最後の砦をこれからも継続するために｜まあくんハウス第二弾

～ゆっきいがいた1年間～

 

猫のゆっきいの火葬を依頼された時のお手紙です。

 

この度は　ゆっきいのために　代表はじめスタッフさんには大変お世話になりました。

この場をお借りして　ゆっきいへの思いやらなんやら　心に溜まった気持ちを　綴らせてください（涙）

 

 

防府市のボランティアで集結した「さくらみみねこの会」にメンバーから野良猫だけど人馴れした猫が迷い込んできたと相談があり、ゆっきいと名付けたこの子を譲渡会で里親様へ繋げようということになりました。

しかし、ゆっきいはエイズキャリアでした。口もその時から好酸球肉芽腫か腫瘍ができていたと思います。昨年9月に保護主のまりこさん宅に現れ、飼主さんを探すも該当なしで、まりこさんは今年の1月半ばまで面倒をみておられました。ところが、家猫との相性がとっても悪く家猫3匹が隠れて暮らすようになったとか‥💦それで、預かりボランティアさんの所で暮らしていたのですが、もっと伸び伸びといられるようにと「まあくんハウス」のボランティアさんが猫部屋にお世話に通われるので一緒に連れて行ってくださり、エイズ部屋で瑠璃ちゃんというメスが独りぼっちでいたので同居させてもらうことになりました。

瑠璃ちゃんもツンツン猫で　他の猫と相性があまりよくありませんでしたが一人は寂しいのかゆっきいを疎ましく思いながらも「、まあまあ、いてもいいよ、わたしゃあ、別に・・」みたいな感じでした。ゆっきいがお口の治療のため通院していたので、ゆっきいがいない間は寂しそうに鳴いていたそうです(スタッフさんの話)

まりこさんのお宅にご不幸があり、ゆっきいの滞在は1か月くらいだったでしょうか。その間、ゆっきいの体調に変化があり眼振のため病院へ。いつもの注射をしていただきましたが危ない状態だと言われました。次の日は少しは元気を取り戻してご飯も（パウチ）すこぉ～し食べてくれたそうです。でもこのままではと思い、まりこさんに連絡をして大好きなまりこさんの家に連れて帰ってもらうことにしました。お母様の49日も終わっていたのでタイミングもよかった。ゆっきいが帰って1か月。病院には週3回は通っていましたが、とうとう最期を迎えることになりました。年齢不詳でしたが結構な年で、それでも家猫を追いかけ回すほど高齢猫でありながら勢力旺盛だったのでしょう(笑)そんなゆっきい　沢山の人に愛され（保護主さん、まあくんハウスのスタッフさん、さくらみみねこの会のメンバー）

譲渡会に来られた方もゆっきいを気に留めてくださったりと・・ゆっきいがまりこさん宅に迷い込んで（いいえ舞い降りたことにします(笑)）はや1年、ゆっきいはとっても幸せだったと思います。何処から来てなぜ捨てられたのか、ゆっきいは説明しませんでしたが命を終えるその時まで、そしてあの世でも幸せだと思います。

大好きな大好きなまりこさんのベッドの下で息を引き取り、お世話をしてくれた「まあくんハウス」の皆さんに見守られながら煙となったゆっきい。こんな幸せはありません。

 

ゆっきに言いたい。

ありがとう　ゆっきい。

ありがとうね　ゆっきい。

ゆっきいのお陰で　沢山の輪が広がったよ。

悲しいけど　寂しいけど　ゆっきいがいたこと忘れない。みんなの心の中にずっと生きてるから。

　

最後に

「まあくんハウメモリー」でお願いできてよかったです。ゆっきいが知ってる人に囲まれての葬儀、これほど最高の最期はないと思いました。

ありがとうございました。

 

ゆっきいの関係者一同