【報告】映画「差別」の上映会を行いました

映画「差別」上映会を２０２３年９月１０日に垂水文化センターで開催しました。

高校無償化から朝鮮学校が排除されていることが、日本政府の公然たる民族差別であることを、こどもたちの表情を通じて伝えるドキュメンタリーです。

２回上映で約８０名の方々に鑑賞していただきました。ほとんどが日本人の市民です。

上映後「はじめて垂水区に朝鮮学校があることを知った」といった率直な感想交流の最後に、ある７０代の在日コリアン女性が悲痛な被差別体験を語りました。

日本の小学校に通っていたので、男の子から「ニンニク臭い」といじめられ、運動会の日は前日からキムチを食べられなかったこと。

幼い頃に自分の国籍を受け入れることができず、次の子を妊娠していた母のおなかを「朝鮮人産むな！」とたたいてしまったこと。

私はその方を１０年以上前から知っていましたが、初めて聞く体験談でした。

映画に出てくるこどもたちの涙が、思わず悲痛な体験談を語らせてしまったのだと思います。

差別は差別しか生みません。

差別されてよい人など一人もいません。

みんな愛されるために生きているんです。

劇中で大阪朝鮮高級学校の生徒が語るメッセージを、

そして朝鮮学校の真実を、

これからも皆さんに伝えていきたいなと心から思える上映会でした。

神戸朝高生とともに歩む会　高橋秀典