紛争や政情不安…困難に直面する人々に未来を変える学びの力を届けたい

寄付総額
目標金額 5,000,000円
- 寄付者
- 363人
- 募集終了日
- 2022年10月31日
【残り3時間!】未来を変える力を届けるプロジェクトの目指す先
いよいよ終了まで残り3時間となりました!
プロジェクトチームの下久禰です。
カウントダウンの最後の投稿は、広報担当スタッフの仁茂田から寄せてもらった「未来を変える学びの力」エピソードをお伝えしていきたいと思います。
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「未来を変える学びの力」についてのスタッフからのエピソードリレーを考えるとき、私がJVCで様々な学びを得たことについてにするか、それとも自分の個人的な体験を書くか色々悩みました。
以前アフガニスタン現地スタッフとしてで活動していたサビルラさんに起きた変化の話がとても心に残っているので、お伝えしたいと思います。

特にNGOで働きたいという希望があったわけではなく、たまたまJVCアフガニスタン現地事務所のドライバースタッフとしてJVCに参加したサビルラさん。
しかし、JVCが対話を通して現地の状況を変えていく様子を目の当たりにしたこと、またスタッフからの「自分にも平和のためにできることがある」という言葉をきっかけに変わっていったのです。
武力を頼り自身も銃をもってタリバンに入ることも考えていたというサビルラさんですが、現在では「対話で平和を築く」という信念を持つにいたり、現在では現地事務所が独立する方形で立ち上げられた「Your Voice Organization」という現地NGOのリーダーになっています。
何かを知ることで人は180度違う人生を進み始めることもあるけれど、そういった気づきを得るためには、自分が今いる環境とは違うところからのインプットが重要になったりもします。
学校での授業や文字の読み書きといった「学び」だけでなく、JVCの活動が、様々な場所で多くの人が気づき・学びを得るきっかけとなり、サビルラさんのような未来を変える力を広げているのではないかと思います。
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心に残るエピソードとして、現在はアフガニスタンの現地NGO:YVOのリーダーとなっているサビルラさんのエピソードを挙げてくれました。
前回のクラウドファンディングの際にもご紹介し、ご存知の方も多いメッセージかもしれませんが、学びによって人が大きく変わっていた、象徴的なエピソードだと思いますので、以下にサビルラさんのエピソードを引用させてください。

◆「力」が支配する世界、 銃を手に取るしかなかった
サビルラさんが小さい頃は、自国に侵攻してきたソ連との戦争に、お兄さんが参加。自分が通っていた学校も、その戦争で燃やされているといいます。
地元の村の指導者のひとりだったお父さんは、村での戦闘行為を避けるように地方行政に交渉しに行った数日後、ソ連と戦っているはずの自国の武装勢力から、命を狙われるはめになったそうです。
その結果、家族全員で隣国のパキスタンへ避難しています。
「力を持つ人間が勝つ社会」で生きてきた彼自身が、若くして銃を手にとることは自然な流れだったといいます。
パキスタンでは武装警備員として働き、他の家族との土地をめぐる争いが銃撃戦になったときには、それに参加したそうです。

2001年の9.11後に、アフガニスタンへ帰国。国のためだ、と周りに説得されて、米軍に反発するタリバンを陰ながら支援することに。
それから数年後に、ご友人の紹介で運転手としてJVCで働くことになりました。
そしてある時、当時の駐在代表だった谷山(現JVC顧問)から、こう言われたそうです。
「君にもアフガニスタンの平和のためにできることがあるんだ」
◆力ではなく対話で、平和に近づく方法を
「政治家でもない自分に?」
谷山からかけられた声を、サビルラさんは最初は気にもかけなかったそうです。
しかし数年後、同僚の母親が駐留米軍の発砲によって重症を負った際に、谷山が米軍に対して抗議する、という場面に同席。
その時には、「超大国」の米国の軍隊に対して交渉ができるのか、と驚いたそうでした。
そして、治安の悪化でJVCの日本人スタッフが帰国した2008年。
JVCが運営していた診療所近くに、米軍のロケット砲が打ち込まれて村人が負傷、診療所も被害を受ける事態が続きました。
サビルラさんは怒りと怖れに震えながら砲弾の破片を証拠として集め、砲弾発射の写真を撮影。自ら米軍に、それが軍事演習だったことを認めさせ、今後は行わないと言わせたのです。
「力」ではなく「対話」で状況を変えることは、できるのだ――。
それが、サビルラさんが今も静かに燃やし続けている想いです。

JVCがアフガニスタンで活動を終えた後も、彼は家族や友人間といった身近なレベルから、争いを避け、暴力に傾倒しないよう、話し合い、アクションに移す活動を続けています。
それがひいては、アフガニスタン全体の平和につながると信じて。
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わたし自身、何度かこのエピソードを目にしているのですが、サビルラさんの大きな変化のストーリーを見るたびに目頭が熱くなります。
サビルラさんは特別な一人ではありません。
私たちの活動の中で、未来を変えていくための学びの力を得ることのできた一人一人が、サビルラさんのように社会すら変えていく大きな力になっていくと信じています。
そして、それこそが「未来を変える力を届ける」このプロジェクトの目指す先です。
残り3時間の挑戦を終え、あとに続くそんな光景を、より多くの皆さんと見ることができるよう、最後まで全力を尽くしていきます!
>>こちらのページでも、サビルラさんのエピソードをご紹介しています
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