プロジェクト概要

東日本大震災で被災した、気仙沼。この記憶を風化させたくない。

 

はじめまして、宮城県気仙沼市「株式会社鈴木金物店」代表の鈴木敦雄と申します。

 

2011年3月11日、東日本大震災で私は自宅や会社が全壊しました。そのとき、家族とはぐれてしまった経験もあります。そのため、震災翌日から数日間、気仙沼の町で家族を探し歩き回りました。ありがたいことに数日後、無事に再会は叶いました。

 

その中で、東日本大震災というものを良くも悪くも風化させないために、この状況をどうにか後世に伝えたいと考え、手持ちのコンパクトカメラで被災した気仙沼の様子を撮影していました。その翌年以降、毎日毎日被災後の片付けに追われながらも、その写真を使い、企業さんや学生さんに対して、実際に写真を撮った場所に訪れながら語り部もしてきました。

 

東日本大震災直後の気仙沼の様子


そして今回は、私が撮影してきたパノラマ写真の中から7枚を選び、「臨場」という名の写真集をつくります。語り部などの際、その場のみんなで一緒に見ることができるようにしたいです。また、学校などにも展示していただけたら嬉しいです。そうすることで、当時の様子から震災の記憶を風化させず、後世に伝えていきたいです。

 

そのためにも、クラウドファンディングに挑戦し、一人でも多くの方々に震災時の気仙沼の様子を届けるきっかけにできたらと考えています。どうか応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

実際の写真をもとに、写真を撮った場所で語り部中の様子

 

 

一度はすべてを諦めた。しかし、居ても立っても居られなかった。

 

私は震災で多くのものを失い、実際のところ、すべてに諦めの心境でした。しかし、それでも復興のために、将来の気仙沼のために何もしないままじっとすることはできませんでした。そこで、自分にできることは何かと考えました。

 

その中で思い出したのは、祖父が震災以前から行っていた気仙沼の風景写真や歴史に関する資料の収集をしていたことでした。過去の気仙沼と被災後の気仙沼の様子を比較できるような写真を撮ることで、東日本大震災がどういうものだったか後世に語り継ぐきっかけになるのではないかと考えたのです。

 

おそらく気仙沼では、あと2年もすると多くの家や店舗が再建されて新しい街の風景ができあがっていくと思います。どうにか、それまでは撮影を続けていきたいです。

 

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実際に撮りためた写真の数々

 

今まで多くの震災関連の写真集が出版されてきたと思います。それぞれに、見方、伝え方があり、素人の私が撮った写真はとてもおよぶものではありません。


しかし、被災者と呼ばれることになった人間が見たままの状景の写真もある意味で存在価値があるのではないかと思っています。私は「津波がきた。被災した」という事実を自分自身で受け入れるためにも一思いに撮り続けました。

 

今は気仙沼に来ていただき、語り部をするときにお会いできた方々にのみ見ていただいている状況です。しかし、今回クラウドファンディングを成功できれば、今より多くの方に、当時の私が見たままの状景をお伝えできるのではないかと願っています。

 

東日本大震災直後の気仙沼の様子

 

 

気仙沼のパノラマ写真を通して、当時の「臨場感」を届けたい。

 

今回は、皆さんからいただいたご支援で、「2メートル幅のもの」と「1メートル幅のもの」2種類のパノラマ写真集をつくります。写真集の名前は、現場の温度感や雰囲気をより伝えるため、「臨場」にする予定です。

 

2メートルのものは、語り部や施設などでの展示などを通して、同時に多くの方々に見ていただくことを想定しています。1メートルのものは、これを持って気仙沼へ足を運んでいただき、実際に撮影された現場に立ち、臨場感を味わっていただきたいと考えています。

 

東日本大震災直後の気仙沼の様子

 

〜パノラマ写真集「臨場」〜

 

完成予定:2020年1月中

販売方法:クラウドファンディングリターンのみ

製作部数:「2メートル幅」8冊・「1メートル幅」60冊(予定)


この写真集を通して、東日本大震災の当時、気仙沼で何があったのか、是非ご自身で考えていただきたいです。それこそが、皆さんが震災を自分事として捉えるきっかけになり、将来の防災について考える機会になればと思っています。

 

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当時の記憶を風化させないために...

 

 

写真集を気仙沼へ訪れるきっかけに。そして、当時の記憶を後世に。

 

今回の写真集には撮影場所の案内マップを付ける予定です。撮影当時、歩くしか移動手段がなかったので歩ける範囲でしか撮影できませんでした。歩きに自信のある方であれば、気仙沼駅からゆっくり歩いても半日で歩いて回れる範囲になります。車で移動すれば30分くらいです。

 

案内マップを片手に、現場で震災時のことを振り返りながら、美味しい海の幸を楽しんでもらえたらうれしいです。また、お土産などを買って、少しでも気仙沼の復興に貢献していただければ幸いです。

 

正直、不安だらけの中での挑戦です。成功できるかどうか確証はありませんが、一人でも多くの人たちに応援していただくことで、震災の記憶を風化させないように、これからも一生懸命に活動していきたいと思います。

 

ご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

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この記憶を価値のある記録に変え、後世に語り継いでいきます。

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