桃太郎伝説の舞台 岡山・吉備津神社|国重要文化財・南随神門を改修

桃太郎伝説の舞台 岡山・吉備津神社|国重要文化財・南随神門を改修

支援総額

18,285,000

目標金額 5,000,000円

支援者
324人
募集終了日
2023年6月26日

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プロジェクト本文

 

 

この度は吉備津神社のクラウドファンディングを応援いただき、誠にありがとうございます。4月28日から開始しました本プロジェクトは、おかげをもちまして5月15日に第一目標に掲げた500万円を達成いたしました。皆様からの温かい応援の声に、一同日々励まされております。心より感謝申し上げます。

 

第一目標金額は達成いたしましたが、最終日の6月26日まで、第二目標を掲げて挑戦を続けることを決意しました。第二目標金額は1,500万円です。

 

第一目標で皆様からいただいたご支援金で南随神門の外観の修復・美装化を実現できますが、実は門の内部や基礎部分、石垣にも痛みが見られ、根本的な修復が必要な状況です。皆様からのご支援は以下の費用の一部として大切に活用させていただき可能な限りの修復を進めてまいります。

 

・南随神門の内部修復  

・南随神門基礎部分沈下の修復

・南随神門を支える石垣の修復

 

1:石垣が崩れてきています。 2,3:基礎が沈下し割れが生じています。

 

大切な南随神門を守り続けるべく、最終日まで、引き続きのご支援と応援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和5年5月26日追記
吉備津神社

 

 

はじめに


 

岡山市北区吉備津に鎮座する吉備津きびつ神社は、国指定重要文化財である「南随神門」の修復・美装化のためにクラウドファンディングに挑戦します。

 

境内の中で最も古く重要な社殿である南随神門は、全長360mに渡る廻廊の途中にあり、多くの参拝者が通る社殿です。前回の大規模な修復から約100年が経過した現在、朱や胡粉で彩られた部分も色あせ、動物の爪痕や落書き等の害も見受けられるなど、経年劣化によりその美しさが損なわれていることは否めません。

 

 

この度、国宝である本殿の再建600年の節目に合わせて、南随神門の改修・美装化を実施したいと考えプロジェクトを企画しました。この美装化は単なる修繕ならず、文化財建造物の保全と維持の理解を深めること、そして後世に伝える力を養うこと、日本人の優秀さ・すばらしさを見返すことにもつながると考えております。そしてこの経験を、ご賛同いただいた方々と共にしたく、当社として初となるクラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

皆様からの温かいご支援は、南随神門の修復・美装化費用に充てさせていただきます。文化財建造物の保全と維持へ、皆様の温かいご理解とご支援をよろしくお願いします。

 

吉備津神社

 

 

 

 

 

インターネットからのご支援が難しい方はこちら

 

 

吉備津神社とは

 

吉備津神社は、岡山市北区吉備津に鎮座し、大吉備津彦命を主祭神としてお祀りする山陽道屈指のお社です。

 

ご祭神は第七代孝霊天皇の皇子にあたり、元のお名前は「イサセリヒコ命(以後:命)」と申し上げます。命は武勇の誉れ高いお方で、古事記にも第十代崇神期に四道将軍のひとりとして登場し、吉備国の総祖神としても広く崇敬されています。

 

 

 

当社の起源

 

その昔、命は吉備国で鬼と恐れられ人々を苦しめていた温羅(ウラ)を退治するために、都から派遣されました。命は知恵を絞り、変幻自在に姿を変え、悪戦苦闘の末に温羅を退治しますが、その後も都に帰ることなく吉備国に留まり、広く政治を説き、産業を広め、国の基礎を築かれたと伝わります。

 

その後、仁徳天皇が吉備国に行幸されたときに命の業績をお聞きになり、称えるためにお祀りしたのが当社の起源といわれています。

 

この悪戦苦闘の戦いは「命の温羅退治神話」として伝わり、「桃太郎」の童話のもとになったともされています。この神話に起源をもつ、釜の鳴る音で吉凶を占う「鳴釜神事」は、今も参拝者を神秘なる世界へと誘っています。

 

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

温羅退治神話イラスト

 

 

 

吉備津神社の境内

 

国宝・本殿拝殿

 

