ヤマシギと同じく耕作地で見られたムナグロ。昼間は群れでいる印象が強いですが、夜間は単独で

いることが多い鳥でした