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明日を担う伝承者の養成を共に支える│国立劇場養成所サポーター募集
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2023年10月15日 10:00

【活動のご報告】~太神楽研修1~

日ごろより国立劇場養成所をご支援くださり、誠にありがとうございます。

 

国立劇場各館で行われている伝承者養成事業について、皆様にもっと知っていただけますよう、日々の研修の様子などをご紹介してまいります。
今回は「太神楽研修」です。

 

 ~太神楽研修~

研修期間3年の太神楽研修。今回のご報告では、春に2年目を迎えた第8期太神楽研修生2名の4月から現在に至るまでの活動の様子をご報告します。

 

 

・ステップアップの2年目突入!

2年目に入って1か月が経った頃、毎年5月恒例の「大演芸まつり」が開催されました。

そこで先生方の曲芸を見学した研修生たち。

「いつか自分もキラキラした舞台に立ちたい」と、たくさんの刺激を受けました。

 

そんな5月のある日の講師は、鏡味仙志郎(かがみせんしろう)先生。
曲撥(きょくばち)を用いた「投げもの」の研修です。

学んだことを生かすべく、稽古に熱が入ります!

 

太神楽研修1
稽古の様子は右のリンクから動画でもご覧いただけます ⇒ https://youtu.be/lus41c8beWk

 

また別の日の講師は、翁家和助(おきなやわすけ)先生。
「立てもの」の研修です。

 

安定した曲芸には、ミリ単位の調整が必要です。
地道な努力がいりますが、先生から「いいね!100点満点!!」のお言葉をいただき、背中越しにも嬉しそうな様子が伝わってきました。

 

太神楽研修2
正しい位置で立てられているかを横からチェックしてくださる先生。ご指導いただき、調整を重ねます。

 

 

・見かけない道具の正体は...?

太神楽研修3

 

のこぎりに紙やすり、研修室ではあまり見かけない道具が…

太神楽研修で使う道具は、研修生も自ら微調整を行います。
これも舞台に立つための大切なステップです。

 

 

この日は、カセットコンロと鍋を用意して給湯室へ直行!
使い終わった三味線糸を頂いて、太神楽の道具に生まれ変わらせました。
煮沸した後、切れにくくなるよう糸をしごいていきます。

講師は、翁家勝丸(おきなやかつまる)先生。
道具を作る機会が増えるのも、順調に研修が進んでいる証です。

太神楽研修4
左:三味線糸を煮沸する様子/右:切れにくくなるよう糸をしごく様子

 

三味線糸に続き、篠竹の先端と扇子の中骨に切り込みを入れていきます。
講師は、鏡味正二郎(かがみせいじろう)先生。
「将来講師になったら生徒に教えてあげてね」の言葉に、更に気の引き締まる思いの研修生でした。

太神楽研修5
左:篠竹の先端に切り込みを入れる様子/右:扇子の中骨に切り込みを入れる様子

 

 

・準備した道具を使って、さあ稽古!

この日の「立てもの」の講師は、ボンボンブラザース の鏡味繁二郎(かがみしげじろう)先生。
道具の準備で加工した三味線糸は、五階茶碗(ごかいぢゃわん)を吊り下げる「つり糸」という芸で使用します!

 

まずは手始めとして、台茶碗に毬を乗せて持ち上げます。

毬を乗せるのは、肘と手首の向き、腰の落とし方を身に付けるため。

重さは約1kg!指の力でバランスを保ちます。


地道な稽古が続きますが、日ごとにバランスが取れるようになっていきます!

太神楽研修6
左:6月中旬の研修の様子/右:8月初旬の研修の様子

 

肩や肘に五階茶碗を乗せる「戻りかご」と「鉄砲だめし」という五階茶碗の手事の一つも教わりました。

夏に入り、2年次研修も4か月が経過。習得した手事も大幅に増えました!

太神楽研修6
「戻りかご」の研修の様子

 

・舞踊に学ぶ優美な動き!

舞台人にとって、舞踊の優美な動きや繊細な表現は、芸を一層引き立てる重要な要素です。

太神楽研修では、日本舞踊と寄席の踊りを講師の北見寿代(きたみひさよ)先生と助手の桂小すみ(かつらこすみ)先生に教えていただいています。

現在「夕暮れ」を稽古中の研修生は、扇の扱いに苦戦している様子。鏡の前で繰り返し練習します。

太神楽研修8
舞踊の研修の様子。研修生は扇の扱いに苦戦中...

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

今後とも、国立劇場養成所にご支援・ご声援をよろしくお願い申し上げます。

 

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