命の鎮座する社殿は日本国内でも最大級の大きさをもち、御本殿及び拝殿は国宝に指定されています。その建築様式は「比翼入母屋造」という独特なもので、入母屋屋根を前後に連結し、屋根は檜皮葺き、亀腹という基壇の上に建つものです。秀麗にして豪胆、優雅にして壮麗なその姿は、600年前の再建時より変わることなく今に受け継がれています。

 

 

 

文化財指定の社殿

 

境内には国宝の御本殿及び拝殿の他にも、南北随神門・御釜殿・廻廊と、文化財指定の社殿が多数あります。

 

南随神門

北随神門

御釜殿

廻廊

廻廊

 

2年後の令和7年(2025)には、御本殿及び拝殿が応永32年(1425)に再建されて600年という節目の年を迎えます。この再建600年に向けて御本殿及び拝殿、また北随神門の檜皮屋根葺き替えを終え、昨年には防災設備等も改善し、境内の整備も終盤を迎えたところであります。

 

 

 

今回のプロジェクトの内容

 

今回当社がクラウドファンディングで実現したいことは、南随神門の改修・美装化です。

 

南随神門

南随神門

 

 

南随神門とは

 

南随神門は延文2年(1357)に再建された境内中最古の社殿であり、御本殿の南西、廻廊の途中に建っております。門には、命の温羅退治に活躍した犬飼建命と中田古名命の二柱の神が祀られています。

 

昔の南随神門(昭和初期)

 

当社の大祭では、多くのお膳を持って廻廊に行列をなして本殿まで進む「七十五膳献饌けんせん行列」が行われますが、その際にこの南随神門で一旦立ち止まり祝詞を奏上します。南随神門は大祭をはじめ、古くより重要視されてきた社殿なのです。

 

七十五膳献饌行列の様子

七十五膳献饌行列の様子

七十五膳献饌行列の様子

 

 

 

前回の修復から約100年。劣化が目立つように

 

南随神門の大規模な修復は、昭和2年(1927)まで遡ります。その後も細かな修復は都度実施してきたものの、長い間風雨に曝され、経年による劣化も目立つようになりました。

 

木の劣化や褪色が見られます

 

この南随神門は廻廊の途中にある社殿ということもあり、多くの参拝者が通るお社でもあります。現在朱や胡粉で彩られた部分も色あせ、動物の爪痕や落書き等の害も見受けられることもあり、その美しさが損なわれていることは否めません。

 

修復から約100年が経過した今、本殿再建600年の節目に合わせて南随神門の美装化を実施したいと考えています。

 

 

 

美装化の詳細

 

美しい彩色を復元

 

今回の美装化事業は、その名の通り南随神門の彩色を綺麗にすることにあります。現在の彩色部分の大部分をかき落とし、表面の凹凸を整え、朱や胡粉を塗布し、美しく綺麗に仕上げるものです。南随神門のご祭神のご神威もますます輝くものと思います。

 

褪色は南随神門全体に見られます

褪色は南随神門全体に見られます

褪色は南随神門全体に見られます

 

 

必要な資金

 

今回の美装化事業にかかる金額は、最低でも約2,000万円です。南随神門がある場所はクレーン車等の重機が入れない斜面となっており、通常の修復よりもかなり難易度の高い工事であるためこれだけの資金が必要となります。南随神門は国指定重要文化財であることから国と県・市からも補助金をいただけますが、当社の負担額も300万円以上を見込んでいます。

 

また、最低限の修復として目に見える外側部分を美装化しますが、本来であれば御神体が祀られている内部の修復も実現したいところです。しかし、内部に関しては全て当社の負担にて修復する必要があります。

 

これらの内容を実現するためには当社だけの力では難しく、皆様からのご支援をいただけないかとこの度のクラウドファンディングに挑戦しています。

 

クラウドファンディングの資金使途

目標金額:500万円

資金使途:南随神門の美装化・修復費用、諸経費

 

 

 

文化財をみんなで未来へ繋げていくために

 

今回の南随神門の美装化は、文化財建造物の保全と維持を理解すること、そして後世に伝える力を養うこと、日本人の優秀さ・すばらしさを見直すことにもつながると考えております。

 

 

クラウドファンディングに挑戦したのは資金的な側面もありますが、これらの経験を、ご賛同いただいた皆様と共有したいと考えたことも理由の一つです。

 

