こんにちは書家の美帆です。

 

もう2月も終わりを迎えようとしていてフランス出発まであと5ヶ月。

KIRIEメンバーと準備を着々と進めております。

 

今回フランスには去年持っていけなかった掛け軸作品を海外の方にも見てもらおうと思い少しずつ点数を増やしている段階です。

 

和ブームが訪れ書作品を色んなところで見かける様になってきたと思うのですが、ちゃんと裏打ち(※下に注釈あり)された掛け軸を目にする事はなかなかないと思います。

ましてや床の間が減り掛け軸などを飾る場所もなくなってきました。

 

そこで洋間に飾っても違和感のない作品制作に力を入れているのですが

文字だけでなく布地にはKIRIEから美呼さんに絵を入れてもらい

掛け軸師や風鎮(※下に注釈あり)のデザインを現代彫刻家に依頼して今までにない掛け軸を制作しております。

 

伝統をアレンジしていく際打破すべきところと守るところの差し引きの判断がとても重要となりますが、どの時代も受け継がれることと新しい技法は生まれてるので

挑戦を惜しまず、

今まで以上に感覚を研ぎすませて作品制作に挑みたい思います。

 

 

風鎮部分・・・真鍮とクリスタルで制作されてます。

 

 

※裏打ち(うらうち)とは、水彩画・水墨画・書など掛軸や額装において、裏側にさらに紙や布などを張り、水分と乾燥による起伏をなくしたり丈夫にすること。
書を掛軸にする場合などで行われる工程のひとつ。本紙(書画が書かれた紙)より大きめの湿らせた和紙に本紙を重ね、霧吹きや刷毛でシワを取り除き、別の裏打ち用の和紙にのりを塗り裏返した本紙に重ねて貼り付け、最初の和紙を取り除く一連の作業を指す。

 

 

※風鎮(ふうちん)掛け軸の軸先に付ける錘のこと。『風を鎮める』という字の如く、掛け軸が風に揺れないようにするためのもので、飾りとしての意味合いも強い。中空になった陶磁器などに房を通した構造をしており、その房を軸の両端に掛ける。

 

錘には陶器や磁器の他にも、メノウ、水晶、黒檀などで作られたものがある。特に最近では住宅の気密化によって本来の役目が失われつつあるため、重さによって掛軸が傷まないようプラスチック製の風鎮なども生産されている。また、高級なものは専用の桐箱が付属することが多く、使用しない時はこれに収めて保管することとなる。

新着情報一覧へ