事務局長・伊藤からのメッセージ：緊張感と人々の笑顔と夕陽と。

9月中旬に開始したクラウドファンディングもあっという間に１ヵ月が経ち、残り２週間をきりました。当初の目標達成後も、ネクストゴールに届きますようにと、温かいメッセージとともにご支援をいただいております。本当にありがとうございます。

 

団体をあげて挑戦しているクラウドファンディング、本日はJVCの事務局長・伊藤解子（いとう・ときこ）からのメッセージをお届けいたします。

 

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日本国際ボランティアセンター（JVC)事務局長の伊藤解子です。

 

パレスチナ・ガザ地区において、お母さんと子どもたちの健康を守りたい！との思いで実施している活動へのクラウド・ファンディング挑戦。おかげさまで早い段階で第一目標の400万円を突破することができました。本当に多くのご支援を誠にありがとうございます。

 

ただ、ガザ地区においては、現在さらに新型コロナウィルスの蔓延が大変深刻になっています。子どもの栄養に関する知識を得ることで改善のための行動が取れるようになったり、保健師のカウンセリングにより子育てに前向きになることができたりと、これまでの活動地域においては、子どもたちの健康や栄養に対してのポジティブな変化が生まれていました。

 

しかし、このコロナ禍で、新たな不安が生じ、人々は更なる試練に直面しています。医療体制が脆弱なガザにおいて栄養状態の悪い子どもたちを感染から守るためにも、感染の予防啓発活動と栄養改善の活動を継続することが改めて重要性を増しています。しかしながら、JVCとしても、活動を継続するために最低限必要とされていた資金が不足した状況が続いています。

 

私自身、約2年前にパレスチナを訪問しました。紛争地など世界の多くの国を訪問してきましたが、あの壁に覆われたガザに入域する際のゲートの威圧感、緊張感は、経験したことのないものでした。「天井のない監獄」といわれ人も物資も自由に行き来できない状況下、けれど、ガザに面した地中海の夕陽は他の地域で見るものと変わらず美しく、ガザで活動を続ける保健師、ボランティア、医療従事者の方々が笑顔で迎えてくださったギャップは、今に至るまで理解することは容易ではありません。ガザ地区がより断絶された今、人々が想像を越える状況に置かれていることに対して、私たちができることを考え続けています。

 
2018年12月、パートナー団体であるAEIのクリニックにて（真ん中が、プロジェクト・コーディネーターのアマルさん）

ガザの子どもたちとその家族の健康と笑顔を守る、この事業を継続していくために、是非、ネクストゴールを目指して、ご支援、お知り合いへの拡散でご協力をお願いいたします。

 
初めてのガザ訪問でとても印象深かったことの一つという、モスク越しに海に沈む美しい夕陽。

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ネクストゴールに向けてあと２週間、引き続き頑張ってまいります！

応援のほど、どうかよろしくお願いいたします！

 

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◆配信イベント第三弾：10月24日（土）19：00～20：00　オンライン配信
「ジャーナリスト堀潤が見たガザ」
ジャーナリストの堀潤さんをゲストに迎え、堀さんがJVCのガザ活動地を訪問してくださった時のお話などお届けする予定です。

 

◆配信イベント第四弾：10月27日（火）19：00～20：00　オンライン配信
「クラファン終了まであと３日！ラストスパートトーク！（仮）」
ファンドレーザーとしても幅広くご活躍され、JVC広報・ファンドレイジング専門アドバイザーでもある鎌倉幸子さんを聞き手として迎え、パレスチナ事業チームメンバーがガザでの支援にかける思いを語ります