コロナ禍も収まり人の動きも活発になりつつある中、観光客や参拝者が今までより増加することが予想されます。当社の廻廊を構成する南随神門の美観が向上することで、随神門を潜られる人々の文化財に対する意識の向上の一助ともなり、SNS等による発信により吉備津神社の魅力もより多くの方々に周知され、さらなる観光客の増加につながるものと考えております。

 

また日本遺産「桃太郎伝説の生まれたまち岡山」にも、その効果が反映され岡山全体の観光向上にも寄与するかと存じます。

 

吉備津神社南随神門美装化事業の趣旨にご賛同いただき、どうか皆様のお力をお貸しください。温かいご支援をお願い申し上げます。

 

 

 

宮司より

 

 

吉備津神社宮司の藤井です。ここまでお読みいただきありがとうございます。先にも触れておりますが当吉備津神社の御本殿は比翼入母屋造りという様式であり、その建築美は御祭神吉備津彦命を業績を称えるに相応しく、鳥が翼を広げ大空に羽ばたくような美しさと優雅さ、そして力強さと雄大さを合わせ持つ全国でも屈指のお社です。

 

この御本殿は2025年に再建600年という節目の年を迎えます。それに向けて境内の整備を随時行ってまいりました。この南随神門の美装化もそのひとつであります。国の重要文化財に指定されている南随神門の彩色も経年と共に色褪せており、中には落書きをされている箇所もあります。コロナも収まり国内外から多くの観光客の方にお参りいただくには申し訳なく感じるところもございます。

 

今回の事業には国や県からの補助があるとは言え、神社が賄う費用も多額を要します。多くの方々の少しの力を結集することで文化財の保全に思いを致し、後世へのつながりを感じていただければ思うところです。少しでも御賛同いただきますれば有難く存じます。

 

 

 

応援の声をいただきました

 

衆議院議員
逢沢 一郎様

 

 

吉備津神社は岡山の大事な宝物であり、私たち岡山県民の誇りです。吉備津神社の御本殿及び拝殿は国宝に認定されています。年間を通して全国から多くの参拝客が来られます。海外からのお客様も増えてきました。私ももちろん毎年初詣に吉備津神社に参ります。


令和7(2025)年、吉備津神社は再建600年を迎えますが、今その佳節に際して境内の整備に取り組んでおられます。その目玉が境内で現存する最も古い建物、延文2(1357)年に建造された国指定重要文化財「南随神門」の修復・美装化です。

 

「南随神門」は八脚門造、入母屋本瓦葦の堂々とした歴史遺産ですが、直近の修復から100年が経過して新色もかなり色褪せ、残念なことに落書きの箇所も散見される事態です。そこでこの度文化庁による磨き上げ事業の一環として「南随神門」の抜本的修復を行うことを計画されました。

 

つきましては吉備津神社のクラウドファンディングでの浄財確保にご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願い致します。クラウドファンディングによる再建を成功させて、装いも新たな吉備津神社で令和7年の600年祭を迎えたいと思います。吉備津神社を前面に日本遺産に指定された「桃太郎伝説」を全国に、そして世界にアピールしていこうではありませんか!!

 

 

クラシカル・クロスオーバー・ソプラノ
雨谷 麻世様

 

 

この度、吉備津神社の南随神門の修復にあたりクラウドファンディングをおこなうと聞きました。クラウドファンディングは「現代の勧進」と言えると思います。寄附・募金をしたいという願いを持っている人も多くおられると思います。信仰に基づきご寄附を考えられる方。或いは、今は遠くに住んでいるけれども故郷のために何か役立ちたいという気持ちをお持ちの方もおられることでしょう。
 

吉備津神社は、第16代仁徳天皇が吉備国(岡山県と広島県東部)という広い国の中心地に神を祀る垣根を廻らし、大吉備津彦命様の社を造り神々を祀ったことに始まります。これにより吉備津神社の周囲や吉備国には田園が拡がり民家が連なりこの地域は栄えてきました。
 

そして神社に参詣する人々は神を拝み自分自身と向き合うことにより心の安らぎと安寧を感じ、神のご加護をいただき人生を豊かに前向きに進むことができています。吉備津神社の大神様である大吉備津彦命様は桃太郎さんにも例えられる神様です。異国より攻めて来た賊徒を静めて、その反逆心を完全に翻し改心させて、共に吉備国を発展することに導きました。賊徒であり鬼と恐れられた温羅は御竈殿に祀られ、今も吉備国や日本を守護しています。
 

