加茂荘花鳥園｜栽培環境を守り、新たな安らぎ空間：味噌蔵カフェ誕生へ

スタッフの高齢化が進んでいます。

今行動する必要性

1957年より創始した加茂荘花鳥園ですが、現在はスタッフ達の高齢化が進み、定期的に植え替えが必要で栽培難易度の高い「花菖蒲」の維持管理には、特に大きな労力がかかっています。

花菖蒲スタッフリーダーの杉山さんは、子育てが終わってから、約45年前から働き始めました。

花菖蒲は定期的に植え替えないといけない植物なので、花菖蒲園を手前と奥で分け、それを1年ごとに交互に植え替える作業が大変だったと言いますが、花が咲き、沢山のお客様が来て「花が綺麗だね」と言ってくれる時、リピーターの方も沢山きていただくことが何より嬉しいととのことです。

愛情をもって空間を作り、植物を育てている杉山さん。

お客様に喜んでいただけることが何よりのやりがいを感じるのです。

花菖蒲を育てている班のスタッフは60歳〜80歳が中心となっております。日頃から花のお世話で体を動かしていることから、一般の高齢の方よりは体力はあると自負しておりますが、それでもどうしても限界はあります。

そこで、花菖蒲よりは比較的お世話のしやすいアジサイの比率を増やすことにより、技術を覚えることに対するハードルが下がり次世代へ引き継ぎやすくなると考えました。

これからも大切な花菖蒲の歴史は守り続けていきたい。時代の流れや環境の変化に適応できてこそ、守れるものもある。アジサイに頑張ってもらってこそ、花菖蒲を大事にすることができると思っています。