寺宝修繕のためのクラファン、達成して終了しました。
5月5日の深夜を持って初めてチャレンジしたクラウドファンディングが終了となりました。6日に活動報告などでお伝えしましたが、昨日ご予約いただいていたご支援がすべて振込されましたので、正式に終了のご報告をさせていただきます。
最終的な支援総額は6,024,000円。当初の目標金額は350万でしたので、予想を遥かに上回る額を集めることができました。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。ご支援いただいた方々のお名前を見ると、お檀家さんや友人・知人の方々も多いですが、存じ上げない方や遠く離れた地域の方も多く、様々なご縁に恵まれていることを感じます。瑞泉寺と秀次公御一族のことをこれだけ思ってくださっている人がいるという事に感動し、この瑞泉寺を守っていく事をしっかり努めねば、と気持ちを新たにしています。
皆さまからご支援頂いた資金は、当初予定通り、全額京都国立博物館寄託の寺宝修繕のために使用させていただきます。修繕にかかる費用約700万円の内、半額を京都府と市の助成金を申請し残り約350万円。これをご支援いただいたお金で賄うことができます。すでに修繕は終了し、見違えるように綺麗になった寺宝4点が、6月18日からの「特集展示 豊臣秀次と瑞泉寺」での展示を待っている状態です。皆様にもご支援いただいた資金で美しくなった寺宝をもうすぐ見ていただくことができます。
残りのお金は、瑞泉寺と秀次公の歴史を描いた寺宝「秀次公縁起」「瑞泉寺縁起」をはじめ、今までほとんど公に見ることができなかった瑞泉寺の寺宝を、出版物か何かの形で公開できるように使いたいと思っています。秀次公と御一族のことを多くの人に知ってもらえれば、また何か歴史が変わるのではと考えています。
ご支援いただいた方たちへのリターンも、これから急ピッチで進めていきます。特に5月19日の『柳家さん喬落語会 雨月物語「仏法僧」』をリターンとして選ばれた方々への対応を急ぎます。今週中にはメールにて受付整理番号などお送りいたしますので、今しばらくお待ちください。また今、一番多く選ばれた記念御朱印を発行中です。その他のリターンについても順次進めていきます。ただ、5月6日の活動報告でも書きましたように6月いっぱいまでは秀次公430回忌記念の行事が続きますので、少々お時間をみていただけると幸いです。遅くとも半年以内には皆様のお手元に届けることができるよう頑張ります。
5 月5日にお檀家さんたちによる秀次公と御一族430回忌の法要は勤まり、またクラファンも終了することができましたが、5月6月は記念イベントが続きます。
●記念イベント①/2024年5月19日14:00〜
柳家さん喬落語会 雨月物語「仏法僧」語りと江戸落語
●記念イベント②/2024年6月8日14:00~
安田登一座による創作舞台
●記念イベント③/2024年6月23日13:30~
研究者による記念座談会「瑞泉寺の寺宝にたずねる三条河原の記憶〜豊臣秀次とその妻子たち」
●京都国立博物館 瑞泉寺寺宝修復記念展覧会/2024年6月18(火)〜8月4日(日)
秀次公430回忌 特集展示「豊臣秀次と瑞泉寺」(京都国立博物館の1F展示室)
また活動報告で詳細をご報告していきたいと思っております。引き続き、瑞泉寺と秀次公ご一族をどうぞよろしくお願い申し上げます。
慈舟山瑞泉寺 住職中川龍学 関係者一同