御竈殿でおこなわれる「鳴釜神事」は特に有名です。今でも全国から多くの人々が参り、釜の鳴る音を聴き神のお告げを受けにきます。国宝である御本殿及び拝殿や廻廊(岡山県指定重要文化財)をはじめ国指定重要文化財である御竈殿や北随神門、南随神門は現存しており多くの貴重な文化財建造物があります。しかしながらそれらを維持管理していくことは莫大な費用がかかり、非常に困難なことです。
 

今回、吉備津神社では南随神門の保存修復工事を計画しており寄附をお願いしています。大切なのは、この日本が世界に誇る文化や建造物を多くの人に知っていただき、より多くの方々よりご寄附いただくことです。皆様が少しずつでも多くの方がご寄附いただければ必ずや大きな山となります。皆様の力を集めれば広い海の如くなります。神さまへの寄附をするという善意はきっとご子孫にも良い結果をもたらすことでしょう。
 

私は豊臣五大老・宇喜多秀家卿を通じ岡山にご縁をいただきました。吉備津神社の秋季大祭において奉納歌唱もいたしました。宇喜多秀家卿も崇敬した吉備津神社のクラウドファンディングを応援しています。郷土が誇る文化財の修復を通じ、岡山が益々発展することを心よりお祈りしております。

 

プロフィール

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。川崎市名誉文化大使。奈良県吉野町観光大使、長崎県五島市ふるさと大使、宇喜多秀家卿PR大使。魂を揺さぶる究極のクリスタル・ヴォイスと各界から絶賛。ザルツブルク八重奏団、東京都交響楽団、九州交響楽団、佐渡裕等と共演。オリジナルソング「僕にできること」が平成23年度から音楽教科書(小学5
年生・教育芸術社)に掲載。2度にわたり「全国植樹祭」に出演、天皇・皇后陛下の御前で君が代を独唱。林野庁長官より緑の募金の「感謝状」を授与される。インドで開催された世界的な経済サミットや、嚴島神社奉納コンサート、「デビュー30周年記念リサイタル」ではさだまさし氏と共演するなど国内外で活躍。
昨年は宇喜多秀家卿生誕450年を記念した「雨谷麻世奉納コンサート&記念トークショー」が吉備津神社で開催され、世界的な建築家の隈研吾氏と対談、 好評を博す。

「徹子の部屋」「NHK歌謡チャリティコンサート」「NHKラジオ深夜便」「はなまるマーケット」「とくダネ!」等、各メディアの番組に出演。

 

 

 

株式会社 千田組 代表取締役社長/宗教法人 吉備津神社 責任役員
上原 正樹様

 

 

岡山市西部、吉備中山に鎮座する吉備津神社は、大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)を主神とし、国宝の本殿拝殿をはじめ境内で現存する最古の建物「南随神門」(国指定重要文化財)など貴重な社殿を有しています。年に2回の大祭と、土地に残る桃太郎伝説に由来する「鳴釜神事」などが特に親しまれています。


本殿拝殿は過去2回の焼失を経て約600年前の 1425(応永32)年、室町時代に足利義満によって約25年の歳月をかけて再建、以来一度も解体修理は行っておりません。また南随神門の再建はさらに1357(延文2)年まで遡り、最後の修復からも約100年が経過、褪色や劣化しているだけでなく動物の爪痕や落書き等の害も見受けられ、在りし日の景観は損なわれている状態です。

 

今回、文化庁の補助事業「文化観光充実のため国指定等文化財磨き上げ事業」が認められ修復に着手いたしますが、補助金だけではとうてい賄うことが叶いません。いにしえより伝わる「勧進」に倣い、クラウドファンディングで皆様の浄財を賜われればと考えるに至りました。どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

株式会社まつもとコーポレーション 代表取締役社長/宗教法人 吉備津神社 責任役員
北川 克弘様

 

 

日本建築の優美さを備えたのが吉備津神社(以下吉備津さん)です。吉備津造と称される本殿の比翼入母屋造は、棟を二つ並べる独特の構造をなし、長年訪れる人々を魅了し、本殿と拝殿は国宝に、北髄神門は国の重要文化財に指定されています。

 

弊社は、建築業を生業として創業108年の長きに亘り、吉備津さんが有する建築物の美しさとその歴史的価値に魅了され続け、本殿、拝殿、北随進門の修復工事、加えて社務所、祈禱殿、参集殿、玉垣等々の新築工事のご下命を頂いております。

