Together with Project 終了報告
1.はじめに
支援者の皆様大変ご無沙汰しております。
先日、READYFORより届いたメールで、本プロジェクトより1年が経過したことに気づきました。日々の生活や仕事に追われる中で、あっという間であったという気持ちと同時に、まだ1年しか経過していないのかという思いも心に浮かんできました。
この1年(地震からは1年4か月)の間に、被災地は記録的豪雨によって、甚大なる被害が重なりました。しかし、それにめげず被災地は着実に歩みを進めており、2025年4月には全ての避難所が閉鎖されたことを先日のニュースで知りました。
これは、復興への大きく、そして着実で意味のある1歩であり、被災地の皆様のたゆまぬ努力、そしてこのように遠くから支えていただいた皆様の支援の賜物です。
2.プロジェクトの概要
Together With Projectは、能登半島地震の被災者の皆様を、「下から支えるのではなく、上の立場から引っ張るのでもなく、肩を並べて共に歩みを進めたい」という介護職としての想いをこめた炊き出しプロジェクトでした。
本活動では、多くの支援者の皆様、そして、一般社団法人千葉県介護福祉士会様をはじめとする温かい後援をいただきながら、普段 千葉県介護福祉士会有志で活動している「KAIGO+CAMP」のメンバーが、野外活動で培ったノウハウを活かした炊き出しや、野外アクティビティを実施しました。
活動を通して、現地の対人援助職の卵である「国際医療福祉専門学校 七尾校」の学生さん達と笑顔を共有することができ、まさにエンパワメントの視点から交流を図ることができました。
3.活動報告
これまでの活動報告に掲載してまいりましたが、2025年4月19日 国際医療福祉専門学校 七尾校にキッチンカー含め、3台の車両で向かいました。
現地では、特製のカレーうどんの提供をはじめ、焚火台を使った焼きマシュマロ、ホットサンドを提供(自分で焼いてもらう)、焼き芋の提供等を行いました。
また、レーザー彫刻機を使って、シェラカップや木製コースターに自身の好きな画像や言葉を彫刻するコーナーは大盛況でした。あまりの任期に当日中に終わらせることができずに、後日、プロジェクトメンバーが改めて集まり、学生さん達から集まったオーダーを全て準備し、発送させていただきました。
人間、心が本当に動いたときは、ありきたりの言葉しか出てこないもので___。応援に行った自分たちの方が、元気をもらえたような、そんな体験でした。
一緒にたくさん笑い、「共に歩む」という本プロジェクトの目的が確かに達成できたと実感しています。
4.支援金の使用状況
皆様からご支援おただいた資金は、以下の用途に大切に使用させていただきました。
なお、本プロジェクトでは可能な限り自費や持ち寄り、ボランティア精神で運営を行っており、多くの部分で"手弁当"で活動する場面も多くありました。そのため、細かな端数等については切り捨ててのご報告とさせていただきますこと、何卒ご理解いただければ幸いです。
◆支援総額:756,000円・・・①
◆経費明細
・キッチンカーカレーうどん提供(食材費・車両費等):165,000円
・食材費(ランチパック・マシュマロ他):20,000円
・高速道路費用(3台分往復):72,000円
・燃料費(3台分往復):77,000円
・レンタカー代(グランドハイエース):65,000円
・学生さん達へのお土産(チョコレート等):25,000円
・シェラカップ(学生・リターン):10,000円
・木製コースター等、レーザー彫刻材料:20,000円
・石焼き芋用石:15,000円
・カレー煮込み用半切りドラム缶:20,000円
・各種保険加入:6,000円
・雑費(郵送費・宅配費等・事務用品等):8,000円
・プロジェクト手数料:253,000円
支出総額:756,000円・・・②
①ー②=0円
本プロジェクトにおける収支差額 0円
としてご報告させていただきます。
5.リターンの発送状況
リターン品につきあmしては、全て発送が完了しております。万が一、お手元に届いていない場合は、お手数ですがご連絡いただけますようお願い申し上げます。
6.今後の展望
Together with Projectはこれで一区切りつきますが、私たちの活動や夢はこれで終わりではありません。本来、昨秋にも訪問も考えておりましたが、メンバーの都合が合わずに実現ができませんでした。それでも、個人でまたは職能団体を通して、それぞれが被災地への応援を続けております。発信単位は個人になってしまいますが、この先も情報発信を続けていくことが、被災地支援の在り方の一つであると信じ、この歩みを止めずに自分たちのできること、やるべきことを進めて参ります。
7.おわりに
改めまして、Together With Projectにご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。皆様の温かいご支援が、被災地の学生たちの笑顔に繋がりました。そしてこの春、多くの学生さん達が学校を卒業して、国家資格を取得し、今度は誰かを支える側として、対人援助の現場で奮闘していることと思います。そう考えると、本プロジェクトは ∞ に繋がっていくのかもしれません。本当に本当にありがとうございました。
Together With Project 代表
佐藤 悠






















