まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい
まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい

支援総額

3,929,000

目標金額 3,000,000円

支援者
322人
募集終了日
2022年3月25日

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2022年02月04日 17:30

ヒヨドリ リリースに至るまで 【前半】

 皆様こんにちは! JWCの佐草です!


 今日は、今回のプロジェクトページのトップで使った写真の『ヒヨドリ』について、保護からリリースまでのお話をさせていただこうと思います。

 

 この子は以前、木が伐採されて巣が壊れてしまい、その木の下敷きになったのか、犠牲になった雛鳥の中で一羽だけ生き残っていたところを保護されました。保護した方も、初めは親が帰ってくるかもしれないと暫くそのまま様子を見守っていたそうなのですが、周囲の気配に怯えてしまったのか帰ってくる様子もなく、どうするべきかと悩んだ末にのづた動物病院へ連れて来られました。

 

 保護当初、この子は既にほとんどの羽は生え揃っていましたが、巣立ちするにはあと数日は必要だろうというような雛鳥でした。
 幸い、特に外傷などはなかった為、診察後はすぐにさとやま保護センターへと移動し、保温と給餌を行いました。
(保温にはペットヒーターを使用しています。ホッカイロでの保温は二酸化炭素を発生させてしまう為、禁忌となっています)

 

 『給餌』と一口に言っても、その内容は種や状態によって変えていかなければいけません。また、雛鳥の場合、親が雑食の鳥でも成長の為に栄養が必要な時期は昆虫がメインであったり、ハトの場合は親から吐き出されたもの(ピジョンミルク)を直接口から飲んでいたりと、餌の内容もそうですが、与え方も変わります。


 今回保護されてきたのは『ヒヨドリ』の雛だった為、昆虫がメインとなります。施設では節約の為にミルワームを自家繁殖させているので、ひとまずはそれを与えることにしました。(このミルワームの繁殖もなかなか大変なのですが、それはまた別の機会にお話しさせていただきます……。)


 雛鳥が保護されてきた時、自分で口を開けてくれるか、きちんと嚥下ができるかが、まず第一の関門となります。

 自分で口を開けなかった場合、無理やり口を開かせて、強制的に給餌を行わなければなりません。弱っていたり、暴れたりすると誤嚥させる危険もあるのですが、この子は自分から大きく口を開けて餌をねだってくれたので、その点は安心しました。

 

 まずは食いつきを確認する為にミルワームを使いましたが、それだけでは栄養が足りません。本来なら、芋虫やバッタといった栄養たっぷりの昆虫を食べている子達です。私達も早朝から近くの野原に出かけて、不審者と通報されないか……と内心冷や冷やしながら必死に虫取りをするのですが、それでも親鳥が雛へ運ぶ一日量には到底及びません。


 その為、せめてもの栄養補助として、七分餌・バイタルパウダー・小松菜・ネクトン・鳥類用乳酸菌などを水で溶かし、団子状にした練り餌も与えています。この配分もその子の状態によって変えたり、七分餌を五分餌や三分餌にと調整します。


 しかし、雑食の鳥であるほど好き嫌いがあり、その練り餌をあげようとするとかたくなに口を開けないこともあるので、ブドウやミカンといった好物でご機嫌を取りながら、あいまに練り餌を口に放り込んでいきます。

 

 ちなみに、私も代表もここ数年デラウェアのブドウなんて食べていません。よくあることなのですが、柿だったり、イチジクだったり、私達よりよっぽど動物たちの方が素敵な果物を食べています……。
 この子も例に漏れずブドウが大好きだったので、あげる度に羨ましく思う気持ちもありましたが、それはもう美味しそうに食べて「ピー!」なんて鳴かれると、「たんとお食べよ……(泣)」と私も別の意味で泣いていました(笑)

 

 雛鳥の時期、種類にもよりますが、大抵の鳥は生まれてから1週間~2週間は数分置きに給餌を行います。成長と共にその間隔は伸びますが、巣立ち後でも暫くは数十分置きに親が餌を運んできます。それに倣い、私達も鳥達が活動を始める朝の5時頃から交代で数分置きに給餌を行います。他の子の世話をしている間は施設へ連れて行って、事務作業をしている時はパソコンの隣にこの子を置いて、「ピー!」と鳴いたらご飯をあげて、「ピー!」と鳴いたらご飯をあげて……を繰り返していました。


 この時はまだ、雛鳥が1羽だったからまだ良かったのですが、2羽、3羽といたり、他にも幼獣がいたりなんかすると…もう大変です…。

 

 せわしない日々でしたが、この子は保護された時点である程度成長していたこともあり、1週間もたたないうちにパタパタと羽を震わせ、入れていた箱から飛び出すようになりました。これは、巣立ちの合図です。

 まだ暫く給餌は必要ですが、そろそろ自立の為の訓練に移行していく段階となりました。

 


 と、長くなってしまいそうなので、今回はここまでとさせていただきます! 続きは【後半】として投稿させていただく予定ですので、ぜひお楽しみに!

 


 JWCは現在、リハビリケージ建設の為、クラウドファンディングへ挑戦中しております! もし宜しければご支援のご検討に合わせ、拡散のご協力をいただけますと幸いです。

 

(毎日動物の世話に追われているもので、お恥ずかしい話、なかなか拡散に手が回らず……皆様のご協力をいただけるととてもとても助かります……) 

 

 

後半はこちら!

リターン

5,000


応援コース

応援コース

・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000


オリジナルポストカード

オリジナルポストカード

・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

・保護動物ポストカード ×3

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

5,000


応援コース

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・お礼のメール

・JWC通信 特別号
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 アスペクト比 16:9
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 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000


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 アスペクト比 16:9
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 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

・保護動物ポストカード ×3

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月
1 ~ 1/ 17

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