 

吉備津さんの仕事をお任せ頂くことは、名誉であり建築屋冥利に尽き、吉備津さんの魅力をよく知る出入りの業者であると自負しており、いつまでもお守りしなければならないと強く責任を感じております。

 

今般、吉備津さんの建築物を後世に引き継ぐための取組の一環として、南随神門の改修費用の一部をクラウドファンディングにて募ることとなりました。皆様の暖かいご支援を賜りたくお願い申し上げるとともに、これをご縁に吉備津さんの魅力に是非触れてみて下さい!

 

 

建築家/東京大学特別教授・名誉教授
隈 研吾様

 

 

吉備津神社の本殿を見た時、衝撃を受けた。


古い建築なのにとても現代的であり、一種のアヴァンギャルド建築のように感じたからである。


金閣寺を建てたことで知られる室町時代最盛期の将軍 足利義満によって造営されたときいてなるほどと思った。金閣寺も僕には一種のアヴァンギャルド建築に見える。
 

この屋根は専門的には比翼入母屋造と呼ぶそうだが、これを見て僕は元気と勇気をもらった。


その後神社をいくつか設計する機会があったが、アヴァンギャルドの国宝を見た後は「何をやってもいいんだ!」という自由な気分になった。この世界に誇れる神社にとって「南隋神門」は大切な結界であり、これを整備することは、日本の建築にとってとても重要な意味をもっている。

 

プロフィール

1954年生。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。30を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『全仕事』(大和書房)、『点・線・面』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。

 

 

デザイナー
水戸岡 鋭治様

 

 

岡山を出たのが十八の年。今では東京を住処に……
故郷もすっかり縁遠くなったが、なぜか夏から秋にかけて、子供の頃の情景と味覚が強烈によみがえる。

 

一家の疎開先だった吉備津神社のすぐそばで私は生まれ、学齢を迎え岡山市内に戻るまでそこで育った。庭の柿の木。見渡せば一面むせ返るような緑の田畑。子供心に神社の本殿の大屋根は何やらまがまがしいが、勾配のついた美しい列柱の回廊は、格好の遊び場である。

 

歩く、走る、ころげる……自分の体を弾ませなければ空気も止まったままのおそろしく静かな昼下がり。吉備線を遠ざかっていく蒸気機関車を丘の上から目で追っても、ここから離れてどこへも行きたくなかった。吉備津神社は私のデザインの原点であり、森羅万象と出会えるひろばであった。

 

「南随神門」の修景にあたり、多くの方々の応援がいただければ幸いです。

 

プロフィール

1947年 岡山市北区吉備津生まれ
1966年 岡山県立岡山工業高校デザイン科卒業
     大阪のサンデザイン入社
1972年 ドーンデザイン研究所設立
1987年 「ホテル海の中道」アートディレクション担当
1988年 「アクアエクスプレス」で鉄道デザインに進出
1992年 787系電車「つばめ」でブルーリボン賞、ブルネル賞受賞
2010年 第54回交通文化賞受賞、第56回毎日デザイン賞受賞
2011年 第59回菊池寛賞受賞
2013年 日本鉄道賞特別賞受賞

 

 


留意事項:ご支援の前にお読みください

 

●基本的には領収書はお渡ししておりませんが、必要な場合は吉備津神社(info@kibitujinja.com)までご連絡ください。

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、READYFOR利用規約の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、新着情報やその他の広報活動でご紹介させていただく場合があります。

●プロジェクトが目標金額を超える資金が集まり、達成している場合はキャンセルできません。

●天災や社会情勢の変化により、中止・延期・プロジェクト内容の変更等が生じる可能性がございます。その場合、皆様からいただくご支援は中止・延期開催にかかる費用等にあてさせていただくこととし、ご支援の返金は行わない形とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

プロジェクト実行責任者:
藤井崇行(吉備津神社)
プロジェクト実施完了日:
2024年3月29日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

