令和6年能登半島地震｜輪島塗職人の店　桂月堂を復活させたい！

いつも温かいご支援をいただきありがとうございます。

皆さまのおかげで、プロジェクトも順調に進んでおります。

引き続きご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

さて、近況をご報告させて頂きます。

仕事面では、

引き続き地味な片付けを継続しながら、昨年 お客様から承った注文( 特注や修理 )の品を最終点検し、発送を始めました。

また、皆さまにお届けする箸を父母宅に送りました。箱や包装紙の納品待ちのため、皆さまへのお届けには、もうしばらくお時間がかかりそうですが、母は 箱入れや包装するのを楽しみにしております。

生活面では、

引越し先の市営住宅の点検や掃除（地震被害を受けている部屋のため）を開始しました。

8日から9日にかけての大雨で、ブルーシートで応急処置をしていた店舗・工房兼家屋は雨漏りが酷く、その対応に追われました。

照明が壊れており、天気が悪いと明かりがランタンだけになるため、暗い中の作業はツライです。

10日は、大工さんと一緒に屋根に登って雨漏り対策を手伝っていました。

他には、高齢の職人の災害ゴミ出しを手伝ったり、市営住宅の話し合いに参加したりしていました。

まだまだ仕事に集中できる環境ではありませんが、皆さまの応援を励みに頑張っております。

父母の生活面ですが、

三次避難先の生活にも少しずつ慣れ、天気が良い日には、歩いて20分くらいのところにある図書館へ通っています。

また、被災により後回しになっていた体調の不良を治すべく、通院（内科、歯科、整形外科）も始めました。　驚いたことに、母は、被災時の影響で歯が4本も割れていたそうです。すんごく踏ん張っていたのだと思います。

この日曜日には、横浜の孫のサッカーの試合を初めて観戦しました。孫の一生懸命に頑張る姿や、良い友達に恵まれて楽しそうな姿に、元気をもらったようです。

ずっと働き続けた父母にとっては、生活だけの毎日だと退屈で仕方がないようです。しかし、輪島に戻るためにも心身共に元気でいてほしいと願います。

桂月堂 桂木 治