READYFOR?の募集終了まで、残すところ後23日となりました。

現在、53名もの方々から温かいご支援を頂いており、総額は約67万円に到達しております。ご支援下さった皆様、誠に有り難うございました。

 

残り23万円。一人でも多くのソマリア人若者ギャングを、テロリストになる未来から救い出すために。どうか引き続きご支援・ご協力宜しくお願い申し上げます。

 

本日は、日本メンバー渡航中の意識改革プログラム実施時に行う「社会貢献活動」の内容についてお話させて頂きます。

 

 

社会貢献活動では、議論の中で参加者が発案した、若者ギャングを取り巻く地域的な課題解決への具体的な取り組みを「ボランティア活動」として実際に行います。

 

卓上での議論に参加するだけでなく、

①実際に社会に働きかけを行うことで、地域社会との繋がりをより強く意識し、

②ギャングという社会的に信用されていない立場から一歩抜け出し、

 彼ら自身でボランティア活動を実施した経験を今後の活動に結び付けてほしい。

そうした期待のもとで私達は参加者を主体とした本プログラムを設けています。

 

実施の際には、当機構だけでなく現地の地域課題解決に取り組むNGO団体(画像上部にロゴを記載)をはじめとする地域の諸機関に協力を依頼し、より地域社会を巻き込んだ取り組みになるよう工夫しております。

 

昨年秋に行った回では、社会貢献活動として、イスリー地区の小学校を訪問し、生徒に対して小学校を中途退学することのリスクを自らの体験に基づいて語り、学校に通い基礎教育を受けることの重要性を訴えかけるモラル教育を行いました。

 

(1クラス40名以上の生徒が熱心に耳を傾けていた)

 

参加者であるギャングのほとんどは小学校の教育過程を未修了のうちに退学しており、その原因は両親の死や教育費が払えないという経済的理由、薬物に漬かり不登校になる、悪い仲間からの誘いを受ける、クラス内でいじめに遭ったなど多岐に渡ります。

 

当日は参加者に加え、当機構現地スタッフ、協力を申し出て頂いた現地NGOのメンバー・対象とする小学校の教職員がサポートに当たり実施されました。出席した生徒は100名を超え、3クラスに分かれて熱心に参加者の話に聞き入りました。

 

(モラル教育の様子)

 

参加者は、自らがギャングと呼ばれ、地域の治安を乱す存在として地域社会から疎外されていること、またギャングにならざるを得なかった背景を語り、その一つの理由として小学校を中途退学したことを挙げました。

 

また、小学校を退学してから現在に至るまでの自分の生活、職に就けず日々の生活もままならない様を丁寧に説明し、きちんと基礎教育過程を修了し、社会に対し責任を持った行動をとることの必要性を強く訴えかけました。

 

(自身の体験談を語るワジール君)

 

「私は友達に誘われて小学校に所属しているときから薬物に耽っていた。悪い仲間と過ごしのが楽しくて学校そのものがどうでも良くなってしまい、遂に不登校になり学校をやめてしまったんだ。」

 

「当時は軽い気持ちで辞めたが、英語もまともに書けず、計算もろくにできないから、簡単な仕事ですら貰えない。働けないと生活の手段がどんどん狭められて行ってしまうんだ。今は自分の判断を本当に後悔している。私の後の世代である君達には、このような思いをしないよう学校でしっかりと勉強してほしい。」

 

参加者の一人であるワジール君は、児童に対しこう語り掛けました。彼の言葉は多くの児童の心に深く刻み込まれたようで、帰り際には彼のもとに多くの児童が詰めかけるなど、盛んに交流する様子が見られました。

 

(参加した児童とともに)

 

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~参加したギャングの感想(一部抜粋)~

 

◆社会の一員として貢献していくことの具体的なイメージが湧いた。

 

◆協力してくれた人達との交流を通じて、自分を取り巻く社会の人々と実際に接することができ、ともに社会を形作る大切な仲間であることを実感した。

 

◆今まで自分のことしか考えられていなかったことを実感した。これからこういう活動があれば参加したい。

 

学校でのスピーチを終えた参加者は、地域内のNGOや小学校と協力して児童に対し働きかけが出来たことに非常に喜びを感じており、次回以降の参加への意欲も示していました。

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また今回の活動をサポートして頂いた教職員の一人は、

「最初はギャングが教育を行うことに違和感や疑問を覚えていたが、スピーチを聞き、失敗した経験を持つ当事者だから訴えかけられることもあるのだと知った。子ども達も満足しており、自身もギャングに対するイメージがかなり変わった。」

という感想を下さり、ギャングを取り巻く一般社会の人々の、ギャングに対する印象に変化をもたらしていくことへの可能性を感じることが出来ました。

 

今後、「ソマリア人若者ギャングの社会復帰」プロジェクトでは、上述した小学校のモラル教育だけでなく、回ごとの参加者の主体性や問題意識に基づき、また協力を依頼する現地機関の助言も取り入れながら、議論の中で様々な活動を取り入れて実施していく予定です。

 

次回実施のプログラムにも、どうぞご期待をお寄せ下さい。

 

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