南随神門の修復

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
補助金で充填します。

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プロフィール

吉備津神社は、岡山県北区吉備津に鎮座し、大吉備津彦命を主祭神としてお祀りする山陽道屈指のお社です。御本殿及び拝殿は国宝に、御竈殿や北随神門、南随神門は国指定重要文化財に、全長約360mに及ぶ廻廊は岡山県指定重要文化財にそれぞれ指定されています。 ご祭神は第七代孝霊天皇の皇子にあたり元のお名前は「イサセリヒコ命(以後:命)」と申し上げます。命は武勇の誉れ高いお方で、古事記にも第十第崇神期に四道将軍のひとりとして登場し、吉備国の総祖神としても広く崇敬されています。 命の温羅退治は、昔からこの地に伝わる神話で、あの桃太郎のお話しのもとになったとも云われています。吉備津神社には矢立神事や、鳴釜神事、吉備津彦命の凱旋を豪勢なお膳で祝ったといわれる春と秋の七十五膳据神事などが祭事として今に伝わっています。

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リターン

5,000+システム利用料


基本応援コース

基本応援コース

御礼の気持ちをメールにて伝えさせていただきます。

●御礼のメール

支援者
64人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

10,000+システム利用料


特別朱印コース

特別朱印コース

クラウドファンディング限定の特別朱印をお届けします。

●特別朱印

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
117人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

15,000+システム利用料


御札・御守コース

御札・御守コース

家運隆昌を願う御札と、ご支援者様をお守りする肌守りをお届けします。

●御札(木札(7号)家運隆昌)
●御守(肌守り(白))

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

20,000+システム利用料


特別朱印・朱印帳セットコース

特別朱印・朱印帳セットコース

クラウドファンディング限定の特別朱印と朱印帳をセットでお届けします。

●特別朱印
●朱印帳

●御守(肌守り(白))

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
35人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

30,000+システム利用料


南随神門特別グッズセットコース

南随神門特別グッズセットコース

南随神門の修繕へご支援いただいた感謝の気持ちを込め、南随神門特別グッズをお届けします。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●南随神門 絵葉書
●南随神門 絵馬

●境内に寄附札掲示(希望制)
●御守(肌守り(白))
●特別朱印

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

※画像は絵馬・ポストカードのイラストのイメージです。デザインは変更となる場合がございます。

支援者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

100,000+システム利用料


ヒノキの植樹体験コース

ヒノキの植樹体験コース

吉備津神社の裏山にて、ヒノキの植樹体験を開催します。成長したヒノキは、約50年後に国宝である吉備津神社本殿の大屋根の葺き替えに活用する予定です。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●ヒノキの植樹体験
※ 一口2名様、2本まで植樹が可能です。
※ 2023年10月~11月頃開催予定。詳細は2023年8月1日までにご連絡します。
※ 現地までの交通費・宿泊費はご負担ください。

●境内に寄附札掲示(希望制)
●御守(肌守り(白))
●特別朱印
●御札
●朱印帳

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

50,000+システム利用料


特別御祈祷コース(1日)

特別御祈祷コース(1日)

2023年9月の日供祭に併せて、クラウドファンディング賛同者の開運招福・家運隆昌を祈祷します。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●特別御祈祷(1日)

●境内に寄附札掲示(希望制)
●御守(肌守り(白))
●特別朱印
●御札
●朱印帳

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
21人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

100,000+システム利用料


神事体験・正式参拝コース

神事体験・正式参拝コース

祈願をしたことに対して吉凶禍福のご神託をいただく「御釜殿の神事」を体験いただきます。託宣をいただく古代の古い姿が色濃く残されている、当神社ご祭神・大吉備津彦命の鬼退治神話に由来する神事です。また、一般参拝者が参入できない御本殿に昇殿し、ご神前に近いところで玉串を捧げ拝礼いただきます。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●正式参拝(神職の案内付き) ※
●御釜殿の神事体験 ※

※現地への交通費は各自ご負担ください。
※日程は2023年8月までに個別ご連絡し、ご調整させていただきます。

●境内に寄附札掲示(希望制)
●御守(肌守り(白))
●特別朱印
●御札
●朱印帳

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

200,000+システム利用料


大祭への参列体験コース

大祭への参列体験コース

当神社の最重要神事のひとつである「七十五膳据神事」の献供行列を奉仕いただけます。「七十五膳据神事」は少なくとも室町時代まで遡る伝統の神事であり、県下三大祭りのひとつ。大吉備津彦命が鬼退治をした凱旋の様子を模していると言われています。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●大祭への参列体験
※一口2名様までご参加可能です。
※2023年10月8日に開催。詳細は2023年8月1日までにご連絡します。
※現地までの交通費・宿泊費はご負担ください。

