こんにちは。

 

会場の状況を少しずつ、お届けしてまいります。

皆様へのご報告に多少の時差があることをどうぞお許しください。

 

 

実は初日に行われた開幕式には、今回の展覧会の参加工人の一人である櫻井尚道さんが鳴子から駆けつけてくださいました。

 

作品輸送、会場構成費用、会場人件費、警備費と開催経費の負担がやはり大きく、今回の予算では工人方の渡航費用を捻出することが叶いませんでした。

 

工人方の代表として、尚道さんは今回の渡航費・滞在費を自費負担されてお越しくださっています。

 

 

写真向かって左側が尚道工人。ミラノ在住の日本人の方が古いこけしの本を見せて質問攻めにしています。尚道さんは「ああ、これは私のおじいさんの…」など、てきぱきと質問に答えていました。

 

あるイタリア人の方が「以前にロンドンで買ったのだけど、誰のこけしかわかりますか?」と聞くと「あ、これはうちの近所のAさんですね」と即答。お客さんは、とても喜んでおられました。

 

本展の情報を聞きつけて駆けつけてくださったお客様の中には、昨年のお正月に鳴子にある尚道さんの工房を実際に訪れたイタリア人ご家族の方もいらっしゃいました。

 

2日目には、マリア=テレーザ・オルシ氏によるレクチャーが開かれました。

 

 

彼女は源氏物語原文全巻をイタリア語に翻訳した、日本文学研究の第一人者です。
「こけしの旅」と題し、オルシさんはこけしの歴史や東北地方の概略、こけしの系統などについて解説し、また、近年の《こけ女》ブームや遠野のオシラサマにも言及しながら、こけしをめぐる状況を紹介。子供たちも興味深そうにおとなしく見ていました。

 

 

レクチャーのあとは客席から質問が寄せられ、活発に話が交わされていました。

 

 

会場には、伝統こけしの12系統を紹介するパネルを設置しています。

日本語をベースにイタリア語訳・英語訳されています。

 

(続く・・・)

 

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