支援総額
目標金額 700,000円
- 支援者
- 133人
- 募集終了日
- 2019年6月14日
目標額の89%が集まりました。立ち退き拒否する地主に会いました
5月8日午前11時半時点で目標額の89%のご支援が寄せられました。ご支援をいただいた皆さま、ありがとうございます。しかし、連休後半から連休明けの本日に至るまでで、ご支援0の日もちらほらあり、やはり89%という数字に油断することなく、気を引き締めて情報を発信していきます。
5月7日。長野県飯田市のリニア駅予定地に行ってきました。
予定地は大きなパチンコ屋の駐車場と農地と農家が占めていて、農家の地主だけで25人前後がいるようです。
そのうち、5~6人が立ち退きに同意しないと言われていますが、そのなかのKさんとYさん(そのうち実名報道しますが、とりあえず仮名で)にお会いしました。
Kさんは江戸時代から続く農家で、自宅だけで200坪はあり、農業は主に柿を生産しています。
リニア駅予定地からわずか数十メートルの距離に住むKさんは、リニア計画に反対というよりも「ここに残らざるを得ない」「どこにも行きようがない」と明言しています。
リニア計画のための土地収用を担当するのは飯田市ですが、
★立ち退き後の代替地が明らかにされていないこと
★柿はその土地の平均温度が1~2度下がるだけで、実の中に種が多くなるので売れなくなる。同じような気候の土地を探せるのかもわからない。
★自宅だけで200坪もの土地の代替地があるはずがない。
そして、こういった物理的な条件のほかに、
★「家というのは、ただ寝起きをするだけの場所じゃない。何十年もかけて育んできた地域というものがある。そこをJRも市も全然わかってくれない」
といった、JR東海と市への根強い不信感があります。
Kさんの妻のJさんも
★「代替地は70から90坪くらいと言われていますが、それだと車一台が駐車できるだけで、私の好きな大根や白菜など育てる菜園もできやしません」
とぼやきます。
JR東海はここにリニア駅を作る以上は、まず測量を行わねばな
りませんが、KさんもYさんも測量だけはさせましたが、その測量結果を認める用紙にはサインはしていません。
JR東海の説明会でも具体的な説明はなされず、用地買収を担う市の担当者は週に1度程度の割合でKさん宅を訪れ、サインへと導くために3時間ほどの長話をしていくとのことですが、市の担当者もまた、「なぜ、ここのリニア駅で一日に乗降客が6800人と試算されたのか。根拠を示せ」との質問には具体的には回答しない(できない?)などで、住民が納得する説明をしないままの推進の姿勢に、KさんもYさんも不信をぬぐえないのです。
Kさんはこう言い切りました。
「私は行政代執行までいってもいい」。
行政代執行とは、簡単に言えば、立ち退きに応じない人の土地や家屋を自治体が強制的に入手することです。具体的に書けば、家屋ならば、屋内にある家具や家電などすべての物品を外に運び出してから家屋を強制的に解体して、そこを更地にする。その場合の、家屋の解体費用や強制立ち退きになった人の引っ越し費用などは、すべてその人の負担となります。
話し合いに応じて立ち退く場合は、その解体費用も引っ越し費用もすべて自治体がもってくれるので、その真逆となる行政代執行は住民も嫌がるし、担当する自治体職員だって嫌がります。でも、嫌なことを嫌と言えない日本人だからそういった業務でも粛々と従うのは目に見えています。
しかしながら、今の時代、人が住んでいる家屋を行政代執行することは、飯田市にとっても、事業主であるJR東海にとっても「汚点」になるのは間違いありません。それでもやるのかです。おそらく、この地域ではKさんだけではなく、数人が「行政代執行まで粘るか」との話はしているとのことです。
また、リニア本線の中心線はパチンコ屋の駐車場を斜めに横断しますが、この駐車場はKさんを含め9人の地主の土地です。パチンコ屋とは20年契約で賃貸契約を結んでいますが、その契約が切れるのはあと4年半。地主もパチンコ屋も今の賃貸契約を中途解約しないとの合意はしているようです。
つまり、2023年秋まではここでは工事はできないことになる。
それが終わっても、Kさん初め数人の地主は土地を売らない。
そこから県が収用委員会を組織して、土地収用の是非を審議(セレモニーですが)することだけを考えても、2027年の開通は難しいように思います。
KさんとYさんからは本日は概要だけを聞きましたが、近いうちに、お二人の半生も危機に行きたいと考えております。
リターン
3,000円
リニア計画取材の活動報告
■お礼のメール
■リニア取材の活動報告
※活動報告は2019年7月〜12月までの最低でも月に1回をメールでご報告いたします。
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
5,000円
リニア計画取材の活動報告+2020年出版予定の著書
■お礼のメール
■リニア取材の活動報告
■当プロジェクトの取材を元にした、出版予定の著書
※活動報告は2019年7月〜12月までの最低でも月に1度メールでご報告いたします。
※新たに出版する著書のみ2020年5月に送付予定です。
- 支援者
- 48人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
10,000円
【活動報告+著書】リニア計画取材をサポート
■お礼のメール
■リニア取材の活動報告
■当プロジェクトの取材を元にした、出版予定の著書
■著書「リニア新幹線が不可能な7つの理由」(岩波ブックレット)
※活動報告は2019年7月〜12月までの最低でも月に1度メールでご報告いたします。
※新たに出版する著書のみ2020年5月に送付予定です。
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
10,000円
【リターン不要の方向け】樫田秀樹を全力サポート
■お礼のメール
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。(寄付控除の対象にはなりません。)
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
30,000円
【活動報告+著書+藍染製品】リニア計画取材をサポート
■お礼のメール
■リニア取材の活動報告
■著書「リニア新幹線が不可能な7つの理由」(岩波ブックレット)
■当プロジェクトの取材を元にした、出版予定の著書
■リニア実験線の近くに工房をもつ、佐藤文子さんの藍染製品
※活動報告は2019年7月〜12月までの最低でも月に1度メールでご報告いたします。
※新たに出版する著書のみ2020年5月に送付予定です。
- 支援者
- 16人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
30,000円
【リターン不要の方向け】樫田秀樹を全力サポート
■お礼のメール
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。(寄付控除の対象にはなりません。)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
50,000円
樫田秀樹による出張講演
■お礼のメール
■リニア取材の活動報告
■当プロジェクトの取材を元にした、出版予定の著書
■リニア実験線の近くに工房をもつ、佐藤文子さんの藍染製品
■出張講演
※活動報告は2019年7月〜12月までの最低でも月に1度メールでご報告いたします。
※新たに出版する著書のみ2020年5月に送付予定です。
※講演時間は2時間とさせていただきます。交通費は別途ご負担ください。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
50,000円
【リターン不要の方向け】樫田秀樹を全力サポート
■お礼のメール
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。(寄付控除の対象にはなりません。)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月