●境内に寄附札掲示(希望制)
●御守(肌守り(白))
●特別朱印
●御札
●朱印帳

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年10月

300,000+システム利用料


御本殿再建600年記念イベントへご招待コース

御本殿再建600年記念イベントへご招待コース

2025年に再建600年を迎える、国宝・御本殿の再建記念イベントにご招待いたします。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●御本殿再建600年記念イベントへご招待
※一口2名様までご参加可能です。
※2025年10月~11月頃開催予定。詳細は2025年4月頃までにご連絡します。
※現地までの交通費・宿泊費はご負担ください。

●境内に寄附札掲示(希望制)
●御守(肌守り(白))
●特別朱印
●御札
●朱印帳

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月

500,000+システム利用料


半月祈祷・御本殿再建600年記念イベントへ招待コース

半月祈祷・御本殿再建600年記念イベントへ招待コース

2023年9月の日供祭に併せて、クラウドファンディング賛同者の開運招福・家運隆昌を祈祷します。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●特別御祈祷(半月=15日)
●御本殿再建600年記念イベントへご招待
※一口2名様までご参加可能です。
※2025年10月~11月頃開催予定。詳細は2025年4月頃までにご連絡します。
※現地までの交通費・宿泊費はご負担ください。

●境内に寄附札掲示(希望制)
●御守(肌守り(白))
●特別朱印
●御札
●朱印帳

===基本のセット===
●御礼のメール
●御礼のお手紙(はがき)
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月

10,000+システム利用料


南随神門改修応援コース(10,000円)※返礼品なし

南随神門改修応援コース(10,000円)※返礼品なし

特別な返礼品をお届けしない代わりに、より多くの金額を南随神門の修繕のために活用いたします。

●御礼のメール
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)

支援者
45人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

30,000+システム利用料


南随神門改修応援コース(30,000円)※返礼品なし

南随神門改修応援コース(30,000円)※返礼品なし

特別な返礼品をお届けしない代わりに、より多くの金額を南随神門の修繕のために活用いたします。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●御礼のメール
●プロジェクトの進捗報告メール
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)
●境内に寄附札掲示(希望制)

支援者
23人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

100,000+システム利用料


南随神門改修応援コース(100,000円)※返礼品なし

南随神門改修応援コース(100,000円)※返礼品なし

特別な返礼品をお届けしない代わりに、より多くの金額を南随神門の修繕のために活用いたします。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●御礼のメール
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)
●境内に寄附札掲示

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

500,000+システム利用料


南随神門改修応援コース(500,000円)※返礼品なし

南随神門改修応援コース(500,000円)※返礼品なし

特別な返礼品をお届けしない代わりに、より多くの金額を南随神門の修繕のために活用いたします。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●御礼のメール
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)
●境内に寄附札掲示

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

1,000,000+システム利用料


南随神門改修応援コース(1,000,000円)※返礼品なし

南随神門改修応援コース(1,000,000円)※返礼品なし

特別な返礼品をお届けしない代わりに、より多くの金額を南随神門の修繕のために活用いたします。境内地に御芳名入りの寄付札も希望制で掲示いたします。

●御礼のメール
●プロジェクトの進捗報告メール(プロジェクトが進捗次第随時お届け)
●HP・特設サイトへお名前掲載(希望制)
●境内に寄附札掲示

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

プロフィール

吉備津神社は、岡山県北区吉備津に鎮座し、大吉備津彦命を主祭神としてお祀りする山陽道屈指のお社です。御本殿及び拝殿は国宝に、御竈殿や北随神門、南随神門は国指定重要文化財に、全長約360mに及ぶ廻廊は岡山県指定重要文化財にそれぞれ指定されています。 ご祭神は第七代孝霊天皇の皇子にあたり元のお名前は「イサセリヒコ命(以後:命)」と申し上げます。命は武勇の誉れ高いお方で、古事記にも第十第崇神期に四道将軍のひとりとして登場し、吉備国の総祖神としても広く崇敬されています。 命の温羅退治は、昔からこの地に伝わる神話で、あの桃太郎のお話しのもとになったとも云われています。吉備津神社には矢立神事や、鳴釜神事、吉備津彦命の凱旋を豪勢なお膳で祝ったといわれる春と秋の七十五膳据神事などが祭事として今に伝わっています。

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