葉山を見渡す、築91年・遠藤新設計の住宅遺産を残し一般公開へ
ご支援くださいました皆様へ
穏やかなお天気のお正月でしたがのんびりできましたか?
皆様にご支援頂いた加地邸はプロジェクトチームが結成され、それぞれの分野で活躍の専門家により事前の打ち合わせを重ね、修繕工事を10月末より始めることができました。
入念な打ち合わせを重ねた成果でローンチからは予定通りスピーディーに進められ雨漏れ、躯体の修繕は年末に完了出来ました。
ここからは3月完成に向け室内の機能を高め、本来の姿を残しつつ活用に向けた修繕を慎重に進めてまいります。
【4月からは1週間単位の泊まれる文化財に】
4月再開を目指し、その後は一週間単位の貸し出しで利活用をしながら、保存していく計画でおります。
文化財保存に向けて意匠的にも問題ないかと判断された箇所は思い切って遊びをとりいれる方向で進めております。
遠藤新氏そして師匠のフランク・ロイド・ライト氏と言えばランドスケープと一体となったプレーリースタイルの建築。遠藤新氏の暗示と呼ばれる手法が沢山盛り込まれた室内を体感できる建物にいると心が癒されるます。本当に素晴らしい建物だと工事解体をして改めて残すべき建物の一つと確信しております。
楽しみにして頂けたら少し嬉しく思います。
ご支援頂いた全額は屋根の修繕、外壁の塗装、防水、木部の入れ替えの必要な箇所の修繕に充てさせて頂きました。先日は工事内覧会も終了し、「こけら落としパーティー」「内覧会」「宿泊」リターンのご案内は2月中頃のお知らせの予定でおります。
葉山町のイベント等の機会で一般公開日も設けられたらと思っております。
今後も加地邸を見守り続けて頂けましたら幸いでございます。
加地邸 武井雅子