こんにちは!右田です。

 

皆さまのおかげで達成まであとわずかとなっております。

ありがとうございます!!

 

ここで少しだけ父の話をさせてください。

 

生前父も祖父からみかん畑を受け継ぎ、ミカン農家として

ここ天水町で頑張っていました。

 

ですが、時代もあってかその経営は相当に大変なものだったと聞いています。

まだインターネットがそれほど普及する前の時代です。

 

父はどうしても観光農園をやりたかったようで、「みかん狩り」の看板を自作していました。

当時まだ小学生だった私も看板作りをお手伝いした事を今でもまだはっきりと覚えています。

 

クルマや機械が大好きな父はとても器用で、エンジンでもなんでもバラバラにして修理したり、倉庫から道具まで、なんでも自分で作っていました。

(おかげで私もその影響を受けています)

 

そんな父はなぜ、観光農園をやりたかったのか。

それは経営を少しでも改善させるという目的だけではなく、

みんなに楽しんでもらいたいと考えていたようです。

 

子供から大人まで心から楽しんでもらえるような、

ずっと残る思い出になるような素敵な体験。

 

全然儲からなくても、父の目指していたものはそこでした。

 

そして家族で看板を設置した次の週、まだ一組もお客様が来ていないのに、

猛烈な台風が来て看板は壊れて倒れてしまいます。

 

父はそれでも諦めずに修理して、その他の設備も整えるものの、

一向にお客様はやってきません。

 

当時の右田家をリアルに物語っているエピソードです。

なんでも自分で勉強してやってのけてしまう器用な父も商売は苦手でした。

 

ミカン狩りにはお客がこない。

こだわってつくった美味しいミカンも全然売れない。

そんな父をどうにか助けられないかと、子供ながらにずっと思っていました。

 

そんな父も、ガンに侵され、若くしてこの世を去ってしまいます。

さぞかし無念だったことと思います。

 

父と私とは経営のやり方がまるで違います。

ただ、ミカンづくりのこだわりと、心から楽しんでもらいたいと願う気持ちが同じだということに、実は最近になって気が付きました。

 

私が挑戦していることはずっと自分独自のアイデアだと思っていたのに、

その目標の中には、父の夢も内包していました。

 

私の夢の柱となるべき今回のワイン造り。

あとすこしでその目標に届こうとしていますが、

私たちの挑戦はまだまだ始まったばかりです。

 

どうか、これからも見守っていてください。

 

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