プロジェクト終了まであと4日！保護動物達の紹介⑨猫エイズ陽性の子達

プロジェクトの終了まであと4日になりました。
第2目標に向かって発進してから10日ほどですが、680万円近くものご支援とたくさんの応援のメッセージを頂戴し、日々心より感謝しております。

私たちと同じ思いで進捗を見てくださり、応援や拡散を続けて頂き本当に有難うございます！！
残すところあと4日となりましたが、最終日までどうぞよろしくお願い致します。

さて、今日は施設にいる猫エイズ陽性の子達を紹介致します。猫エイズの感染は、猫風邪のような飛沫感染ではなく、ウイルスを保有する猫の唾液が噛まれた傷口から体内に入ることで感染し、 これ以外の感染経路は考えにくいと言われています。

しかし、猫エイズ陰性の猫と暮らしている方が、陽性の猫を選ぶことはまずありませんし、潜伏期間が長いとは言っても、いつ発症するかは分かりませんから、お家に迎えて頂くにはハードルがたかくなってしまう病気です。

現在施設には、今まで紹介した猫のプテラとおおちゃんの他に5匹の猫エイズ陽性の猫達がいます。

＜ゆず：5歳　男の子（去勢済）＞
ゆずはノラ猫として保護され、施設に来た子です。写真でも分かるように全盲なので、ノラ猫として暮らしていたとは考えにくく、捨てられたのではないかと想像しています。
全盲でも普段の生活には全く支障なく、おもちゃでも遊びますし、見えていないとは思えない無邪気な子です。

＜きなこ：推定11歳　女の子（不妊済）＞
きなこは、2020年に「河川敷にキャリーで捨てられていた」ということで持ち込まれました。
施設への入所は皆さん順番待ちなので、とりあえず病院でお預かりしたのですが、記入して頂いた住所や電話が使われておらず保護となりました。
皆さん様々ご事情がある中、入所の順番待ちをしてくださっているのですが…。。
きなこはとっても甘えん坊で抱っこが大好きです。降ろそうとしてもぎゅっとしがみついてなかなか離れない子なので、施設ではなく甘えたい放題ができる里親さんとの出会いを待っています。

＜むさし：推定6歳　男の子（去勢済）＞
むさしは昨年飼い主さんが亡くなり、親戚の方から保護依頼を頂きました。しかし、保護の順番が来た時に家から脱走してしまい、ご親戚の皆さんが半月以上かけて捕獲器で保護して連れて来てくださった子です。
施設に来た当初は怒ってばかりでしたが、今ではすっかり甘えん坊です。猫エイズが陽性でなければ迎えてくださるご家庭が決まるのに、、と思ってしまいます。

＜ハクア：推定17歳　女の子（不妊済）＞
ハクアは他団体が保護施設を閉める方向で保護依頼を頂き、昨年施設に来た子です。
シャイなので慣れるまで少し時間が必要ですが、控えめな性格で大人しく、ひっそり寄り添うような可愛い子です。腎臓病など体調管理が必要なので、保護施設には動物病院の併設が必須であると強く思います。

＜ミレー：推定10歳　女の子（不妊済）＞
ミレーは今年の3月に施設に来ました。独居の飼い主さんが救急搬送され置き去りになり、管理している不動産会社の方が知ってからはフードと水の世話をしてくださっていました。
猫が残されている事を飼い主さんが看護婦さんに伝えるまで数日あったので、カップラーメンなど食べられるものを物色した跡があり痛々しかったです。
シャイなところはありますが、穏やかな優しい性格です。猫エイズ陽性以外は特に問題のない子です。ご理解のある方に出会える日を待っています。