
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 247人
- 募集終了日
- 2021年3月22日
関係者からのメッセージ
益子町町長 大塚 朋之
今から100年前。濱田庄司とバーナード・リーチという2人の青年が、大志を抱き英国セントアイヴスに渡り、リーチ・ポタリーを築きました。奇しくも当時は、スペイン風邪の大流行が収まらず世界中がパニックの中。困難の中、新たな道を切り拓く過程で育まれた2人の友情は、益子とセントアイヴスにおける芸術や工芸を愛する人々の交流へと広がり、100年の時が経った今に繋がっています。
益子町では、1995年の益子町地域間交流協会を中心とした民間レベルの使節団の派遣を始め、2012年にはセントアイヴスとの友好都市の締結をいたしました。同年には益子町中学生海外派遣事業の訪問地をセントアイヴスとし、現在に至るまでに多くの益子町の中学生が英国の文化を学ぶなどの交流を続けています。
本来であれば、2020年はリーチ・ポタリー100年の記念すべき年となるはずでした。しかしながら、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、益子陶芸美術館で開催した100年を祝う「英国で始まり~濱田・リーチ二つの道」はセントアイヴスの関係者にご覧いただくことなく幕を閉じました。英国で活躍する陶芸家を益子に招き滞在制作を行ってもらう「益子国際工芸交流事業」も、益子で活動している若手陶芸家を約3ケ月間リーチ工房へ派遣する事業も、はじめてセントアイヴスの中学生が益子を訪問する交流事業も、余儀なく中止となってしまいました。
このような状況のなか「“益子エール”~未来に繋げるプロジェクト~」を、栃木県民芸協会様・下野新聞社様を中心に立ち上げていただきました。世界に誇る益子の国際交流を守り、育むためのプロジェクトです。町としても感謝にたえません。
益子町は「幸せな協働体(共同体)・ましこ」を町の将来像として掲げています。文化・芸術を愛する世界の人々が大いに交流することは、人々の幸せにつながるものと確信しています。そして、どうか多くの皆様に協働体(共同体)の輪の中に入っていただき、交流する喜びを共に味わっていただけたら幸いです。多くの方にご賛同をいただきプロジェクトが成功しますよう心よりお願い申し上げます。
そしてコロナ禍が収束した暁には、なだらかに広がる田畑に小高い山や丘、春には水鳥が舞い降り、冬は薄氷に覆われる池、いちご、柿、ぶどう、りんごなど里を彩る四季の恵みが感じられる「陶芸の里」益子町に再び訪れてください。皆様をお迎えできる日を心待ちにしています。
「益子✕セントアイヴス100年祭」実行委員長、(公財)濱田庄司記念 益子参考館 館長
陶芸家 濱田 友緒
「“益子エール”未来に繋げるプロジェクト」へのご支援、宜しくお願いいたします。
新型コロナウィルスが猛威を振るい、益子町の窯業や観光、国際交流などにも大きな影響を及ぼす事態となりました。この様な状況において、クラウドファンディングによる支援事業を益子エール実行委員会によりスタートすることは、大変意味のあることだと思います。
益子エール実行委員会は、経済的な救済支援を頂くクラウドファンディングではなく、未来の益子へ繋ぐための前向きな活動に対しての支援を頂く事業を行います。その活動の柱は、友好都市である益子町とセントアイヴス町の交流事業です。両町の繋がりは、濱田庄司とバーナード・リーチという二人の陶芸家の交流から始まります。今から100年前に、濱田庄司とバーナード・リーチがイギリスのセントアイヴスにリーチポタリーを設立し、二人の本格的な陶芸活動は始まりました。その後、濱田庄司は益子に移住し益子焼を芸術性豊かな国際的な名声を誇る産地へと押し上げ、その後佐久間藤太郎、島岡達三、加守田章二ら多士済々な陶芸家が活躍し、さらに現在は約400名もの陶芸家が腕を競う日本最大の窯業地まで発展しました。かたやリーチポタリーもバーナード・リーチの活躍により多くの弟子が育ち集い、欧米における陶芸の聖地とまで目されるようになりました。
濱田庄司とバーナード・リーチが築き上げた信頼と友情の東西交流を受けて、私も1995年に益子町の地域間交流協会の一員としてセントアイヴスを訪問して以来、これまで10回ほどセントアイヴスを訪問し、リーチポタリーやリーチ家の皆様や様々なイギリスの関係者と交流を深めてきました。セントアイヴスとの交流は陶芸だけではなく両町の中学生同士においても大きな成果を上げてきました。昨年はリーチポタリー設立100年を記念して陶芸や中学生の様々な事業を開催する予定でいましたが、コロナ禍によりほとんどの事業が順延もしくは中止となってしまいました。両町の100年の長きにわたる交流の軌跡を、一時的であろうウイルスの禍災にて中断してしまうのは残念でなりません。益子町では、今年の6月から仕切り直しで「益子×セントアイヴス100年祭」を開催予定であり、この期間中に「“益子エール”未来に繋げるプロジェクト」にて益子とセントアイヴスにお互いの方角と距離を示す標識を建てる目標でいます。この標識にはリーチポタリーと益子焼の陶片を使用し、両町の交流のシンボルモニュメントとしての記念碑とする構想です。また、両町の中学生同士のオンライン交流会も計画しています。
