
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 322人
- 募集終了日
- 2022年3月25日
ヒヨドリ リリースに至るまで 【後半】

皆様こんにちは! JWCの佐草です!
今日は前回に引き続き、今回のクラウドファンディングのトップ画像に使っているヒヨドリの保護からリリースに至るまでのお話をさせていただきます。
今回お話する内容は前回の新着情報に載せた『ヒヨドリ リリースに至るまで 【前半】』の続きとなりますので、もし宜しければそちらの投稿からご覧いただけますと幸いです。
《ヒヨドリ リリースに至るまで 【前半】》
保護から暫くして、最初入れていた箱から飛び出すようになりました。もともと、あと数日で巣立ちするだろうという大きさだったので、順調な成長速度といえます。いよいよ、自立の為の訓練を始めることにしました。
まず、第一段階として、室内バードケージへ移動させると、箱を開けた瞬間にパタパタと羽ばたき、近くの枝に止まりました。まだ、弱弱しい飛び方ではありましたが、この時に栄養不足や発達障害で翼が上手く動かせず、地面に落ちてしまう子も中にいるのですが、この子はそういった様子もなく、きちんと枝にも止まることができたので安心しました。

このバードケージもスタッフが手作りしたものでそこまで広さはないのですが、短い距離の飛行訓練には使用することができます。ケージ数が足りず、この中には先住のイワツバメとスズメも一緒にいたので、喧嘩しないかも少し心配でしたが、そこまでお互いに気にしている様子もありませんでした。
ひとまず、この場所で簡易的な飛行訓練を行いつつ、ミカンやブドウ、昆虫ゼリー、ミルワームといったものをケージの中にセットし、給餌の回数も少しずつ減らして自食を促すようにしていきました。
この時、体重の増減にも気を付けていかなければいけません。というのも、巣立ちを終えた雛というのは、巣の中でただ餌を待っていた頃に比べ、『飛ぶ』という動作が増えるので少し体重が減ることもあります。給餌を減らしていくタイミングも同時期な為、単純に運動をしての減量なのか、餌が足りていないから減ってしまっているかの判断がとても付き辛く、かと言って餌を与えすぎてしまうと肝炎を起こす要因にもなりかねないので、とても慎重になります。
そうやって、毎日の体重の変化、毛艶や糞の状態にも気を配りながら様子を見て数日、だいぶ飛行にも余裕が出てきた為、第二段階として、屋外のガレージケージへ移動させました。
このガレージケージは、元々車庫だったのですが、これまたスタッフの手作業でバードケージへと改造したものです。ここは、室内のバードケージよりも幾分か広く、旋回飛行も行えるスペースとなっています。
移動させてみると、ここでもすぐに近くの枝へ飛び移り、あたりを見渡していました。このガレージケージにも先住のキジバトやムクドリなどがいたのですが、この子たちとも喧嘩する様子はありませんでした。
同室に複数の子、それも異種を入れる時は相性を考えているのですが、今回はどの子とも仲良くしてくれて助かりました。
保護当初、体重は50gほどでしたが、ガレージケージへ移動させた時には63gとかなり安定した体重になっていました。また、移動させた5日後にはミカンやミルワームを自分で食べているところも確認できた為、完全に強制給餌から自食に切り替えていきました。
飛行も、室内にいた時に比べるとだいぶ上手に飛べるようになり、いよいよリリースが近づいてきました。
そして、天気予報で3日間は晴れが続く日を選び、リリースを決行しました。初めは、周りに広がる景色に戸惑っているようでしたが、1分と経たず、意を決したように私の手から大空へ飛び立っていきました。

今回のクラウドファンディングに使ったトップの写真は、その瞬間をカメラに収めたものです。合成じゃありませんよ!(笑)
暫くは近くの桜の木に止まり、葉っぱで遊んだりしていましたが、2時間ほどして、山の方へ飛んでいきました。

