約840年の歴史を伝える吉川家文書を未来へ｜文書修復にご支援を

　目標額の達成後も日々多くの方からのご寄附や応援メッセージをいただき、一同励まされると共に身が引き締まる思いでございます。本当にありがとうございます。

　今回は応援メッセージでも吉川史料館に行ってみたいというありがたいお言葉をいただきましたので、現在の展示について少し紹介させていただきます。

　9月30日（土）より当館では「吉川家と錦帯橋」展がはじまりました。

　名勝・錦帯橋は旧岩国3代藩主広嘉公の代に創建されました。広嘉公の祖父に当たる広家公は関ケ原の合戦後、主家であった毛利家当主輝元公より岩国の地を与えられ、本拠地であった出雲から岩国へ移封されることとなりました。岩国の中でも天然の堀である錦川と交通の要所であった横山の地を拠点に選び岩国城を築城しましたが、対岸の城下町との間には川幅約200メートルの錦川が横断していました。そのため、対岸と政治の中心である横山を繋ぐ橋の必要性が高まったのです。

　本展示では、広家公の関ケ原の合戦前後の徳川家康書状を含む「吉川家文書」や広嘉公がアーチ型の橋のアイデアを思いつくきっかけとなった「西湖遊覧志」などの展示を行っております。この機会に是非ご来館いただけると嬉しいです。

　当クラウドファンディングも引き続き10月31日（火）の最終日までよろしくお願い申し上げます。

「吉川家と錦帯橋」展より徳川家康書状（吉川家文書146号）　12月24日（日）まで