これまでの益子とセントアイヴスの100年の遺産を受け継ぎ、未来の100年へと繋げるこれらの活動に、皆様からの温かいご理解、ご支援を重ねてお願いいたします。
島岡製陶所 代表 島岡 桂
島岡達三は祖父であり師匠でもあり、幼少期は孫として可愛がってもらいました。登園拒否をしていた時には、毎日祖父の仕事場に通い粘土遊びをしていた記憶があります。それが高じて私も焼物の道に入った気がします。修業時代は他の弟子たちと同じ待遇で、始業前の庭の掃き掃除から始まりました。仕事場は自他共に厳しい人でしたので(特に期限、時間厳守)いつも張りつめた空気が流れていました。自身が先生から踏襲してからも、決して口頭で教えてくれることはなく、先生の所作を見て学ぶようになりました。仕事に対する姿勢はいつまでも心に焼き付いています。父、島岡達三は、青年時代に日本民藝館を訪れ深い感銘を受けました。戦後(第二次世界大戦)、大学の先輩であった濱田庄司の弟子となることを許され、家族を伴い益子に移り住み、三年の修行を終えて益子に独立しました。
1960年代に入るとアメリカやカナダ、オーストラリア、ドイツなどの外国から招聘があり、個展・ワークショップ・講義を行うことが増えてきました。そこで民藝に対する影響を受けた学生や陶芸家が来日し、長期・短期に関わらず身元を引き受け、常時数名が島岡製陶所で仕事をしていました。濱田庄司先生から数えると、父は第二世代の民藝継承者ですので、第一世代の民芸の精神を継承し、第三世代(孫世代)に繋げたいという思いが強かったように思います。父の下で学んだ学生たちは、現在世界各地で陶芸家や教育者、建築家として活躍しています。
2011年の東日本大震災の時、遠く離れた益子町の窯業従事者も大なり小なりの被害を受けました。いち早くアメリカオレゴン州在住の先生のお弟子さんから支援の申し出があり、受入先としてNPO法人MCAAが設立されました。それからオレゴン陶芸家協会(OPA)との交流が生まれました。時を同じくして、父の1970年代の作品40数点がサンフランシスコのコレクターの倉庫から発見され、ご遺族の意向で返却したいとなりましたが、これらをオレゴン州ポートランドにあるJAPANESE GARDEN内のギャラリーに寄付することにしました。
このオープニングの時に益子との「絆展」が同時開催され、MCAAメンバーと共に渡米し、JAPANESE GARDEN、各地の大学でワークショップ、デモンストレーションを行うなど行いました。今、COVID19の影響で益子町への観光客も減少し、昔のような活気が見られなくなってきました。はやく平穏無事な生活に戻り、安心して往来できることを願っています。このプロジェクトに参加することで益子町に新しい未来が開けますことを切に願います。
陶芸家、NPO法人MCAA代表
アンドリュー・ゲムリッチ
『”益子エール”〜未来に繋げるプロジェクト』イベントの一環として、益子・セイントアイヴズ100年記念モニュメント制作にMCAAが参加出来ることを嬉しく思います。濱田庄司とバーナード・リーチの交流により、「益子」は世界中に名を知られました。彼らの交流をきっかけに、これまで国内外問わず多くの陶芸家がこの地を訪れ、勉強したり、交流を続けてきました。陶芸界には計り知れないほどの影響があると思います。私自身、若い時に陶芸を学ぶためアメリカから益子に来た一人です。益子はオープンに受け入れてくれました。そして気がつけば28年間この地にいます。100年前から続く益子のそのオープンな下地もあり、MCAAの事業の一つに国際交流事業の活動があります。現在、アメリカ、韓国、中国、イギリスの産地や陶芸家との交流をしています
東日本大震災で被害を受けた益子の力になりたいと、多くの海外の作家や益子焼愛好家の方々からの支援を頂きました。それをきかっけにMCAAは2011年に益子周辺の陶芸作家や芸術家支援団体として設立したNPO法人です。それと同時に当時地震によって大量の割れた陶磁器が発生しました。処分するのも大変な量で、これを有効に活用かリサイクルできないかと考えました。環境問題を意識しながら、再利用方法に取り組み、トウジャRe事業を開始しました。不要になった器を収集、粉砕、研磨作業後、それぞれ使用目的に合わせてサイズを揃えて商品化しました。建材やモザイク、飾り、アクセサリーなどの材料として利用できます。
今回の記念モニュメント制作にあたり、今までの交流の歴史、環境と持続可能性を意識してトウジャReを材料として使うことにしました。2019年MCAAの交流事業で来日したイギリス人陶芸家デービッド・ビンズ氏は、長年リサイクルと環境問題を研究しており、陶磁器を再利用したアート作品の制作や建材資材を開発しています。氏の技術と協力を得て、益子とセイントアイヴズ双方の陶片のトウジャReを使用した次の100年に繋がる作品を益子とセイントアイヴズに設置する予定です。
リターン
3,000円

