企画は無事、終了しました。ご協力ありがとうございました!
メキシコの行方不明者家族の会代表、ルシア・ディアスさん講演会、インスタレーション「記憶の足跡」展示、ドキュメンタリー映画『ある捜索の記録』上映、さらに東京だけでしたが演劇グループ、セロ・ウアチパによる劇の上演と、もりだくさんの企画でしたが、多くの方々にご参加いただき、おかげさまで無事終了いたしました。
マスコミにも取り上げてもらうことができ、メキシコの今日の悲劇的な現状をより多くの日本人が知る機会とすることができたのではないかと思います。ご協力くださいました皆様、ありがとうございました。
ルシアさんの日本滞在中は、例年にない猛烈な残暑が続き、体調を崩されないか心配でしたが、ルシアさんは予想以上に精力的で、夜遅くまでのイベントでも力強く語り、最後まで疲れを見せず、あらゆる質問に的確にこたえてくれていました。9月3日の大阪でのイベントの翌日に超大型台風が関西を直撃しましたが、寸前で関西を脱出することができたのは運が良かったとしか言えません。ルシアさんは日本に多くの友人や支援者を得て、感謝の言葉を残してメキシコに帰って行かれました。
インスタレーション「記憶の足跡」でも、偶然会場を訪れたという方の中にも関心を持って見て下さる方があり、メキシコの現状を初めて知った、ショックを受けたと多くの方が感想を述べて下さいました。メキシコから50足もの靴を運び、展示を行った買いがあったと思います。設営から受け付け、撤収まで協力して下さったボランティアの方たちにも、心より感謝申し上げます。
プロジェクトの収支に関しては、当初の予定よりイベントの数が増えたこともあり、予想以上に出費がかさんでしまいました。クラウド以外からの個人や団体からの支援を足しても、予定していたルシアさんの団体への寄付30万円を20万円とせざるをえなくなりました。多いとはいえない金額ですが、ベラクルスの秘密墓地発掘のための資材購入などに充ててもらいます。ルシアさんの団体は資金管理がしっかりしており、有効に活用してもらえるはずです。寄付金は、山本が来年メキシコを訪れる際に持参する予定です。
今後ともメキシコの行方不明者問題をはじめとする人権状況について、情報を発信していく予定です。またルシアさんらの「ソレシートの会」と連絡を取り合い、現地の状況も日本にお伝えしていきたいと考えています。
2018年12月にメキシコは新政権に交代します。果たして現在の暴力的な状況がどこまで改善できるのか、いっしょに見守っていく必要があります。
クラウドファンディング プロジェクト 収支報告
<支 出>
航空券 メキシコシティ―成田 118,060
宿泊費
9/1~3, 9/8~9京都 (スタッフ宿泊費含む) 50,360
交通費
8/25,9/6 ルシアさん成田出迎え・見送り 16,970
8/27,9/2 荷物搬送タクシー 8,950
ルシアさん京都往復 26,140
スタッフ京都往復(のべ5人) 130,700
ルシアさん交通費 7,040
スタッフ交通費 61,970
会場費
8/26 早稲田奉仕園 40,800
8/31 東京ウィメンズプラザ 19,900
9/1 京都ひとまち交流館 5,540
9/3 スタンダード・ブックストア 12,800
(会場費32,400円-(会費1000円-ドリンク代300円)×28人)
チラシ・ポスター印刷
プリントパック(大判はがき、チラシ、ポスター) 16,595
京都市市民活動総合センター 848
雑貨・飲食代など
レターパック(チラシ送付)×3 1,080
宅配便 (チラシ、靴など) 4,868
雑貨 5,292
飲食代等 65,507
京都観光 9,920
映画上映権料 29,503
Readyforシステム利用手数料 148,716
「ソレシートの会」へのカンパ 200,000
合計支出 981,559
<収 入>
クラウド・ファンディング総額 810,000
クラウド外からの収入
日本ラテンアメリカ協力ネットワークから支援金 50,000
会場カンパ 7,810
個人様からの寄付① 30,000
個人様からの寄付② 10,000
個人様からの寄付③ 73,749
合計収入 981,559