
支援総額
目標金額 1,300,000円
- 支援者
- 111人
- 募集終了日
- 2014年7月25日
復元した「助炭」と「揉み板」
気仙茶の伝統的な製茶では、ふかす(蒸す)か、または、ゆどおす(湯通し)した茶葉を、炉に炭火を熾し、ジョーダン「助炭」という箱の上で温め乾燥させながら、「揉み板」という、細い板に縄を巻いたものを使って揉んで、仕上げていきます。
今回は、このジョーダンと揉み板も、復元しました。
炉(ドブロ)と助炭(ジョーダン)は、サイズがあっていなければなりませんので、合わせて作ります。
上に載っているのが、ジョーダンの枠です。
この枠に、下にトタンを貼り、内側にセメン紙を貼りました。
揉み板は、大工さんに用意してもらった板に、地域でしめ縄作りをしている方に藁縄を巻いてもらいました。(今回は、毛羽立たないように、しめ縄に使う「すげ」という植物を使って作ったものもあります)
これを、ジョーダンに渡して、揉みながら、乾燥させながら・・・・を繰り返していきます。
実は、揉み板は、宇治の手もみなど、主要な茶産地での手もみ茶では、使われない道具なのだそうです。(まさに手だけで揉んでいるそうです)揉み板の存在自体が、自家製茶の研究でも、民具としても、ほとんど知られていないのだそうです。また、揉み板が残っている地域でも、竹を割いて縦軸とし、藁縄を横軸とした形態もあり、板に縄を巻く、気仙の形態は、ほかに秋田県(桧山茶)や群馬県にあることが分かっているのみだそうです。(そして、現在も、その地域での手もみ茶に、このタイプの揉み板が使われているのかどうか、わかりません。調べてみたいと思います。)全国の自家製茶について研究された、京都の伊藤さんが気仙茶を訪ねてくださった際に、教えていただきました。
その意味でも、今回の揉み板の復元、伝統製茶法の伝承は、大変意義深いものだと思います。
気仙茶に震災直後から注目し、支援を続けて下さっている、龍谷大学の伊達浩憲教授が、気仙の手もみ茶再現について、江戸時代の文献等も参照しながらまとめてくださっています。大変興味深い内容ですので、是非ご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/ryukoku-cha/20140616/1402908251
私たち、「北限の茶を守る気仙茶の会」では、数百年の伝統がある(と思われる)貴重な伝統製法を絶やさないよう、記録し、製法を学び伝承していきたいと思います。
リターン
3,000円
・心を込めたお礼状(気仙茶の畑の画像入り)
・ご支援くださった方のお名前〈ユーザー名〉の北限の茶を守る気仙茶の会のブログへの掲載(ご希望者のみ) をお送りします!
- 申込数
- 36
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3,000円の引換券に加え、
・気仙茶・熟成火入れ〈10年以上寝かせたお茶に火入れをして仕上げたもの〉10g (焙茶工房しゃおしゃんのオリジナル製品)
・気仙茶を育んだ陸前高田の風景写真のポストカード5枚
・2014年晩秋に、気仙地域内で開催する、気仙茶の花見と茶会へのご招待券(2名様分)をお送りします!
- 申込数
- 76
- 在庫数
- 124
3,000円
・心を込めたお礼状(気仙茶の畑の画像入り)
・ご支援くださった方のお名前〈ユーザー名〉の北限の茶を守る気仙茶の会のブログへの掲載(ご希望者のみ) をお送りします!
- 申込数
- 36
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3,000円の引換券に加え、
・気仙茶・熟成火入れ〈10年以上寝かせたお茶に火入れをして仕上げたもの〉10g (焙茶工房しゃおしゃんのオリジナル製品)
・気仙茶を育んだ陸前高田の風景写真のポストカード5枚
・2014年晩秋に、気仙地域内で開催する、気仙茶の花見と茶会へのご招待券(2名様分)をお送りします!
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