こうして元居た場所へ帰してあげることができるのは、ほんの一握りです。保護されてくる子の多くは、既に瀕死の状態であることが多く、今までに救えなかった子達もたくさんいます。どれだけ懸命に治療をしても、目の前で静かに息を引き取っていく姿を見ると、自分の無力さに打ちのめられそうになる時もあります。
また、例えリリースできたとして、その子がどれだけ長く生きられるかは分かりません。もしかすると、その日のうちに他の動物に捕まってしまうかもしれない。台風などで怪我をして、そのまま亡くなってしまうかもしれない。それは、分かりません。
私達ができるのは、あくまで『自然に帰るチャンスをもう一度与える』ことだけです。ですが、それでも、ほんの少しでも彼らの未来を繋ぐ可能性があるのなら、できる限りのことはしたいと思っています。
リリースした時はまだ、この子も雛の面影が残る顔立ちでしたが、今頃はきっと頬紅模様も出て、立派なヒヨドリになっていてくれればと、願うばかりです。
今回の子のように、JWCでは様々な理由で保護されてきた傷病野生鳥獣のリリースまでの治療やリハビリを行っています。
記事の中でも書きましたが、現在あるケージは全てスタッフが手作業で作ったもので、規模もケージ数もまだまだ満足いくものではありません。
今挑戦しているクラウドファンディングで、もし目標金額達成となれば大型のリハビリケージを建設することができます。
一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、皆様のご協力をいただけますと幸いです。
実は、このヒヨドリについての記事、一度全部書いていた文章が消えてしまいまして……。早く動物のことをご紹介したかったのですが、お待たせしてしまい申し訳ございませんでした……。
遅筆なもので、なかなか高頻度で更新できないかもしれないのですが、できるだけ、できるだけ、動物たちのことをアップしていきたいと思いますので、ぜひお待ちいただければと思います!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
リターン
5,000円

応援コース
・お礼のメール
・JWC通信 特別号
※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。
・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
◆画像解像度 1920×1080 px
アスペクト比 16:9
◆画像解像度 2778 x 1284 px
アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください
・ホームページにお名前掲載(希望制)
✳︎一度に30口までのご支援が可能です
- 申込数
- 89
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年6月
10,000円

オリジナルポストカード
・お礼のメール
・JWC通信 特別号
※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。
・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
◆画像解像度 1920×1080 px
アスペクト比 16:9
◆画像解像度 2778 x 1284 px
アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・保護動物ポストカード ×3
✳︎一度に30口までのご支援が可能です
- 申込数
- 31
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年6月
5,000円

応援コース
・お礼のメール
・JWC通信 特別号
※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。
・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
◆画像解像度 1920×1080 px
アスペクト比 16:9
◆画像解像度 2778 x 1284 px
アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください
・ホームページにお名前掲載(希望制)
✳︎一度に30口までのご支援が可能です
- 申込数
- 89
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年6月
10,000円

オリジナルポストカード
・お礼のメール
・JWC通信 特別号
※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。
・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
◆画像解像度 1920×1080 px
アスペクト比 16:9
◆画像解像度 2778 x 1284 px
アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・保護動物ポストカード ×3
✳︎一度に30口までのご支援が可能です
- 申込数
- 31
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年6月

JWCサポーター大募集中!傷付いた野生動物を救いたい
- 総計
- 253人

鳥サポーター募集中|鳥と人の共生を目指す活動にご支援を!
- 総計
- 36人

絶滅危惧種ツシマヤマネコを守るために!月々のご支援で安定的な整備を
- 総計
- 146人

アムールトラ「ショウヘイ」に、みんなでつくるおもちゃ箱をプレゼント
- 現在
- 6,440,000円
- 支援者
- 402人
- 残り
- 63日

ごかつら池どうぶつパーク|命を守り、次世代へ繋ぐ小さな動物園の挑戦
#観光
- 現在
- 7,013,000円
- 支援者
- 421人
- 残り
- 28日

小さな命〜行き場のないインコや小動物等の命をつなぐサポーター
- 総計
- 202人

【継続支援のお願い】高齢、障がいの保護犬が穏やかに過ごせますように
- 総計
- 192人











