支援総額
目標金額 1,150,000円
- 支援者
- 172人
- 募集終了日
- 2014年5月30日
表現すること、言葉を持つこと
こんにちは。
KIMINOTEプロジェクトを始めて10日。
多くの方からのご支援、応援、ご協力本当に感謝しています。
ありがとうございます。
このプロジェクトを通じて、子供たちに伝えたいことが2つあります。
1つ目は、自分で考えて行動することの大切さ。これは先日の新着情報「選べることは豊かなこと」にも書きました。
もう1つ、自分の言葉で表現することを身に着けてほしいと思っています。
自分のことを伝えるために
ロービジョンは視覚障害の1つですが、全く見えないわけではありません。少し見える状態です。ところが、この「少し見える」というのはとてもわかりにくいんです。
どのくらい見えているのか、あるいは見えていないのかを、周囲の見える人が理解するのはとても難しい。おそらく、僕の両親でさえも、僕の見え方を正確には理解していないと思います。
さらに、ロービジョンの見え方は個人差がとても激しいです。ロービジョンの原因となった病気や視野(物の見える範囲のこと)の状況などによって見え方は違ってきます。視力検査で測った数値が同じAさんとBさんがいたとして、Aさんには見えるものがBさんには見えない、なんてことはよくあります。また、日中は同じように見えていたCさんとDさんも、夜になるとまったく見え方が違うなんてこともあります。
自分の見え方を一番よく理解しているのは自分自身だということです。
ロービジョンの子供たちは学校のクラスで、部活動で、友達や先生に自分の見え方、自分でできること・できないこと、サポートしてほしいこと、逆にしてほしくないこと、「ありがとう」や「うれしかったよ」の気持ちを、第三者にもわかるように伝えなければいけません。また大人になってからも職場の同僚や上司、恋人やそのご家族などに、自分の状況や思いを伝える場面はたくさんあります。
これがうまくできないと、本人も周囲の健常者も、お互いのかかわり方がわからず、友達を作ったり、適切なサポートを受けて生活することが難しくなってしまうんです。
僕自身、小学生のころは友達や先生に何をどこまでお願いしたらいいのか、あるいは自分がしてほしくないことをされたとき、相手にそれをどう伝えたらいいのかわかりませんでした。それが原因で休み時間に遊ぶ友達がいなくてぽつんとしていました。大学生になってからも友達作りには苦労しました。
今のロービジョンの子供たちには、楽しい学校生活を送ってほしい。そのためにも、自分の状況や気持ちを伝える言葉を持ってほしいと願っています。
ロービジョンのことを伝えるために
今小学生の子供たちは20年後、立派な大人になっています。そのころ僕は57歳です。今より視力が下がっているかもしれないし、あるいはロービジョン以外にも病気や障害を抱えているかもしれません。
20年後、社会を作っているのは彼らです。彼らの中からものづくりや政策づくり・社会づくりの現場に携わる人があらわれて、自らの言葉でロービジョンのニーズを伝え、障害者を含めた多くの人がコミットできる社会を作っていってほしいと思います。ロービジョン者向けのかわいい・かっこいいノートも当たり前になっていてほしいです。
それによって20年後の僕も、そして皆さんも、便利に楽しく過ごせるのではないかと思うわけです。
KIMINOTEは、全国の盲学校や弱視学級へ無償で配布します。KIMINOTEを使って友達と交換日記をするもよし、オリジナルのSF小説を書くのも楽しいかもしれません。ロービジョンの子供たちには表現する楽しさを知って、自分自身を含めたロービジョンのことを伝える言葉を持ってほしいです。
リターン
3,000円
お礼のお手紙
ご支援者名簿へのお名前の記載
- 支援者
- 95人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
お礼のお手紙
ご支援者名簿へのお名前の記載
完成したKIMINOTE(男子向け、女子向け)各1冊
- 支援者
- 70人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
お礼のお手紙
ご支援者名簿へのお名前の記載
完成したKIMINOTE(男子向け、女子向け)各2冊
プロジェクト成果発表会へのご招待
- 支援者
- 9人
- 在庫数
- 制限なし