どんなに小さな一歩でも。感謝をこめて。
絵画療法をご支援して下さった皆様へ
この度はあたたかいご支援ありがとうござました。
資金を提供して下さる方がいらっしゃる一方で、避難者へのいじめやいやがらせが起こってしまう状況を考慮し、セッションの様子は写真に収めませんでした。はっとする子どもたちの絵もありましたがそれもまだ写真に収めるには乱暴な気がして写しませんでした。写せませんでした。また個人情報にも配慮し大まかな表現でのご報告となることをお許しください。
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改めまして、ご報告が大変おそくなりましたが、
11月23日に6回目の絵画療法は終了致しました。
ですが前日の22日に起こった地震と津波の影響で、
全ての鑑定が終わった訳ではありません。
おととい、最後のお2人のうちのお1人が無事に絵を書き終えて下さいました。
もうお1人の方は絵がかける時までそっと待ちたいと思います。
(人を支え頑張っている人が一番つらい思いをしているということかもしれません)
6回に渡って行った絵画療法で、19人分(お1人は1度だけの鑑定、お1人は2度だけの鑑定、3回受けてくれた人が17人)、54枚の絵の鑑定を発注することができました。
リターンの送付を3回目のセッションが終わった段階で行い、その時点でのご報告もさせて頂きました。その時にご支援してくださった皆様へ同封した手紙を載せます。応援して下さった皆様も少々長いですがぜひお読みください。読了の方は飛ばして後半をお読みいただけると嬉しいです。
◇ 中間報告のお手紙 ◇
2回目のテーマは「お花」でした。好きなお花を描いていただきました。
そのお花は自分の姿だそうです。その人それぞれの美しさや願いがありました。
そして3回目のテーマは「安らげる場所」でした。
このテーマは2回目終了後に設定してあったものです。
前日の地震の影響でフラッシュバックが起きてしまったり、
体調不良になって来られなかった方もいらっしゃいました。
私が思うよりももっとずっと心の傷は深刻なのかもしれません。
もし避難者さんが自ら語る機会に出会ったら、
それが自分だったらと精一杯の想像力を働かせて
お話を聞いて頂きたいと切望します。
その話の中には未だ語ることができない、
多くの方達の無念が秘めらているかもしれません。。
松谷さんのセッションでは嬉しい発見もありました。
子ども達の絵には、地震による不安の横に、
大人が作ってくれた帰れる場所があること。
自分を守ってくれる家族がいる、それを知っている安心感。
そういう要素が絵に表れていました。
子どもを守るためではあるけれど、
故郷の家族や友達、馴染んだ学校と離れさせてしまった、
そういう後ろめたさを保護者の方から聞きますが、
子ども達には「自分を守ってくれた」という愛情がきちんと伝わっているようです。
それは、雪の中に新芽を見つけたような希望でした。
感動し、私も救われました。
今後は同じメンバーとシェア会を持ちつつ、新たなご縁も探してゆきます。
見守ってくださり、心からありがとうございました。
◆収支報告をさせていただきます◆
ご支援総額 371,000円
READY FOR手数料 68,115円
講師謝礼 189,000円
リターン購入費 26,140
リターン備品(切手・コピー等)6,638円
交通費(2人分)14,220円
会場費(2ヶ所分)12,964円
お菓子代(6回分)10,804円
支出合計 327,881円
371,000円ー327,881円=43,119円
*リターン提供の小晴さんがほぼ半額の破格で請求して下さったことと、目標額より多く募金して頂いたお蔭で、43,119円の余剰金がねん出されています。元々私の手数料は計上していませんでしたが、準備だけでも数か月を要しておりますので、この余剰金は私の手数料とさせていただく事をこの場でご了承いただければと思います。また次の準備にも繋げてゆきますので、ご理解の程よろしくお願いいたしますm(_)m。