益子ミュージアムコース(3,000円)
益子にお越しいただき、益子の魅力を楽しんでいただくコースです。
※濱田庄司記念 益子参考館・益子陶芸美術館
【休刊日】月曜日(祝休日の場合は翌日休館)
★ サンクスカード送付
(濱田庄司記念 益子参考館/益子陶芸美術館 共通入場券付き)
★ 支援者氏名の掲出/サイズ小(希望者のみ)
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
3,000円

おうちで〝益子〟トウジャReコース(3,000円)
益子焼の陶片を活用した「トウジャRe」で、おうちで益子を感じていただくコースです。
★ お礼のメール
★ 支援者氏名の掲出/サイズ小(希望者のみ)
★ 益子「トウジャRe」セット
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
3,000円

益子ミュージアムコース(3,000円)
益子にお越しいただき、益子の魅力を楽しんでいただくコースです。
※濱田庄司記念 益子参考館・益子陶芸美術館
【休刊日】月曜日(祝休日の場合は翌日休館)
★ サンクスカード送付
(濱田庄司記念 益子参考館/益子陶芸美術館 共通入場券付き)
★ 支援者氏名の掲出/サイズ小(希望者のみ)
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
3,000円

おうちで〝益子〟トウジャReコース(3,000円)
益子焼の陶片を活用した「トウジャRe」で、おうちで益子を感じていただくコースです。
★ お礼のメール
★ 支援者氏名の掲出/サイズ小(希望者のみ)
★ 益子「トウジャRe」セット
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月

緊急支援|岩手県大船渡 山火事被害へのご支援を

- 現在
- 7,105,000円
- 寄付者
- 741人
- 残り
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- 550,000円
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【大船渡 山林火災】3.11の被災地が再び被災. 緊急支援を開始!

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