子どもが抱える悩みを受け止める街の保健室｜KuKuNa開設へ

３月１７日の夕方のNHKニュースにて、ユースウエルネスKuKuNaの開設と内覧会が開催されたことを取り上げていただきました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240317/1000102979.html

ユースウエルネスKuKuNaではこれまでもお知らせしているように、スウェーデンのユースクリニックを参考に、広く若者の悩みを受け止める場所を作りたいと思い、開設の準備を行ってきました。

性の悩みだけに留まらず、メンタル面の不調・学校や家庭における人間関係・いじめや虐待を含む暴力の問題・不登校・貧困・ヤングケアラーなど、子どもが抱える悩みを広く受け止める場として設置します。

そのような相談を受けるにあたり、前提として子どもの気持ちやプライバシーを尊重する姿勢で対応を行います。悩みや相談は子どもの数だけ多様にあり、相談の内容やご希望によって、まつしま病院の受診につなげることや（まつしま病院で対応が難しい場合は）対応できる機関をご紹介することもあります。

そして暴力被害の相談を受ける可能性も十分にあると思っています。

子どもの性暴力やいじめなどの犯罪にかかわる問題に対して、ユースウエルネスKuKuNaとまつしま病院のみでの対応では子どもの安全と健康・権利を守ることができません。

そのため、相談状況によっては多機関多職種の連携が必須になっていきます。

子どもの悩みを広く受け止める街の保健室として、ユースウエルネスKuKuNaが受け止める相談は多岐に渡り、そしてその支援内容も幅広いことを想定はしています。

これまでの経験や方法論が通用しないこともあるかもしれませんが、子どものSOSを受け止めてできる支援を考える責任が大人や社会にはあると感じています。

ユースウエルネスKuKuNaとして、まつしま病院として、懸命に対応していきますが

多領域の専門職の方々にもご指導ご助言いただきながら対応していきたいと思っています。そのような折はよろしくお願いいたします。

ユースウエルネスKuKuNaが開設する（開設した）ことを広く知って頂くために、今後もメディアを利用したPR活動を引続き行っていく予定ではありますが、報道においてはユースウエルネスKuKuNaの意向がすべて尊重されるわけではありません。時間的制約や製作者サイドのご意向もあります。

私たちも報道を見て、足りない情報を補足しながらユースウエルネスKuKuNaの活動について社会に広く正しくご理解して頂けるよう努力を続けていきたいと思っています。

NHKニュースでの報道を受けて他社からの取材の依頼もありました。

前向きに歩みを進めてまいります。

ユースウエルネスKuKuNa室長　幸﨑