がんの転移と治療薬耐性のリアル！がんはこのように見える！

がんの転移と治療薬耐性のリアル！がんはこのように見える！～（模擬）症例検討会にようこそ～

 

 

｜｜担当教員：矢野聖二 (がん進展制御研究所／附属病院)

 

 

｜｜転移や薬剤耐性とは

 

がんは、できた場所（原発巣）にとどまっているうちに手術で切り取ってしまえば治ります。しかし、他の臓器にも飛んでしまう（転移）と手術ができなくなります。その場合、抗がん薬による治療をします。抗がん薬は一旦効きますが、一部が薬剤耐性となり治らなくなってしまいます。　
すなわち、いかにがんを転移する前に見つけるか、薬剤耐性を起こさせないかが、がんの治療では大切です。私たちは、実際に様々ながん患者さんの治療を行っています。また、薬剤耐性を克服する研究を行っています。
 

 

｜｜本プログラムでは

 

がんは、1cm³位の大きさ(10億個のがん細胞）にならないとCTや超音波検査などではっきりと見えません。これらの検査で見つかった実際のがんがどのように見えるのか体験してもらいます。また、どのようにしてがんが転移し薬剤耐性となるのかを学んでもらいます。

 

｜｜体験できる内容

 

１）転移が起こるメカニズムの説明
２）がんを診断する検査方法を説明
３）超音波検査の体験
４）転移や薬剤耐性のがん患者の模擬症例検討会