液体肝臓で、フェニルケトン尿症の患者さんに食の楽しみを！

　横浜市立大学の小島伸彦です。本日、液体肝臓クラウドファンディングの研究成果報告会を無事に終了することができました。会場である湘南アイパークにお越しくださった皆様、オンラインで視聴してくださった皆様、大変ありがとうございました。なお、この報告会の模様は録画したものを後日公開する予定です。準備が整うまで今しばらくお待ちください。

　本報告会は、当初はクラウドファンディングの報告だけを行うという予定でした。しかし、継続的に先天代謝異常症や希少疾患についての勉強・議論を行う場にしたいという私の意見を湘南アイパークの担当者が聞き入れてくださり、「希少疾患イノベーション企画 vol.1　先天性代謝疾患の未来について考える」というタイトルとなりました。講師も私の他に、大阪公立大学医学部の濱崎先生、また、インテグリカルチャー株式会社CTOの川島様にご登壇いただきました。濱崎先生にはフェニルケトン尿症の治療の歴史や最近の治療法について、私自身にとっても勉強になるご講演をしていただきました。また、川島様には、インテグリカルチャー社が取り組む培養肉や未来の産業の姿とともに、これらの技術を使った代替食品や治療法開発の可能性について大変刺激的なお話をしていただきました。

　先天代謝異常の治療法を開発していくには、このように多方面の専門家があつまり、議論をしていくことが大切だと思います。今後も様々な知恵を出し合い、液体肝臓はもちろん、他の治療法の開発の活性化にも繋げてまいります。

　本日はどうもありがとうございました！！

会場にお越しいただいた寄附者の藤原様と。