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支援総額

8,808,000

目標金額 5,500,000円

支援者
571人
募集終了日
2023年7月28日

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2023年07月19日 18:00

【注意喚起】野生動物へ餌付けをしないで!! 人にも野生動物にも降りかかる危険

『野生動物へ餌付けをしないでください』

 

そういった注意書きをご覧になったことはありませんか。

 

ただ、なぜ野生動物に餌付けをしてはいけないのか。その理由、そして餌付けをしてしまうことによる危険性までも知っている方は、意外に少ないのではないかと思っています。

 

餌付けをしてはいけない理由の一つで、多くの人が考え付くのが『野生動物が人慣れしてしまうから』といったものではないでしょうか。

 

しかし、それがなぜいけないのか。

 

餌付けをしていたらよく来るようになり、親子連れで姿を見せてくれるようになった。

一見微笑ましいように思うその光景ですが、この餌付けが野生動物にとっても、私達人間にとっても大変危険な行為となる可能性が高いのです。

 

 

 

人を襲うようになってしまう危険性

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これは主に、ヒグマやツキノワグマ、イノシシといった動物にいえることです。

特に、知床半島では、世界でも有数のヒグマの密集生息地であるとして、観光客も多く訪れます。

その中で、ヒグマを近くで観察したい、写真を撮りたいといった一部のマナーを守らない観光客がヒグマに執拗に近付く、餌を与えるということが問題視され、2022年4月に国立公園・国定公園の特別地域での餌付け・接近・つきまとい行為は違法となりました。

 

これは、『人をヒグマから守る』法令であり、『ヒグマに人を襲わせない=ヒグマを加害者にしない』為の法令でもあります。

というのも、本来ヒグマは積極的に人を襲うことはしませんが、人が餌付けをすることで、『人間=餌が得られる』と認識するようになり、人を恐れず、近づくようになってしまった個体が増えてきてしまった、という現実があるからなのです。

 

その結果、起きてしまった悲しい事例のひとつに、『ソーセージ』と名付けられたヒグマの話があります。

母親から離れたばかりのまだ若い雌グマが観光客からソーセージを与えられ、その姿が可愛らしいと周りの観光客の餌付けもエスカレートしていきました。

そして、人に寄っていけば餌がもらえることを覚えたそのヒグマの『ソーセージ』は、とうとう小学校の敷地内にも侵入してしまい、子供たちを守る為に射殺されました。

 

『可愛いから』『写真を撮りたいから』『近くで見たいから』そんな理由で、人から餌を与えられたこの子は、最終的に人に殺されてしまったわけです。

 

この餌付けによる被害は、ヒグマに限らず、ツキノワグマやイノシシも同様です。

一度餌付けを覚えてしまえば、人に寄ってくるようになってしまう。

それにより人が襲われる危険性があることはもちろん、実害がでなかったとしても『人を守る為に』駆除せざるを得なくなってしまうのです。

 

 

餌付けにより、野生動物が病気となってしまう可能性

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今回のクラウドファンディングの中でもご紹介しましたが、当団体には疥癬となったタヌキが毎年保護されてきます。

疥癬の原因は『ヒゼンダニ』というダニが原因ではありますが、免疫力が下がった時に重篤化するとされています。

疥癬となるタヌキは年々増加傾向にある、という話はあるものの、具体的になぜタヌキの疥癬が増えているのか、そこまで重篤化する原因すらもまだ解明されていません。

しかし、私達が十数年タヌキの疥癬を診てきた中で可能性としてできてきた仮説が『ペットフードを食べていたタヌキが疥癬となっているのではないか』というものです。

タヌキは本来、雑食性の動物で、自然の中では昆虫や木の実、果物、小動物などを食べて生きています。そんな彼らが、脂質やたんぱく質が多く含まれるペットフードを常食してしまうことで腎臓などの内臓に負担がかかり、免疫力が低下、結果的に疥癬が重篤化してしまうのではないか、と私達は考えています。

実際、お問合わせいただく中で『外のネコ餌を食べに来ていたタヌキが疥癬となった』というケースは大半を占め、何かしらの因果関係はあるものと思われます。

 

また、ペットフードでなければ良いのか、というと当たり前ですがそんなことはなく、人間の食べ物だって彼らの健康を害することとなります。

 

野生動物にはそれぞれの食性があり、体に合う食べ物、合わない食べ物があります。

食べるからといって、それが食べても問題のないものだとは限りません。

 

最近、北海道ではキツネの疥癬も増えているようです。そこでも指摘されているのは、『観光客の餌付け』でした。

愛でる気持ちで与えた食べ物が、彼らを病気にさせてしまうかもしれないのです。

 

 

エキノコックスによって死に至る可能性

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人と野生動物の距離が近くなることで何が起きるのかをこれまでにご説明しましたが、最後はエキノコックスについてです。

エキノコックスは寄生虫の一種で、幼虫の時に主にネズミに寄生し、そのネズミを食べたキツネの体内で成虫となります。

そして、このエキノコックス症はキツネの糞から排出される虫卵の経口摂取によって人にも感染することがあり、現代の医療技術においても病巣部分(主に肝臓・肺臓・腎臓など)を切除する以外に治療方法はないとされています。

 

北海道で暮らす方にとっては当たり前の病気であるからこそ、「キツネには絶対に近付かない」「土に触ったら必ず手を洗う」といったことが常識となっています。

しかし、旅行で訪れただけの観光客の中には、エキノコックスへの危機感も非常に低く、下手したら『知らない』という方もいなくはありません。

その為、餌を与えて近くで見ようとしたり、子供との触れ合いを許したり、といったことが起こります。

 

人の中の潜伏期間は非常に長く、感染したとしても初期症状として現れるまでには成人で10~20年、子供でも数年の時間を要するとされています。

 

つまり、感染したとしてもすぐに分かるわけではなく、症状として現れた頃には手遅れである場合も多いのです。

 

キツネに餌付けをすることで、キツネは人の生息圏内に姿を現すようになります。

そして、キツネは公園の砂場で糞をすることもあります。

そうとは知らず、小さなお子さんが砂場で遊んで、誤って手を口に入れてしまったら……。

 

考えるだけでも恐ろしいですよね。

 

そして、このエキノコックスは北海道に限らず、本州でも感染が確認されています。

愛知県では複数の野犬の体内からエキノコックスが検出されたこともあり、既に定着してしまったとも言われています。

 

別の地域の話と片付けることは、もうできないのではないでしょうか。

 

 

 

 

『野生動物へ餌付けをしないでください』

この言葉に含まれる様々な危険性を、今回少しでもお伝えできていれば幸いです。

 

 

酷暑と言われている今年の夏。

もうすぐ夏休みに入る学生さんも多いのではないかと思います。

 

夏休みの期間、森や川、海などの避暑地へキャンプやご旅行に行かれる方も多いでしょう。

 

その際には、『野生動物を守る為に』『自分たちの身を守る為に』も、決して野生動物への餌付けはせず、ゴミも必ず回収していただくようお願い致します。

 

野生動物を可愛いと思う気持ちが、彼らの命を、そして人の命を奪う。

 

そんな悲劇がなくなることを切に願っています。

 

 

 

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。
一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。

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